試用期間で退職するときの手続き、退職届の書き方
でも、もしもその試用期間に退職したくなったら…。
実際にどのような手続きを踏んで、退職届はどのように書けばよいのでしょうか。
試用期間に退職したいと思ったら
試用期間でも、正社員同様一定の手続きを踏めば、退職することは可能です。
もしも退職したいと思ったら、次のような手順で円満退職を目指しましょう。
1.直属の上司にアポイントをとる
試用期間にあなたが退職の意志を伝えるのは、企業の代表者でも、取締役でも、仲のよい先輩・同僚でもありません。
まず伝えるべき相手は、直属の上司です。
ところが、大きな企業であるにつれて、直属の上司に毎日会うことができるとは限らなくなってきます。
そのような場合は、メールや電話で、アポイントを取るところから始まります。
アポイントを取る際は、「仕事のことでご相談したいことがありまして…」というように、このタイミングでは、ハッキリと「退職」の話題を出す必要はありません。
2.直属の上司に退職の意を表明する
上司に会うことができたら、まずは口頭で退職希望の旨を伝えましょう。
「今の仕事ではなく、やりたいことが他に見つかったので…」などの理由が望ましいでしょう。
間違っても「残業が多いから」「給与が少ないから」など、企業を批判するような退職理由を口にしないように気を付けましょう。
あなたの退職の希望が受け入れられたら、退職日やその後の給与・保険についての話し合いが行われるでしょう。
3.退職届を書いて提出する
上司への報告が済むと、退職届を提出するようにとの指示が出るでしょう。
このとき、退職日がいつになるのか、よく確認してください。
退職日は退職届に記入する必要があり、今後の保険加入の手続きにも必要になるからです。
退職届は、規定の書式のある企業もありますし、書式のない企業もありますので、就業規則を確認しましょう。
【例文あり】試用期間の退職届の書き方
退職届の書き方について、規定の書式のない企業の場合、何から書けばよいか分からなくて困っている方も多いのではないでしょうか。
退職届は、基本的に縦書きで作成します。
退職届
私事
この度、一身上の都合により、来たる平成29年度〇月×日をもって退職致します。
平成29年度〇月△日
営業部営業一課
田中 花子(印鑑)
株式会社×××
代表取締役社長 鈴木 太郎様
このように、退職理由は「一身上の都合」とするのが一般的です。
試用期間であっても、「試用期間にもかかわらず」などの表記は必要ありません。
また、自身の氏名の後ろに押印が必要となります。
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この記事のまとめ
これまでご紹介してきたように、退職の意志が固まったら、直属の上司にその意思を表明するところから始まります。
退職届を提出する前には、試用期間に中途半端になっている仕事があれば、その仕事はきちんと終えてから手続きする必要があります。
引き継ぎが必要な仕事がある場合は、引継を終えてから退職し、試用期間の退職を少しでも後味のよいものにする工夫が求められるでしょう。
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