【エンジニア、シェアハウスオーナー、日本ゆでたまご協会…】いろいろやっているのに収入ゼロ?神山奎吾

(読了時間:7分49秒)

好きを仕事にしてる人を紹介するインタビュー記事。
今回は、エンジニア、シェアハウスオーナー、日本ゆでたまご協会など、いろいろな活動をしているにも関わらず現在は収入ゼロだという神山奎吾さんからお話を伺います。

エンジニア、シェアハウスオーナー、協会の活動内容

現在にメインでおこなっている活動は何でしょうか?

エンジニア、シェアハウスのオーナー、日本ゆでたまご協会の活動がメインです。

それぞれの具体的な活動内容について教えてください。

エンジニアは基本的に自分の好きなものを開発しています。

それ以外に、ITやWEBなどのコンサルティングというか壁打ち的なこと、初心者・未経験者のエンジニアの育成やサポート、WEB製作チームをつくったので、そこでの活動など。

エンジニア経験が長いので、知見を活かして活動してる感じです。

シェアハウスについては、「リバ邸カオス」という南千住のシェアハウスを運営しています。

2~3年前、当時神奈川の武蔵小杉につくった「リバ邸カオス」の初期メンバーとして入居。

南千住へ移転する際、当時オーナーだった人が結婚を機に退くということで、僕がオーナーの跡を継ぎました。

住人はエンジニアやデザイナー、作家など、個性的ではありますが、のんびりした生活がしたかったので、家の名前に「カオス」とついてはいるのに、常識人が多いシェアハウスです(笑)。

シェアハウスをやりたい人の相談を受けることもあります。

最後に一般社団法人日本ゆでたまご協会は、「ゆでたまごで毎日をちょっと幸せに」というテーマのもと活動してます。

まだガッツリ活動しているわけではないのですが、ゆでたまごの魅力を伝えるため、WEBサイトを中心に周知活動をおこなっています。

仕事という仕事はしていなくて、やりたいことをやっている感じです。

活動と生活に区切りがないですね。

現在の収入源

収入源となる活動はエンジニアですか?

実は今、収入をゼロにしています。

エンジニアでは好きなものを開発しているだけ。

趣味でやっている感じです。

シェアハウスも利益は取っていません。

一緒に生活している人たちのお金が自分の儲けになるのは違うなと思っています。

なので、今は貯金を削って生活しています。

なぜ、収入をゼロにしたのでしょうか?

お金がどうでも良くなってしまったんですよね。

社会人3年目のときにフリーランスのエンジニアになって、割と上手いこと稼いでました。

月収150万円以上稼いでいたことも…

でも、シェアハウスのオーナーで家賃のかからない生活をしていく内に、ただお金を稼ぐだけの毎日が面白くないなと。

エンジニアでお金を稼げる人って営業の上手い人だと思います。

フリーランスのエンジニアは人と会わないといけないですし、アピールしないといけない。

僕は、エンジニアになる前に営業をした経験があったので、それなりに案件を取れてましたけど、お金に興味がない。

頑張って営業して案件を得るくらいなら、自分の好きなことだけを開発したい。

そう思って、一回収入をゼロにして、自分が本当に好きなことやりたいこと、自分の価値観を振り返ろうと。

現在の活動を始めたキッカケ

エンジニアの前は営業の仕事をされていたんですね。

大学生のときにしていました。ネット広告の営業をテレアポからやって自分で案件を取るような営業の仕事です。

大学自体は理系(数学科)で、プログラミングに近い勉強もしていたので、エンジニアの仕事に興味がありました。

ただ、独学でエンジニアの勉強をしたら挫折して…とはいえ、何かIT系の仕事をしたいと思い、ネット広告の営業を始めました。

営業も未経験だったんですけど、やっていくうちに、できるようになって。

そこで、気づいたんですよ、何でもやればできると。

大学卒業のタイミングで営業の仕事をしていた会社を辞めて、約2年間、IT企業の創業メンバーとして巨大WEBメディアの開発をしてました。

日本ゆでたまご協会の活動を始めたキッカケは?

単純にゆでたまごが好きで(笑)。

また、身体を鍛えていたことから、食事はゆでたまごだけで済ませようと思っていた時期があって、ゆでたまごを美味しくつくることを頑張っていました。

2017年の12月にTwitterで「ゆでたまごを美味しくつくれる猛者がいる」と話題になって…2018年の1月に友人のカフェバーでイベントを開催したんです。

イベントに参加してくれた方が絶賛してくれて、そこからSNSでさらに反響があって、いろいろな人からイベントに呼ばれるように。

2018年にはゆでたまごのイベントを約50回開催するほど。

盛り上がりを見せてきたタイミングで、「そろそろ協会にしたら?」と声が上がってきて、「一般社団法人日本ゆでたまご協会設立」のためにクラウドファンディングをしました。

目標達成率158%と無事に成功し、2019年2月に協会を設立した、という流れです。

なぜ、そこまでいろいろな活動をしているのでしょうか?

昔から興味を持ったら何でもやってしまう性格の人間で。

日本にいれば、何か失敗したとしても、最悪死なないと思っているので、それなら好きなことをやって生きようかなと。


(参照元:https://keigokamiyama.info/yudetamago/)

現在の活動をする上での楽しさ、つらさ

いろいろな活動をされていますが、どんな場面にやりがいや楽しさを感じていますか?

