就職昇進と昇格の違いとは?(読了時間:1分43秒)

会社などの組織に所属して働くのであれば、「仕事をがんばって、どんどん昇進や昇格を目指したい!」という気持ちになるものですよね。 実際に昇進、昇格をすれば、毎月の給料やボーナスが跳ね上がったり、それまでよりも難しい仕事に挑戦できるチャンスを掴んだりすることができます。 しかし、皆さんは「昇進」と「昇格」という言葉は、それぞれ別の意味を持っていることをご存じでしたか? 今回は、これらの言葉の意味と使い方について見ていきたいと思います。

昇進とは何か

「昇進」とは、現在の職位よりも上位の職位に任用されることを意味します。

職位というのは、組織内における役職などのポストを示します。職位の順番は、基本的には以下のようになっています。

主任→係長→課長→次長→部長→本部長、事業部長→常務→専務→社長→会長
※会社によっては、主任クラスを「サブリーダー」、係長クラスを「リーダー」、部長を「マネージャー」といったように、別の名前で置き換えているところもあります

たとえば、新入社員のときは役職に就かない平社員だった人が、経験を積んでいくにつれて主任→係長→課長→部長…といったように、上の役職へと上がっていくことを昇進といいます。

昇進は、組織のポジションに空きが出る際に、上司からの推薦や、会議によって選考・選抜されることで可能となります。

昇格とは何か

では、次に「昇格」について見ていきましょう。

「昇格」とは、会社など組織内の職能資格制度において、現在の資格(等級)から上位の資格(等級)に上がることを意味します。

等級を決定する職能資格制度は、会社によって呼ばれ方が異なります。職務等級制度、役割等級制度といった名前が使われていることもあります。

「等級」とは個人の能力を示すようなもので、人事考課や社内試験、面接などの結果をもとに与えられます。

等級は、1等級→2等級→3等級といった形で設定されています。

昇格するには、現在の等級の要件をすべてクリアするか(これを「卒業方式」といいます)、一つ上の等級の仕事が任せられると判断された際に(これを「入学方式」といいます)可能となります。

つまり、その組織内において、より高い地位に認定されることが昇格です。また、定められた給料のランクが上がることも昇格となります。

昇進と昇格はイコールではない!

多くの組織では、基本的に能力が上がればその分だけ難易度が高い仕事や、責任のある仕事を任せてもらえるようになるため、昇格をしていくことが結果的に昇進につながるケースは多々あります。

しかしながら、昇進と昇格は決してイコールの関係にあるものではありません。

たとえば主任の人が昇格しても、係長のポストが空いていなければ主任のままということは十分にあり得る話ですし、会社の判断によって課長から部長へと昇進したしても、等級が変わらない場合は昇格とはいいません。

社会人になって会社などで働くことになれば、どうしても自らのポジションや地位を意識する機会が増え、「昇進」や「昇格」という言葉を頻繁に目にすることになるはずです。 「昇進」と「昇格」は一件同じように見えても、まったく意味が異なる言葉の代表例となりますので、しっかりと使い分けができるようにしておくとよいでしょう。