看護の仕事は大変だし責任も多いけれど、結局楽しくてやめられない
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.50
- 仕事内容
- 4.50
- やりがい
- 5.00
- 働きやすさ
- 4.50
- 給料・年収
- 4.00
- 休日・待遇
- 4.50
- 成長・将来性
- 4.00
- メッセージ
-
看護の仕事は漠然と奉仕や思いやりみたいな綺麗なイメージを持っているかもしれません。
ナイチンゲールの様な天使でいられるように日々努力はしていますが、精神的にも肉体的にも緊張を強いられ強くストレスを感じる場面も多く、状況により常に天使であることは難しいなぁと思っています。
多くの患者さんと出会い様々な症例を経験することで、看護師としても人間としても成長することがあり、1年前とは違う考え方・物の見方をした自分に驚くことが大変多いです。
今はコロナで長期の自粛を強いられていて、仕事でのストレスも強く困難に感じる場面も多いのですが、それでも仕事を続けたいとなぜか思ってしまう、不思議な魅力が看護の世界にはあります。
- 仕事内容
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都内の大規模総合病院で働いています。以前は病棟での勤務でしたが、自分の看護の専門性を高めるために専門外来に従事しています。
外来なので新規の患者さんも多いのですが、慢性疾患を抱え長期にわたって通院している患者さんも多く、継続看護を経験できています。
- なるには
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看護大学に進学し特定の単位を取得したのち、看護師の国家試験に合格しました。
大学を終了するための病院実習が本当にしんどかったし、逃げ出したいと思っていました。
それを乗り切れば、国家試験はそんなにつらくはなかったです。
- やりがい
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長期間同じ部署で自分の専門性を高めたいと継続的に働いていますが、この経験年数になってもよいロールモデルとなる先輩や医師がたくさんいて常に学びの場であると感じています。
先進的医療を提供しているこの病院だからこそ、そういった経験や体験をすることができるのだと日々思っています。
- つらいこと
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仕事でどんなに頑張っていても、患者から怒られたり否定されたりするとつらいです。
それよりも、仕事の内容を医師や看護師という同僚から否定される・否認されるのも本当につらいです。
その部署でうまくやっていけないと、自分自身のすべてを否定されたようにつらく、居場所がなくなってしまい離職につながることも多いです。
すべては「運!」ですが、自分にあった部署でよい人間関係が構築できると、そんなにつらいことはないと思います。
- 向いてる人
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話をするのが好きな人、コミュニケーションをとることが苦痛でないことが大切です。
医師とも看護師とも患者とも、すべての場面でコミュニケーション能力が必要ですし、そこの部分に苦手意識や拒否感があると、うまくいくことも進まなくなってしまいます。
苦手な人も経験年数を重ね、よいロールモデルをを基に自分を振り返り、変えることができると、向いてない人から看護師に向いている人になることができると思います。
- 志望理由
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親が長く病気をしていて入退院を繰り返していた経験から、看護師の仕事がとても身近でした。
その仕事の重要性・家族との関係性など、患者家族としての経験から、同じような患者さん・家族にもおなじように看護を提供できる看護師になりたいと志しました。
看護師になって、患者家族の立場で同じように思い悩んでいる患者さんに多く接しますが、自分が体験したことをうまくいかせて、看護にあたれるようにやっとなってきたと思います。
- 働きやすさ
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経験年数も10年以上となり、部署でも責任のある仕事も多くなってきましたが、特定のスタッフに過度な負担とならないよう業務調整がなされています。
女性中心の職場ですが、男性看護師もいますし、コメディカルスタッフとの連携も強く、職場の雰囲気は全体的に暖かく協力的です。
- 給料・年収
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給料は決して良くないです。
同規模の病院と比べると都内でも3本の指に入る安さだそうです。特別手当も特にありません。
勤続年数の変わらない私立の他病院の看護師と比較すると、同じ外来勤務でも30〜50万程度の給与差があります。
- 休日・待遇
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外来なので休日は確保されています。
数年前から有給は確実に5日以上+夏休み4日は最低限取得させる方針になりました。
10年くらい前は公休がはけない年もありましたが、院内全体でリリーフをしたり、協力して業務が回るように業務改善をはかることで、休暇が取りやすくなっていると思います。
- 就職・転職
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就職先の病院によって看護師の業務上の裁量や経験できることにも少しずつ差があります。
自分がどういった看護をしたいのか、医師のような医学的な診断ができる看護師になりたいのか、患者や家族によりそった看護師になりたいのか。
そういった点を分析できていると、病院選択の際に自分がどこに就職したらいいのか決めやすいのではないかと思います。
経験年数を重ねると、自分の特性や興味・関心があることが明確になるので、その分野を突き詰めるか、さらに別の分野を経験するのか…。
それにより、就職先は世界中のどこでも選ぶことができる仕事だと思っています。
- 恋愛・結婚
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結婚・妊娠・出産などのライフイベントで部署移動や休職などのサポートを受けることも可能ですし、子供の保育園の時間にあわせての時短勤務も可能です。
そういったライフイベントでの離職者はすくなく、病院としてもできるだけ、継続雇用できる様に配慮してくれていると思います。
恋愛の出会いの場はあまり多くはありませんが、院内での結婚もちらほらいますので、全く出会いがないわけではないです。
- 成長・将来性
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当院では自分のキャリアアップのための院内・院外の研修も充実していますし、学会や勉強会も臨床にフィードバックできるのであれば病院もちで出してくれます。
ACLS・BLSのAHAコースも病院負担で勉強できるのは珍しいのではなないかと思います。