コンビニ店長になるには



コンビニには大きく分けると「直営店」と「フランチャイズ(オーナー店)」の2種類があります。

両者では店長を目指すための方法が若干変わってくるため、ここではそれぞれの特徴と、店長になるための道のりについて紹介します。

直営店の店長になる

直営店とは、コンビニエンスストアの本部が直接経営する店舗のことをいいます。

直営店の店長を目指す場合、まずは各コンビニに正社員として就職をし、そこからキャリアアップしていくなかで店長になります。

企業ごとに若干の違いはありますが、まずは一般社員として現場の店舗へ配置され、そこから副店長を経て店長になるというのが一般的なルートです。

副店長になるのは、早ければ入社から半年後くらいのようです。

店長として経験を積むと、さらにスーパーバイザーやエリアマネジャーといった役職へ昇格し、その地区の担当店舗を統括するようなポジションに就く人もいます。

フランチャイズ(オーナー店)の店長になる

コンビニは直営店に対して、フランチャイズという形態の店舗もあります。

フランチャイズとは、店の「オーナー」となる人がコンビニエンスストアの本部に加盟し、コンビニの看板を借りて営業している店舗のことをいいます。

フランチャイズは本部が経営しているのではなく、あくまでもオーナーの自営業という形になります。

そこでは経営者であるオーナーが店長を兼ねている場合もありますし、別の人を店長として雇っている場合もあります。

したがって、フランチャイズの店長を目指す場合には、自らフランチャイズのオーナーになって店を経営するか、別のオーナーの元で働くというのが一般的なルートとなります。

フランチャイズ加盟の条件

コンビニのフランチャイズに加盟する際の条件として特徴的なのが、「家族経営(夫婦経営)をすること」というものです。

これは絶対ではなく、なかには単身者や独身者でも加盟できる会社もありますが、たいていのところでは配偶者がいることを条件としています。

この理由は、コンビニは年中無休の24時間営業をするため、実質的にオーナー一人だけでまったく休みなく経営していくのは無理だからです。

家族と分業して仕事をすることが前提に考えられているといえます。

もし単身で開業することができるフランチャイズの場合も、アルバイトスタッフを雇う必要が出てきます。

資金はどの程度必要?

コンビニを新たに開業する場合、必要となる自己資金は250万円~300万円程度といわれています。

コンビニは他の小売業と比べると、開業資金については比較的低い金額からスタートできるといえます。

しかし、この額は本部に払う「加盟料」としての最低金額であり、これに加えて最低でも2~3ヵ月程度の生活費や開店準備金を用意しておくべきでしょう。

また、契約にあたっては、フランチャイズ本部が土地と建物を用意するケースと、オーナー自身が所有する土地と建物を利用するケースの2通りに分かれます。

本部に土地と建物を用意してもらう場合は、売上に応じて本部に支払う「ロイヤリティ」の割合が高めに設定されるのが一般的です。

アルバイトや契約社員から店長になる人も

フランチャイズの場合、ずっとアルバイトスタッフとして働いていた人が、オーナーに声をかけられる形で店長になるというケースも比較的多く見られるようです。

また、契約社員として、店長候補といった形での転職の求人が出ることもあります。

いずれにしても、コンビニでは未経験者がいきなり店長として責任者を務めるのは難しく、短期間でもスタッフとして実務経験を積む必要があります。

女性のコンビニ店長の働き方

女性のコンビニ店長は存在する?

コンビニでは、高校生や大学生などの若者から、フリーター、そして主婦まで、幅広い世代の人がアルバイト・パートスタッフとして働いています。

もちろん、そのなかには女性スタッフも大勢いるわけですが、店舗で働く社員のなかでも「店長」というと、男性ばかりというイメージが根付いているかもしれません。

実際には、女性の店長も確かに存在しているのですが、やはり全体で見ると男性のほうがだいぶ多いのが実情のようです。

店舗勤務はハードワークになりがち

なぜ、女性のコンビニ店長は少ないのでしょうか。その明確な理由はわかりかねますが、ひとつには、コンビニの仕事が不規則になりがちでハードワークという面があるかもしれません。

今、コンビニの大半は24時間年中無休で営業をしており、スタッフが交代で働きながら店を回しています。もちろん店長も毎日24時間働きづめというわけではありませんし、休みをとることができますが、店が休みなく動いている以上、何かあった際には責任者として出ていかなくてはなりません。

結果的に、落ち着いて休みをとることが難しくなりがちな場合があります。

こうした激務が重なると、男性でもつらくて離職してしまう人が決して少なくないようですが、一般的に、体力面で男性よりもやや不利といえる女性にとっては、コンビニ店長として働くのはさらに厳しくなるかもしれません。

それでも店長として働くには

しかし、女性だからといってコンビニ店長になることが無理というわけではありません。

現に、店長として経験を積み、そこからキャリアアップしてスーパーバイザーなどの職に就いている女性もいます。

ただし、店長の仕事がそんなに簡単なものでないことはよく理解しておく必要があります。

また、コンビニでは一般的なオフィスワークのように周囲に同僚や先輩・後輩が大勢いるということがなく、社員は店長である自分一人だけという店もあります。

日常的に他の女性社員と話をするというのが難しい環境でもあるため、そうしたなかでも自分を強く持って仕事に打ち込んでいくことが重要なポイントになるでしょう。