大学職員の「やりがい」の経験談・口コミ
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知財とは、特許やノウハウなどの無形資産のことですが、欧米有名大学と比べ、国内大学では有名校でも、当該部門の予算規模は100分の1程度です。
いかにまだまだな状態ということがわかりますが、扱っている内容は海外大学とかわりません。
よく日本では、実用化は遅れるが基礎研究はすごいとか言われています。
その基礎研究(大学での活動)部分をフォローする裏方として活動するので、場合によっては「日本の今後」を背負って仕事ができるといえます。
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特にやりがいのある業務は入札です。
入札とは、一定額以上の物品役務を発注するときに、価格競争をしたうえで、発注先を決める方法ですが、どういった物品をどのくらい調達するのか、教職員と調整をしながら仕様書の形で固めていきます。
入札は基本的に、準備から契約まで時間がかかるため、納入期限が決まっていると特に急ぎで仕様調整・書類作成をする必要があります。
ただし、手続きは自身だけでなく担当の教職員と共同で行うため、担当の教職員の対応が遅ければ催促をして、自身も急ぎで書類の取りまとめをしなければなりません。
1回目の入札手続きでは、担当の教職員の対応が遅れたため、急ぎで書類の取りまとめを行い、連日深夜まで残業する形となりました。
しかしながら、無事入札が終わり、調達も期限内に済んだため、胸を撫でることができました。
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大学職員のやりがいは「新しい発見ができる」ことです。
学生対応を例にとっても、ひとりとして同じ背景を抱えた学生はいません。
大学職員の学生対応は「学生自身が自分で答えを選択するサポート」をすることなので、面談後に嬉しい報告をしてもらった時にはやりがいを感じます。
普段から大学教員と会議を行いますが、時に有識者会議などに招へいされる研究者の教員から専門家としての知見を聞くことができるのは魅力です。
大学の講義では聞くことができないような専門分野の話を聞くことができます。
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毎日多くの学生と触れる仕事なので、日々若々しくエネルギッシュな学生に触れているだけでとてもパワーをもらえます。
教授も多くの人はやる気に満ち溢れていて、自分も負けられないと感じます。
また入試や広報を担当する際は大学の顔として見られることもあるため、責任とやりがいを感じます。
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せっかく大学で外国語を勉強しても、日本にいる限り外国語を使う場面はあまりありません。
ですので、学生達がいつでも外国語を話せる場を設けたいと思いました。
最初は上司に断られましたが、外国人教員たちの根回しもあって、無事に「外国語しか喋ってはいけないサロン」が作られ、そこに外国人教員を雇い、学生さん達が自由に出入りできるようになりました。
交換留学生との交流の場にもなりました。