自分のやりたいことをやっていることそのものが、楽しさに直結していると感じています。

結果として失敗することはあっても、そこに至るまでの過程がゲームをやっている感覚で楽しいです。

収入が安定しないと不安になる人もいると思いますけど、僕はもしお金(貯金)がなくなったとしても、バイトしてお金稼げばいいや、と思っています。

まあ、物欲がないので固定費がかからないだけなのもありますけど(笑)。

食事も贅沢しなくていいし、だから今の生活で楽しめるのかもしれません。

逆につらいな、大変だな、と思うことはありますか?

今の生き方をマイナスに感じることはないですね。

いろいろなことをしていると、上手くいかないことがほとんどです。

でも、それがつらいとは思わなくて。

乗り越えなきゃいけない課題が降ってきたな、という感覚。

最近も、シェアハウスのある南千住を盛り上げていこうと動いているんですけど、それがスムーズに動かせないな…と考えることはあっても、上手くやっていきたいなと思うくらい。

それは営業をやっていたときの影響なんですけど、100件に1件アポが取れればいいくらいだったので、そこで打たれ強さというか、そういうマインドができてしまいました。

今後の目標

今後、ご自身の活動で目指していることを教えてください。

やりたいことはいろいろあります。

エンジニアは、今もやっている初心者・未経験者のエンジニアの育成やサポートをもっと稼働させていきたいです。

初心者・未経験者がエンジニアとして実稼働できるようになるまでに、さまざまな課題があります。

案件を振る側からしたら、経験のない人は嫌だとか。

というように、エンジニアはスキルが求められる仕事です。

クライアントの求めるスキルと、未経験者のスキルのギャップを埋めるために、スキルを教えながら一緒に案件を回して場数を踏んでもらう取り組みをしているので、それをもっと活発的に動かしていきたいです。

シェアハウスに関しては、リバ邸カオスとは別のシェアハウスをつくりたいと思っています。

カオスとは違う雰囲気のシェアハウスを南千住内でつくって、シェアハウス同士の相乗効果で南千住の街を盛り上げていきたいです。

今、南千住の不動産屋と仲良くしているので、みんなで協力しながら何かできたらいいなと。

また、協会は、10年プランでやっていく予定なので、長い目で認知度を上げていく仕組みをつくれたらいいなと考えています。

今の活動とは結びつきはないけどやってみたいこと、はありますか?

今やっていることとそんなに遠くはないけど、地元の茨城県の日立市でシェアハウスやゲストハウスをやりたいと思っています。

そこまで地元愛があるわけではないんですけど(笑)。

僕自身、いつかは地方で暮らしたいという想いがあって、せっかくならこれまで培ってきたシェアハウスづくりの知識を活かして、地方で同じような空間をつくりたいと考えています。

好きを仕事にしたい人に向けてメッセージを

最後に、好きを仕事にしたい方へメッセージをお願いします。

性格によって進み方は違うと思うので、何が正解とかはないですけど、とにかくやりたいことがあったらやってみたらいいんじゃないかなと感じています。

僕はずっと自己満足の人なので、社会を良くしたいとか、誰かのために何かしたいとか、そういう人間では全くなくて。

自分のやりたいことをやって、そこで偶然、周りの人が助かってくれたらいいなというスタンスでいろんなことに手を出しています。

日本には優しい人、頑張っちゃう人、それで苦しんでしまう人が多いと感じるので、それなら自分の好きなことを見つけて、あんまり難しく考えすぎず、好きなことをすればいいんじゃないかな。

好きなことをしすぎて最悪、仕事がなくなったとしても、バイトするとかお金を稼ぐ方法や仕事を得る方法は探せばいくらでもあると思うので。

好きを仕事にするのは難しいけど、気張らずに気楽に考えて生きるのが一番だと思います。

とはいえ、アドバイスできるほど、自分はできた人間じゃないと思っているので、そういう人もいるよというスタンスで受け取ってほしいです(笑)。

神山さんが生きる上でこれだけは必要だと思う3つのアイテム

1. 仲間
何をやるにしても、仲間がいなくてはおもしろくならないからです。

たとえば、ドミノを体育館一面に並べるとしたら、まず人を集めますよね。

一人で並べるのはきついですし、逆に誰かいたら並べる時間も話せたり息抜きに遊んだりできて楽しい。

倒しきった瞬間は喜びを共有できる仲間がいると、達成感が何倍にも大きくなります。

ドミノ、やったことないですが…。

2. 好奇心
僕はこのインタビューでもお伝えしているとおり、好奇心の赴くまま生きています。

興味のあることには時間も体力も無限に費やせます。

ゆでたまご一つで新聞載ったり、一般社団法人を作ってしまったりするぐらいです。

逆に興味のないことは全くといっていいほどできません。

この好奇心が無くなったら、生きてはいけないと思います。

3. 思考
僕は常に頭の中で何かしら考えて生きてる人間なので思考は捨てられません。

歩いていても、止まっていても、ご飯食べていても、湯浴みしていても、今やっていることや将来やりたいことを考えています。