専門学校卒の最終学歴、学位は?(読了時間:2分10秒)

就職活動や転職活動をする際には、嫌でも自分の「学歴」について意識しなくてはなりません。

よく「学歴がある(ない)」や「学歴が高い(低い)」といった使われ方をする「学歴」という言葉ですが、そもそも学歴とは、どのような意味を持つのでしょうか。

また、専門学校を卒業した人の場合、最終学歴はいったいどのようなものになるのでしょうか。

ここでは、専門学校を卒業することで得られる学歴を、学位などとあわせて紹介していきます。

専門学校卒の最終学歴について

「学歴」という意味は、「学業の経歴」のことを意味しています。

つまり、自分が通った学校の歴について示すものとなります。

一方、「最終学歴」とは、これまでの自分の学歴のなかで「最も教育水準の高い教育機関での卒業歴」を指します。

教育水準については、高いほうから「大学院→四年制大学→短大・専門学校→高校→中学」という順番が一般的な考え方で、短大と専門学校については同等となります。

必ずしも最後に卒業した学校が最終学歴になるとは限らず、たとえば大学卒業後に専門学校へ進学して卒業した人であれば、最終学歴は「大学」となります。

専門学校の場合、一定の基準を満たし、都道府県知事などから公的な認可を受けている「認可校」であれば、学歴として認められます。

専門学校で得られるのは「学位」でなく「称号」

「学位」とは、ある一定の学術を修め、それについての価値ある独創的な論文を提出した者に与える称号のことを指しています。

日本の学校教育法に基づく学位には、「博士」「修士」「学士」「短期大学士」「専門職学位」があります。

これらの学位は、大学または独立行政法人大学評価・学位授与機構が授与するものとなっています。

なお、専門学校では、正式には学位を得ることはできません。

専門学校では「専門士」あるいは「高度専門士」という「称号」を得ることができますが、それらは学校教育法で学位とは規定されていないのです。

学位は基本的に世界的に通用するものとなっていますが、称号は日本国内でのみ通用するものとなっています。

「専門士」と「高度専門士」について

次は、専門学校で得られる称号について紹介します。

専門士は、「修業年数が2年以上」の専門学校を卒業することで得られる称号です。

一方、高度専門士は、「修業年限が4年以上」の専門学校を卒業することで得られる称号です。

先に述べた通り、これらの称号は学位とは異なりますが、「専門士」の称号は「短期大学士」と同程度の証明となるため、それを持っている人は大学への編入学が可能となります。

また、「高度専門士」の称号を取得すると、日本国内においては大学卒業と同等の証明となり、大学院への進学が認められます。

学歴や学位にならない学校もあるので注意

アルバイトへの応募や就職活動のエントリーシートに記載する学歴は、基本的に高等学校以降のものとなります。

高校までは卒業のみの記載、あるいは高校以降の学歴について入学時期と卒業時期、学部・学科・選考などのすべてを記載するのが一般的です。

専門学校も学歴として認められますが、気を付けておきたいポイントとしては、「無認可校」といわれる民間のスクールなどの場合には公的な学歴としては認められないため、基本的に履歴書に記載することもできないと考えられています。

また、専門学校で1年制の学校であると学歴にはなっても、「専門士」の称号は得られないという点にも注意が必要です。

ここで紹介してきたように、専門学校を卒業した場合でも、学歴として問題なく履歴書などに記載することができます。

ただし、専門学校は日本全国にたくさんあり、もし進学を考えている学校が「無認可校」の場合には、学歴として認められないこともあるため気を付けてください。

また専門学校の場合には、修業年限によっても得られる称号が変わってくるので、その点も頭に留めておきながら学校選びをしていくとよいでしょう。

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