ソーシャルメディアとは(読了時間:4分55秒)

ソーシャルメディアといわれると、TwitterやFacebook、InstagramやLINEなどを思い浮かべるのではないでしょうか。

とくにスマートフォンを利用している場合、多くの人が何らかのソーシャルメディアに触れています。

そのため、何となく言葉の意味は分かるという方が多いかもしれません。

今では生活から切り離せない人もいるほど浸透しているソーシャルメディア。

その仕組みや企業での使われ方などをみてみましょう。

ソーシャルメディアとは

ソーシャルメディアとは、オンライン上で多数かつ双方向のコミュニケーションを図れるメディアの総称です。

ソーシャル(Social)に「社会の」「社交上の」という意味がある通り、発信された情報はネットワーク上に形成された社会的なつながりを通して広がる仕組みになっています。

ソーシャルメディアに該当する媒体には、さまざまな種類があります。

Facebookに代表されるSNSから、ミニブログのTwitter。

メッセージアプリのLINEやコミュニケーションの要素を持たせたソーシャルゲーム。

掲示板形式で問題解決を図る公式コミュニティなどもソーシャルメディアのひとつです。

また写真や動画を投稿し合うメディアでは「共有サービス」という表現がよく用いられ、特定のジャンルに特化したものもあります。

ソーシャルメディアとSNSの違い

日本でソーシャルメディアに注目が集まるようになったのは、TwitterやFacebookが日本でサービスを開始した2009年~2010年頃。

サービスが浸透し始めた2011年~2012年にかけてGoogleでの検索数が急増しています。

当時、これらのサービスがSNSとして紹介されていたこともあり、ソーシャルメディアとSNSはほぼ同義語として使われています。

実際にはソーシャルメディアとSNSは同じ意味ではなく、ソーシャルメディアのひとつとしてSNSが存在しています。

SNSはソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service)の略で、社会でのつながりをネットワーク上で実現するものです。

そのためつながりには相互の承認が必要で、発信する情報も設定された範囲でのみ公開されます。

TwitterはSNSとして認識されることが多いですが、Twitterはあくまで公開型の情報発信ツール。

2011年のMobilizeカンファレンスでは「ソーシャルネットワークではない」とのコメントも発表しています。

ソーシャルメディアマーケティング

ソーシャルメディアは登場以来、企業からも高い注目を集めています。

今では多くの企業が顧客獲得のためにソーシャルメディアを活用。

ソーシャルメディアの活用プランを企画・コンサルティングするソーシャルメディアプランナーや、運用代行サービスが存在するほど一般的になっています。

企業がソーシャルメディアを重視する理由は、顧客とのコミュニケーションや顧客の先にいる潜在顧客への情報発信にあるといわれています。

ソーシャルメディアが登場する以前は、情報発信は企業から一方的に行うしか方法がありませんでした。

それがソーシャルメディアでは、利用者とのつながりを作ることで、その個人のつながりの和にも入ることが可能になります。

口コミなどはその代表的な例といえるでしょう。

オンラインでは商品の魅力が利用者によって伝播していきます。

もちろん、実社会での口コミも受け手への影響力が大きいですが、1人が発信できる情報には限りがあるため効果としては限定的です。

それに対してソーシャルメディアでは顧客を介して情報が発信され、その先に広がる多くの人々に広がったり、ユーザー間のコミュニケーションが発生したりもします。

企業は情報発信に留まらず、そこから多くの顧客の声を知ることもできるのです。

ソーシャルマーケティングを研究するメディア

国内におけるソーシャルメディアマーケティングの先駆者的な企業が運営しているメディアもあります。

各メディアでは、ソーシャルメディアを活用したマーケティングノウハウや事例などを紹介しています。

ソーシャルメディアラボ

運営元の株式会社ガイアックスにおける、ソーシャルメディアマーケティングの研究機関です。

ソーシャルメディアの利用方法の研究や、企業の担当者やマーケターに向けて情報発信を行なっています。

SMMLab(ソーシャルマーケティングメディアラボ)

アライドアーキテクツ株式会社が運営するネットメディアです。

ソーシャルメディアマーケティングに特化し、事例や手法、最新動向などを発信しています。

ソーシャルメディアのメリット・デメリット

ソーシャルメディアは企業・個人に関係なく、これまでのコミュニケーションのあり方に大きな変化をもたらしました。

それにはよい面もあればそうでない面もあり、どちらも知っておく必要があります。

企業と個人のそれぞれで、メリットとデメリットをみてみましょう。

ソーシャルメディアのメリット

個人
・ツールを通して簡単につながることができる
・世の中のさまざまな意見を知ることができる
・連絡先の変更を伝えなくても、ツールを通して連絡を取り合える
・簡単に情報の送受信ができる

企業
・顧客の声を知ることができる
・顧客とのコミュニケーションが容易で、ブランドに対する親しみやすさや信頼性の向上を図れる
・発信した情報が届きやすい(広がりやすい)

ソーシャルメディアのデメリット

個人
・情報の信憑性に関わらず、話題になると広がりやすい
・誰でも気軽に発信できるため、情報の質は個人に委ねられる(不適切な情報が公開される可能性もある)

企業
・間違った情報も広がりやすい
・トラブル対応を誤ったり不用意な情報発信したりすると、ブランドイメージが損なわれる可能性がある
・運用に手間がかかる

インターネットの場合、一度発信した情報はどこかに記録されていることが多く、取り消すことは容易ではありません。

そのため企業が運用する際には細心の注意が必要です。

何らかのトラブルがあった際などに対応をめぐって、いわゆる「炎上」する可能性もあります。

炎上はすでに馴染みのある言葉になっていますが、ひとつの話題に火が付き、消化できないほどにコメントが集中してしまう状態です。

コメントの多くは非難する内容で、中には誹謗・中傷などが含まれる場合もあります。

一度でも炎上が起こると、企業はブランドイメージを傷つけることになり、信頼の回復には多くの時間と労力が必要です。

場合によっては回復できないことさえあります。

ソーシャルメディアポリシー(ソーシャルメディアガイドライン)

ソーシャルメディアでは、誰もが気軽に情報や意見を発信することができます。

個人としての発信は発信者のみに影響がありそうですが、実は所属する企業にも影響を及ぼす場合があります。

そのため万一の事態を未然に防ぐために、企業や組織では社員や職員をはじめとする関係者に対して、適切な利用を働きかけるソーシャルメディアポリシー(ソーシャルメディアガイドライン)を用意しているケースも多く見られます。

ソーシャルメディアの誕生によって、オンラインでの双方向のコミュニケーションが手軽にできるようになりました。

誰もが情報の受け手であると同時に、送り手でもあります。

そのつながりによって形成されたネットワークを企業は宣伝活動にも活用しています。

ソーシャルメディアはFacebook、Twitter、YouTube、Instagramなど数多くのユーザーを抱えるサービスも多く、私たちの日常に浸透しています。

簡単に利用できて楽しめる反面、使い方を誤るとトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、適切な利用を心掛けることが必要です。

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