弁護士秘書の仕事のいいところと良くないところ
弁護士秘書という職種に興味があるけど、いまいち仕事に対するイメージがわかないという方も多いでしょう。
今回は弁護士秘書を経験した私が、個人的な考えではありますが、弁護士秘書のいいところと悪いところをお伝えします。
弁護士秘書のいいところ
弁護士秘書は女性がとても働きやすい職種です。
今回は弁護士秘書のいいところを3つ紹介します。
さまざまな事務作業を経験できる
弁護士秘書の仕事は多岐に渡り、具体的には以下のような仕事をします。
・来客対応
・コピー、ファイリング
・Excel,Word,Power Pointによる資料作成
・請求書作成
このようにさまざまな事務作業をする必要があるので、基本的な事務作業をひととおり覚えることが出来るのがいいところです。
ライフワークバランスが取りやすい
弁護士秘書の仕事は一般的にそこまでハードワークではなく、残業も少ないことが多いと思います。
そのため仕事とプライベートの両立がしやすいです。
弁護士秘書は女性が多く、女性がとても働きやすい環境が整っています。
育休や産休が取りやすく、復帰をする人が多いため、結婚出産を経ても長く働くことが可能です。
多くの人と関わることができる
弁護士秘書は、弁護士や秘書、クライアントなど、多くの人と関わる仕事です。
毎日人と細やかなコミュニケーションを取る必要があるので、正直それが疲れることもあります。
しかしいろいろな人と関わるからこそ、仕事を通じて友人や仲間がたくさんできました。
人と関わることが好きな人にとっては、いい仕事だと思います。
弁護士秘書の悪いところ
いいところがある弁護士秘書の仕事ですが、個人的に良くないと思ったこともあります。
それは以下の2つです。
合わない弁護士を担当すると大変
弁護士秘書は弁護士を複数人担当しますが、弁護士には気難しい人もいます。
また、もちろん人間なので、相性の合う合わないがありますよね。
合わないなと思う弁護士の担当になった場合、コミュニケーションを取ることが難しかったり、仕事をしていくうえで多少なりともストレスが出てきてしまいます。
それでも上手くやっていかなければならないのですが、毎日一緒に仕事をするので、担当の弁護士との関係性によって仕事のしやすさは大きく変わってくると感じました。
スキルが身につくとはいえない
これは法律事務所によって異なるとは思いますが、弁護士秘書はパラリーガルとは違い、基本的に法律の知識が必要ない事務作業を行うことが中心となります。
特定のスキルが身につくというわけではないので、将来のことを考えたら「このままでいいのだろうか」と考えることもありました。
ずっと弁護士秘書としてやっていきたいという場合はそれでもいいのかもしれません。
しかし何か資格やスキルを身につけてやっていきたい場合は、あまりいい仕事とはいえないと私は思います。
弁護士秘書の将来性
法律事務所というのはあまり景気に左右される業界ではないので、安定しているという意味ではおすすめの職種です。
今後AIに代わられてしまうかといったらなんともいえないですが、人が考えて工夫をして行わなければいけない作業もたくさんあると思います。
法律事務所は日本全国にたくさんあり、弁護士のサポートをしてくれる秘書を求めている事務所も多いでしょう。
プライベートなイベントで一旦仕事を辞めなければいけないことになっても、復職できる場もきっとたくさんあると思います。
その面では弁護士秘書はいい職種なのではないでしょうか。
以上、弁護士秘書のいいところと悪いところでした。
弁護士秘書を考えている方に少しでも参考になったら嬉しいです。