ホテルフロントに向いているのはどんな人?
「フロントってずっとにこにこしていないといけないから大変そう」と友人に言われたことがあります。
皆さんはフロントに対してどのようなイメージがあり、どのような人が向いていると思いますか?
実際にフロントで働く私が考える、フロントに向いている人について紹介します。
ホテルフロントに向いているのはどんな人?
ホテルのフロントに向いている人はどういった人なのでしょうか?
私の考える人物像を3点紹介します。
向いている人1
人当たりのいい人
これは、なんとなくわかる方が多いと思います。
・明るく元気
・柔らかい愛想のいい対応
こうした人が向いています。
フロントはホテルの顔
フロントはまさしく ホテルの顔です。
フロントの主な業務は、チェックインとチェックアウトですが、フロントに来る人は泊まりに来る人だけとは限らないからです。
ホテルの作りにもよりますが、ホテルに来る人のほとんどが フロントに何かを聞きに来る可能性を持っています。
ホテルにくる人は様々
例えばどんな人が来るでしょうか?
お客さんであれば
・宴会に出席をする人
・レストランで食事をしにきた人
ホテルを利用する人がわからないことがあれば、必ずフロントに聞きにきます。
例えばこんなことを聞かれます。
・宴会場はどこなのか
・レストランはどこなのか
・荷物を預けるところはどこなのか
もしくは宿泊しているお客さまがわからないことがあってフロントに尋ねてくることもあります。
これ以外にも
・営業担当などとアポイントを取っているお客さま
・宿泊者とロビーで待ち合わせをしているお客さま
・タクシーでの忘れ物を届けにきたドライバー
・宅配やAMAZONなどの業者
など実に多くのお客様がフロントにはきます。
そういった方の対応を全てフロントでする必要があり、その人たちのホテルの印象をフロントが左右します。
そのため、どんなお客様であっても等しく気持ちのいい対応をできることが必要です。
向いている人2
臨機応変に対応できる人
フロントというのは 対応力が求められることが多いです。
マニュアル通りの対応をしていても通用しないこともあります。
マニュアル通りにいかない仕事
全てお客様の言いなりになっていうことを聞く必要はありません。
ただ下記のような意識は必要です。
・難しいことでもできるだけNOと言わない
・対応できる範囲で代案を提案する
相手によって求めるサービスは違います。
それを理解し、実際にサービスに反映させていく必要があります。
向いている人3
すぐに気づき、反応できる人
フロントでの対応として、広い視野と素早い反応ができることが求められます。
すぐに気づき、すぐに反応する
一番最初にもあげたようにフロントには様々な人が訪れます。
・お客さまにすぐ気づく(何か困っているのか、探しているのか察知する)
・お客さまにすぐ声をかける
お客様から声をかけられる前にこちらから反応し声をかけることが必要です。
また様々な人が訪れるという関係で、即座に反応していい意味でさばいていくこともできる人が重宝されます。
それができないとお客様を必要以上に待たせてしまったためです。
向いていない人がフロントを目指す場合
【向いていなくても大丈夫】
仮に自分が今挙げた条件を満たしていなくても、大丈夫です。
仕事をする内に慣れますし、対応できるようになります。
特別な才能などなくても、どれも十分にできるようになる可能性があるものです。
私自身も3点全て満足にできるとは言い難いですが、日々の業務において少しずつ成長できるので問題ありません。
また挙げた内容は、フロントでなくても他の仕事にも通ずる内容もあるかと思います。