会計年度とは

会計年度(fiscal year)は、国や地方自治体の財政運営のため、収入と支出を通常1年区切りで制度化したものです。

企業の場合は、事業年度、営業年度ともいいます。





国によって年度初めが異なる

日本の会計年度は、財政法や地方自治法によって毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わると定められています。

日本のそれと同じ国は、イギリス、カナダ、インドなどです。

アメリカは10月~9月、オーストラリア、スウェーデンなどは7月~6月、中国、韓国、フランス、ドイツ、ロシアなどが暦年と同じ1月~12月です。

企業の会計年度はさまざま

企業は、会社を設立する際に、定款によって決算期を定めなくてはなりません。

多くの企業は4月1日から3月31日までを事業年度に設定して決算期としていますが、9月1日から翌年8月31日といったように、企業が自由に設定することができます。

事業年度の終わりにする財務報告は本決算、ほかにも半期決算や四半期決算などがあり、業績などの情報開示や透明性を高めています。

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会計年度は国家活動の合理的管理のため

国は国家の経済活動で生じる財産の出入りを出納、記録して、国家財政の経理状態を常に明白にするとともに、経済活動を合理的に管理する義務があります。

会計年度はそのための制度であり、財政法、会計法、国有財産法などの規制を受けて処理されます。

国家予算の決済は原則非公開

国は企業のように、会計年度にする決算報告は義務づけられていません。

一方企業の事業年度は、定款に併せて、毎年1回に貸借対照表を作成しなければなりません。

株式会社なら1年に1回は株主総会を開いて、株主から決算の承認を受けなくてはならないのです。

この記事のまとめ

学校がそうであったように、4月に始まり、3月に終わるという習慣が日本では一般化しています。

ですが、企業や他の国ではそうとは限りませんので、違いを調べてみるのもいいでしょう。

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