経理を続けると会社のことがよく分かるようになります
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.50
- 仕事内容
- 4.00
- やりがい
- 5.00
- 働きやすさ
- 4.50
- 給料・年収
- 4.50
- 休日・待遇
- 4.50
- 成長・将来性
- 4.00
メッセージ-
食品メーカーの経理をしています。日々数字とにらめっこです。とても地味な仕事です。
最初は覚えることがたくさんあって大変ですが、仕事を覚えるようになると、会社のことがよく分かるようになります。
会社の経営成績とか財政状況、キャッシュフローなど、この会社に働くまでは全く無関心でしたが、今では関心を持つになりました。
おかげで会社が今、どんな状況になっているのか、業界の中でどのような位置づけにいるのか、といったことがリアルタイムで把握できるようになり、そこが経理の面白いところだと思います。
仕事内容-
私が勤務している事業所は従業員数150名ほどの規模です。都会にある事業所ですので規模的には大きめだと思います。
地方の事業所の場合には従業員数が50名以下、という小規模のところもあります。仕事内容は会計取引の伝票処理が日々のルーチンワークです。
システムに取引額や取引先、取引内容などを入力し、仕訳票を作成していきます。毎月月末に締めて、その月の取引を集計します。
そして年度末に年間の取引を集計して試算表などを作成していき、最終的に決算表を作成します。
経理をして14年になりますが、法令もめまぐるしく変化していますので、いまだにわからないこともあり、日々勉強中です。
なるには-
商業系の大学に在籍していたため、在学中に簿記の資格を取得しました。その資格を生かしたいと思い、経理職に就きました。
経理職に就職するために簿記の資格は必須ではありませんが、あったほうが良いです。
3級レベルであれば、ちょっと勉強すれば取得可能ですが、2級以上になりますと、それなりに勉強しないとなかなかむつかしいので、上位レベルの簿記の資格を取得するなら専門学校に通うことをお勧めします。
やりがい-
決算業務を無事に終えると達成感を味わいます。決算業務では会社の一年間の成績表を作るようなものです。
この1年間でどれくらいの売上があって、どれくらいの費用があって、そして収益はいくらあるのか、資産や負債はどれだけあるのか、といったデータを1つの書類としてまとめ上げていきます。
もちろん、1円でもミスは許されませんので、決算業務は結構大変です。決算期は定時に帰れることがあまりなく、残業することが多いです。それだけに決算業務を無事に終えると、「やっと終わった~」と達成感に浸ります。
つらいこと-
決算期は本当につらいです。数字が合わなければ合うまで原因を究明しなければなりません。
私の会社の場合、会計期間は4/1~3/31ですので、3/31に伝票を締めて、そこから1か月間ほどかけて伝票の集計作業や試算表を作成、減価償却の計算といった作業をして5月には決算書を作成します。
このように決算業務は非常に短期間での作業となり、残業も続きますので、その点は覚悟が必要です。
向いてる人-
地味な仕事なので地道にコツコツ働ける人が向いていると思います。
特に初めのころはいろんな法令関係などを覚える必要があり大変ですが、焦らずにじっくりと根気強く取り組んでいけば、十分やっていけると思います。
働きやすさ-
職場は明るく、みなさん親切・丁寧に接してくれます。初めて採用されたときも、周囲の先輩たちが面倒を見てくれました。
女性職員も多くいて、中には子育てをされている女性もいます。男女に関係なく働きやすい職場だと思います。
給料・年収-
今の初任給は25~30万円くらいです。これとは別に残業手当などの手当ても支給されます。
年1回昇給がありますので、長く勤めればそれなりに稼げると思います。年次有給休暇、忌引休暇など休暇制度も充実しています。