大学院の予備校には通ったほうがよい?

(読了時間:6分10秒)

大学院への進学や入学を考えている人の中には、大学院の予備校に通うべきか迷っている人がいることでしょう。

大学入試であれば予備校に通って受験対策をするのはごく一般的なことですが、大学院に関してはどうなのでしょうか。

大学院受験のための予備校とはどのようなところなのか、通うメリットはどんな点にあるのか見ていきましょう。

大学院受験のための予備校とは?どんなことを学ぶ?

そもそも大学院受験のための予備校とは何をするところなのでしょうか。

大学受験のための予備校であれば、模試で合格判定基準を満たすだけの学力を身につけるという目的がはっきりしているため、通う目的やメリットも分かりやすいはずです。

ところが、大学院受験のための予備校となると、どんな対策をするのかイメージしにくいと感じる面があります。

まずは大学院の予備校がどのような授業を実施しているのか、何を教えてもらうことができるのかを理解し、自分にとってどのくらい必要性があるのか判断する材料を集めましょう。

大学院入試の傾向に合わせた対策をするための予備校

大学院の予備校では大学院入試の傾向に合わせた対策授業が行われています。

ただし、大学入試と大学院入試では問われる学力や能力の意味合いが異なるため、入試の傾向も同じではありません。

大学受験では偏差値を上げるためのテクニックや技術面を中心に習得を目指すのに対して、大学院入試では研究者として耐えうる能力があるかどうかが重視されます。

そのため、大学院の予備校では筆記試験対策だけでなく、面接試験や口頭試問、小論文の対策にも力を入れているのが特徴です。

大学受験対策のための予備校よりも、さらに総合的な能力を底上げするための対策を講じているのが大学院の予備校と考えていいでしょう。

過去の入試傾向や出題内容に絞った対策を講じる

大学院入試が大学入試と共通する点として、過去の入試問題に合わせた対策が重要となる点が挙げられます。

入試の傾向は受験する年度によって変わることもありますが、問いたい能力や基準となる学力は大きく変わらないことから、入試傾向に関しても根本的に変わることはあまりありません。

そのため、過去にどのような問題が出題されているのかを知り、過去問の傾向に合わせた対策を講じておくことで、効率的に入試対策を進められます。

また、受験する大学院や専攻ごとに入試傾向は異なります。

志望する大学院の入試傾向に合わせて対策しておく必要がありますので、自力で勉強する場合はまず過去の入試傾向を研究することから始めなくてはなりません。

その点、志望する大学院の入試傾向に合わせた対策を講じてくれるのは、大学院の予備校の強みといえます。

大学院の予備校に通わなくても合格することは可能

大学院入試に向けた対策として、大学院の予備校に通うのは有効な対策の1つです。

では、大学院入試を受けるのであれば、予備校に通って勉強するのは必須なのでしょうか。

結論から言うと、大学院の予備校に通わなくても合格することはできます。

実際、予備校に通うことなく自力で勉強を進め、志望する大学院に合格する人はたくさんいます。

合格するためには絶対に通わなくてはならないものではありませんので、その点は理解しておくようにしましょう。

ただし、大学院の予備校に通うことでより効率的に勉強を進められたり、自力では対策するのが難しい過去問研究まで対策を講じてくれるといった強みはあります。

大学院の予備校に通うメリットを知った上で、自力で勉強できるかどうか、予備校を利用したほうが効率的に勉強できるかどうかを判断することが大切です。

大学院の予備校に通うメリットとは?

大学院の予備校に通うと、自力で受験勉強を進める場合と比べて得られるメリットがいくつかあります。

予備校に通うとなると当然のことながら授業料が必要になりますので、得られるメリットと費用を天秤にかけ、メリットのほうが大きいと感じられるかどうかが判断基準となります。

次に挙げる3点は、大学院の予備校を利用することで得られる代表的なメリットです。

大学院入試に向けた勉強のフォローをしてもらえる

大学院受験は大学受験と比べると入手できる情報が少なくなりがちです。

どのような対策を講じておけばいいのか、いつまでに何を勉強しておくべきなのか、といった受験勉強の計画が立てづらいと感じる人もいるはずです。

大学院の予備校では、過去に輩出した合格者の事例にもとづき、適切な方法やペースで入試対策を進められるようフォローしてもらうことができます。

筆記試験以外にも、面接試験や口頭試問、小論文の対策も講じておく必要がありますので、合格するために重要なポイントに絞って教えてもらえるのは大きなメリットといえます。

