介護士は人間を作る仕事です
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 4.00
- やりがい
- 5.00
- 働きやすさ
- 4.00
- 給料・年収
- 2.50
- 休日・待遇
- 2.50
- 成長・将来性
- 5.00
- メッセージ
-
資格は必須ではありませんが、適性は非常に求められる仕事です。
世間的にはまだまだ評価の高い仕事ではありませんが、人間性を磨けるし、知識と技術が求められる仕事でもあります。
介護福祉士という国家資格があることからも、介護士は専門職であると言えます。
人の命を預かり、生活を左右するこの仕事は、とても重要で誇り高い仕事だと思っています。
興味を持たれた方は、まずは一年を目標に働いてみませんか?
一緒にこの業界を盛り上げて行きましょう。
- 仕事内容
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施設介護は24時間365日無休です。
その中で朝、高齢者の方に起きて頂く介助から。
3食の食事介助、オムツ交換やトイレでの排泄介助、お風呂での入浴介助を中心に、整容、口腔内のケア、更衣の介助など、様々な生活介助を行います。
しかし、本当に大事なのは、高齢者の方に生活を楽しんで頂くことや、リハビリに積極的に取り組んで頂けること。
レクリエーションや日々の声掛けなどによる、精神面のサポートこそが、介護士の仕事の肝であり、それが出来る介護士こそが良い介護士だと私は思います。
- やりがい
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認知症のある高齢者の方に見られる行動。
介護拒否や不眠、一人歩き(徘徊)や家に帰りたいという訴え(帰宅願望)、物の取り込み等。
これらの行動には理由があり、介護士のケア方法、関わり方によって解決できる場合も多いです。
解決できた時は介護士としての達成感に満ち溢れます。
介護士同士、他の職種、家族と協力し、夜間不眠の人の原因を探し、対策を考えて、最終的に手を握ることで不眠の解消に至った時は、介護士冥利に尽きると感じました。
- つらいこと
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高齢者の方の要望、希望を100%叶えるためには、最低でも一人の高齢者に対し一人の職員が必要です。
しかし現実は国の基準でも高齢者三人に対し職員一人で良いとされています。
人員的に叶えられない希望が出てきます。
それに、例え人員的には可能でも、商売という特性上、金銭的に希望を叶えられない場合も出てきます。
介護士を続けるには、優しさはもちろん、割り切る覚悟が必要です。
- 向いてる人
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人と話すのが好きではないと自分では思っている人でも、以外と向いていることがあります。
逆に言うと人と話すのが得意だと自分で思っている人は注意が必要です。
職業として、高齢者の方と、そして目的を持って話す。ということは、普段の雑談と全然違うからです。
サービスを提供してお金を貰うとはどういうことか?しっかり考えている人であれば適性はあると思います。
- 働きやすさ
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資格が要らなく、人手不足な業界なので、幅広い年齢層、色々なバックボーンの方が働いています。
なので、色々な人を受け入れられる懐の深い職場が多いです。
また、施設介護は24時営業なので、時間帯を選び働くこともできます。
- 給料・年収
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一般的に給料が低い言われる介護士ですが、近年は処遇改善手当や特定処遇改善手当など、国の働きかけにより、世間一般の職種との開きは縮まっています。
長く続けても、出世しなければ中々給料が上がっていかない業界ですが、多少のベースアップはありますし、特定処遇改善手当はベテラン介護士に多めに配分されるケースが多いです。
更に、夜勤手当が出るので、夜勤の回数や残業時間によっては、一般の介護士のままでも、40代前半くらいまでは、その世代の平均年収を越えることもできます。
- 成長・将来性
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人相手の仕事なので、予想外のことが沢山起こります。
施設の介護では多数の高齢者の方に対し、一人の職員が対応することがよくあるため、自分の優しさ、忍耐力、判断力などを問われる場合も多いです。
それらのトラブルやアクシデントに対応すればするほど、人間力が高まっていきます。