「ユーザー」とは

「ユーザー」という言葉は何気なく使うビジネス用語ですが、業界によっては多少意味が変わってくるようです。




「ユーザー」の意味は

英語の「user」を語源とするこの言葉、ひとくちに「ユーザー」といっても、業種によっては次のような意味になってきます。

・ユーザー【user】(メーカーに対して)商品を買う人。商品を使う人。使用者。(大辞林より)

・実際に製品を使ったりサービスを受ける人。利用者。使用者。最終消費者。企業にとっては「顧客」(カスタマー)の意味もある。(ナビゲート ビジネス基本用語集より)

・ソフト、ハードを問わず「利用者」のこと(パソコンで困ったときに開く本より)

情報システムにおいては、利用する一定の権限を与えられた人間のこと、あるいはその特定の権限を一意に識別するためのアカウント情報のことを指す場合もある。(IT用語より)

このように「ユーザー」は翻訳しようとすると意外に説明が多くなってしまうことが分かります。

「ユーザー」の類語は?

「ユーザー」の類語もやはりさまざまです。ビジネスの業態や場面によっては変わってくるようです。

例えば「使用者」。これは文字通り何かを使用していることが考えられます。

「利用者」は、何かのサービスを利用していることが考えられます。

「カスタマー」(顧客)や「コンシューマー」(消費者)はどうでしょう?

いずれの類語も「ユーザー」に比べて使い方や意味を限定的にするようです。

「ユーザー」は相手側にざっくりと意味を受け取らせることができる、非常に便利な言葉といえます。

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「ユーザー」を使った具体的な会話

以上を踏まえ、業態を意識して具体的な会話を見て行きましょう。

「ユーザー」を使った会話例1

「客にここまで手順を踏ませる製品というのは、ユーザーフレンドリーの観点にまったく反するだろう。」

製品の取り扱い説明が煩雑で難しいようです。ユーザーフレンドリーとはまさに使い手の便利さを示しています。この会話はメーカー側の発言といえそうです。

「ユーザー」を使った会話例2

「ここのブランクにユーザー名とパスワードを入れてください。」

パソコンをお使いの方ならよく見る文章かも知れません。むしろ、IT関連やパソコンの操作で「ユーザー」という言葉を知る人が多いのかも知れませんね。

この記事のまとめ

「ユーザー」は業種によって意味が少しずつ変わってくることがおわかりいただけたでしょうか。

業種によって「ユーザー」が意味だけでなく関わりも変わってきます。そのため、「エンドユーザー」という言葉によって、一般的な消費者を区別する場合もあります。

「ユーザー」を明確に知るということは、企業の本質を知ることにつながります。ビジネスシーンでは「ユーザー」が誰なのかを明示して接することが必要です。

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