合格するためのメソッドが確立されているため、受験勉強の期間中に精神的な面で安心感を得ることもできるはずです。

過去問が入手しやすくなる

大学院入試の過去問は大学院のホームページなどから入手できることもありますが、志望する大学院や専攻によっては過去問がすぐに入手できない場合もあります。

また、直近の過去問だけでなく過去何年間にもわたって過去問を見ておきたい場合、古い実施年度のものは入手が困難なこともあり得ます。

その点、大学院の予備校では入試の研究を十分に行っているため、過去問を入手しやすい環境がすでに整っています。

過去問を探して出題傾向を研究するには相応の時間や労力が必要になりますので、その時間を受験勉強に充てたいと考える人にとって予備校の環境を活用することはメリットになるでしょう。

また、志望する大学院と似た傾向の問題を出題している大学院の過去問を類題として提供してくれる場合もあります。

こうした対策は受験のプロだからこそ可能であり、自力で勉強するよりも効果的な受験対策がしやすくなります。

研究計画書や面接のための対策をしてもらえる

大学院の入試では、事前に研究計画書を提出した上で面接試験が実施されます。

取り組む予定の研究テーマが適切なものかどうか、具体的な研究の進め方が十分に考えられているかどうかがここで判断されます。

研究計画書に記載すべき項目はある程度決まっていますが、所定のフォーマットに沿って記載すれば必ず合格できるわけではありません。

客観的に見て説得力のある研究計画になっているか、研究に対する熱意が感じられる内容になっているか、といった視点で作成することも重要です。

大学院の予備校では、面接対策の一環として研究計画書の作成もサポートしてもらうことができます。

また、研究計画書をもとに模擬面接を実施してもらうことができますので、合格基準を満たす受け答えができているか、第三者の目で判定してもらえるメリットがあります。

大学院の予備校に通ったほうがいいケースとは?

大学院の予備校は絶対に通わなくてはならないものではありません。

自力で受験勉強ができるのであれば、あえて費用と時間を投じて予備校に通う必要はないでしょう。

しかし、大学院の予備校に通ったほうがいいと思われるケースもあります。

次の2点に当てはまるようであれば、大学院の予備校を利用することも検討しておいたほうがいいでしょう。

何から勉強したらいいのか分からない場合

大学院入試は大学入試とは性質が異なりますので、勉強方法が分からないという人は意外と多くいます。

何から手をつけたらいいのか分からないと言っているうちに、入試当日は着実に近づいていきます。

もし具体的に取り組むべき勉強や講じておくべき対策が分からないようであれば、予備校に通って勉強したほうが効率的な場合もあるはずです。

多くの大学院で英語の学力は必須とされていますので、とくに英語に苦手意識がある人は勉強しておくべきことが多くなります。

やるべきことが多すぎて優先順位が決められなかったり、具体的な勉強方法がよく分からなかったりするようであれば、大学院の予備校に通うことを検討するべきでしょう。

社会人の大学院受験など学業にブランクがある場合

所属する大学の学部から大学院に進学する場合、研究室やゼミで取り組んできた研究と大学院での研究には連続性がある場合がほとんどです。

そのため、学部での研究内容や過去に提出したレポート・論文を見返しておくことが大学院入試対策にもつながります。

ところが、社会人が大学院入試を受ける場合など大学在籍時からブランクがあると、学業から離れていた期間があるため何を復習したらいいのか分からないはずです。

とくに大学での専攻とは異なる研究科の大学院を志望する場合、基礎的な知識から学び直さなくてはならないことも考えられます。

このように期間的な面でのブランクや大学院での研究内容との隔たりがあるようなら、大学院の予備校を活用したほうが有効な対策を打ちやすくなるでしょう。

大学受験までは「入試対策=予備校」というイメージが強いのですが、大学院入試となると予備校に通うべきか迷ってしまうこともあるでしょう。

予備校に通ったとしても最終的に勉強するのは自分自身ですので、予備校に通えば必ず合格できるわけではありません。

大学院の予備校に通うことで受験対策をより効果的に進められそうかどうか、予備校での授業内容と入試までにやっておくべき勉強を照らし合わせて、予備校に通うべきか検討しましょう。

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