あなたも外科医を目指してみませんか? 面白くて充実した人生を!
外科医は大変な一面もありますが、最高に面白い職業です。
一生を賭けても、興味が尽きることはありません。
あなたも外科医を目指してみませんか?
外科医の面白さ
外科医となり、今まで続けてきた一番の理由は、なんと言っても手術が面白いからです。
いくら手術をしても、人体の構造や病気は個々に違っていて、そこから学ぶことはいまだに尽きません。
人の命を預かって手術をしますので、緊張しますし、大変な面もあります。
手術の結果によって、患者さんやその家族の人生が大きく変わってしまう可能性もあります。
それだけに重大な責任があり、重荷に感じることがあるのも事実です。
しかし、責任がある仕事をできる充実感もあります。
そして、なにより手術は面白いです。
進歩する外科手術【興味は尽きません】
外科手術は日々進歩しています。
以前は、開腹手術といって、おなかを大きく切って手術をしていました。
1990年頃から、腹腔鏡下手術が始まり、おなかに小さな孔を開けて、腹腔鏡を使ってモニターを見ながら手術をするようになりました。
腹腔鏡は拡大してモニターに映し出すため、詳細な解剖が鮮明に見えます。
今まで意識していなかった血管を1本1本処理できるようになり、出血が減りました。
詳細な解剖を見ながら手術することで、緻密な手術が可能になりました。
さらに、その動画を外科医が共有できるようになったため、最先端の技術をどこにいても見られるようになりました。
きれいでこだわりのある手術を見ると感動します。
最近では、ロボット支援下手術といって、あたかもおなかの中に入って手術をしているような手術も行われています。
手術の進化は留まることを知らず、興味が尽きることは決してありません。
外科医の大変さ
実は、外科医の数が少しずつ減っています。
外科の仕事は、定時で終わることはなく、夜間や土日に緊急手術となることもあります。
仕事の3Kである、きつい、汚い、危険のどれもが当てはまります。
医師の平均年収は1,440万円なので、決して低くはないものの、多くの外科医は低いと感じています。
修練に費やす時間の長さ、勤務時間の長さ、時間外勤務の多さ、責任の重さなどを考えると、決して割のいい仕事ではありません。
一生懸命に働いても、結果が悪ければ医療訴訟で訴えられるリスクもあります。
仕事が好きでないと続きませんので、効率的に稼ぎたい人は、他の仕事を選択した方がいいです。
それでも外科医を続ける理由とは?
それでもなぜ外科医を続けているかというと、やはり手術が面白いからです。
手術をしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
そして手術の結果として、患者さんやその家族に喜ばれることがあれば、これほどの充実感を感じられる仕事はありません。
人体は神秘的で、そこに潜む病気と戦い続ける人生って、魅力的とは思いませんか?
一生を賭けて、面白い手術を追究できることが外科医の醍醐味です。
外科医になるには?
外科医になるには、大学医学部の入試試験に合格することが必須条件です。
特殊な能力は必要ありませんが、必死に勉強する必要があり、それだけのモチベーションがないと続きません。
残念ながら秘訣はなく、地道な努力が必要です。
どこの大学医学部も、偏差値は高く、倍率も高いので、高い壁だと思います。
実際には入学試験は一つの通過点に過ぎず、その後も大学での試験や医師国家試験、外科専門医試験など、数々の難関が続きます。
大学に6年間、臨床研修に2年間、外科研修に3年間を費やし、ようやく外科専門医を取得できます。
それでも、まだまだ一人前とは言えず、その先の消化器外科専門医や、内視鏡外科技術認定医を目指して修練が必要です。
一つ一つクリアするたびに、自分自身の成長を感じられて、責任のある仕事も増えていきます。
外科医になってからも、地道な努力が必要です。
あなたも外科医になってみませんか?
面白くて充実した人生が待っています!
私のブログ「日帰りヘルニア外科研究所」では、医療の雑学や仕事術などについて執筆し、公開しています。