ヘアメイクアーティストになるために必要な重要なこととは? 向き、不向きはある?
ヘアメイクアーティストになるのに外せないこと、重要なことって何だと思いますか?
また、向き不向きはあるのでしょうか?
これからヘアメイクを目指す方やアシスタントをしている方にとって、何らかの気づきに繋がると嬉しく思います。
ヘアメイクアーティストを目指すうえで必要な資格とは?
多くの方もご存じのように美容師になるには国家資格である「美容師免許」が必要になります。
かなり前の話になりますが、当時超有名美容室で仕事をしていたカリスマ美容師の方が、美容師免許を持たずに営業していたことが発覚し、大変な問題になりました。
ではヘアメイクアーティスト、メイクアップアーティストに資格は必要か?
美容師免許を持っていなくてもお仕事をすることが出来ます。
分かりやすく言えば、自分でヘアメイクアーティストだ!!と言ってしまえば、ヘアメイクアーティストとして成立してしまうのです。
ただ、ヘアメイクアーティストだと宣言したからと言って、急にお仕事の依頼が来るかと言えば、もちろんそんなことはありません。
ヘアメイクアーティストを目指すうえで重要なこと
先ほども書きましたように、急にヘアメイクアーティストです!!と宣言したからといって急に仕事が出来るようにはなりません。
なぜなら、誰もあなたのことを知らないからです。
SNSを使って自己アピールしますか?
それも悪いことではありませんが、何の経験もないのにお仕事をくれるほど甘い世界ではないのです。
ではどうすればいいのか?
ここが一番重要な部分だと思いますが、ヘアメイクアーティストの元で経験を積むことが一番重要ではないかと思います。
たまにですが、誰のアシスタントにも付かずに急に有名になったりする方もいらっしゃいますが、そのようなケースは稀の稀です。
ほとんど起きない!!と思ってもらって良いでしょう。
アーティストの元でアシスタントを行うことで、以下のような素晴らしいことが解るようになります。
*仕事の流れがだんだんとつかめるようになる
*コスメについて様々な知識が増える
*周りのスタッフとのコミュニケーションのとり方がわかってくる
*技術的な事を勉強できる
これらの事はヘアメイクアーティストを目指すうえでとても重要な事になってきます。
向き不向きはあるのでしょうか?
世の中でよく耳にする言葉の1つに、「向き、不向き」という言葉があると思うのですが、皆さんはこの言葉をどう思いますか?
私の中では向き不向きは無いと思っています。
なぜなら、向いていると言われていた人がその仕事をあっさりと辞めたり、不向きだと言われ続けていた人が最終的に大きな結果を出したという話しをよく聞くからです。
結局のところ、はじまりの段階で向き不向きというものはなく、「長く続けている人が結果的に向いている人」と言うほうが自然だと思います。
ヘアメイクアーティストを始めて年数が浅いころは、「自分にはこの仕事が向いてないのでは?」と感じる方が多いと思いますが、続けているうちに感じ方が変わってきます。
もちろん、ヘアメイクの仕事が嫌いになってしまったら続ける必要は無いと思いますが、
「好きは好きだけど続ける自身が無くなった」
「自分には向いていないような気がする」
と感じることは誰にでもあることです。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉がありますが、好きなことは多少のトラブルや上手くいかないことがあったとしても、色々と工夫したりアイデアを出したりして、うまく切り抜けることが出来ます。
なので、結果的に上手になれるのです。
最近特に感じることですが、これからの時代は嫌な仕事を我慢して続ける時代ではなく、好きな仕事を自分の好きなスタンスで続ける時代だと思います。
いかがでしたか?
今回はヘアメイクになるのに重要な事や向き不向きはあるのか?についてお伝えしました。
私自身は美容師時代を含めるとかなり長い年数この業界で仕事をしてますが、当然辞めてしまいたい!!と感じたことは幾度となくあります。
しかし今現在も現役のヘアメイクを続けているのは”好きだから”という理由。
ただそれだけです。
今回のコラムが、これからヘアメイクを目指す方やアシスタントをしている方々にとって、何らかの参考になれば嬉しく思います。
ひらかわ