【カレー研究家】「週10回はカレーを食べます」音楽活動を経て研究家になったスパイシー丸山さん

(読了時間:1秒)

好きを仕事にしてる人を紹介するインタビュー記事。
今回は、週に10回はカレーを食すカレー研究家のスパイシー丸山さんからお話を伺います。

カレー研究家の活動内容

カレー研究家の活動内容について教えてください。

カレーにまつわる記事の執筆、テレビ・ラジオ番組の出演や情報提供、イベントへの出演、トークショー、メーカーへの商品開発のアドバイス、料理教室の運営などを行っています。

また、日本野菜ソムリエ協会でカレーマイスター養成講座という講座を実施しており、そこで講師を務めさせていただいています。

カレー研究家の活動が収入源になっているのでしょうか?

普段はナレーションやMCなどエンタメ関連の仕事をしています。

カレー活動はあくまでも趣味の延長です。

最近はありがたいことに「副業」と呼べるくらいの収入に繋がるようになってきましたが、欲を出さないように気を付けています。

カレー研究家のスケジュール

これまでどれくらいのカレーを食べていますか?

外食だけでなく自宅でも食べる料理なので、かなりの数を食べていると思います。

数えたことはありませんが、一万食を超えるくらい食べているのではないかと。

カレーを食べる頻度は週に10食のペースです。

一年間で500~600食は食べていることになりますね。

不思議なのは、これだけ食べ続けていても決して飽きることがないこと。

毎食毎食「美味いなぁ!」と感動しながら食べ続けられています。

どのようなスケジュールで活動をされているのでしょうか?

仕事として受けている案件は締め切りがあるので都度スケジュールを決めて進めていますが、普段はお店でカレーが食べたいときにお店で食べ、自作モードのときは自宅でつくりまくるなど自由にやっています。

講義中の様子

カレー研究家になったキッカケ

幼少期からカレーがお好きだったのでしょうか?

子どもの頃から大のカレー好きでしたが、カレーまみれの人生へなった転機は30年前。

人生初のアルバイトが『ココ壱番屋(通称:ココイチ)』だったことです。

ここで毎日カレーを食べる喜びを覚えました。

バイトをしていた『ココイチ』は札幌のお店だったのですが、後に超有名となるスープカレー店『マジックスパイス』がバイト先のすぐ近くにあったことも大きかったですね。

『ココイチ』でバイトをして賄(まかな)いのカレーを毎日食べて、バイトの給料でスープカレーを食べに行く生活を送っていました。

この辺りから人生がおかしくなり始めたのかもしれません(笑)。

「カレー研究家」として活動を始めたキッカケを教えてください。

もともとは世界初のカレーHIPHOPユニット『SPICY BOYS』で「ひたすらカレーのことをラップする!」というコミカルな音楽活動をしていました。

活動を続けるも、曲に全く注目が集まらず……(苦笑)。

あるとき始めたカレー料理活動が評判を呼び始めました。

そこから少しずついろいろな声がかかるようになり、今があります。

志したというよりも、想定外の方向へ転がっていった感じですね。

ちなみに『SPICY BOYS』の活動はもうほとんどしていません。

「カレー」の活動を収入へ繋げる気はなかったということですか?

収入へ繋げていこうと考えていなかったので、最初は全然収入はありませんでしたね。

徐々に興味を持ってくださる人が増え、メディアなどへの露出と比例するように、少しずつ仕事に繋がっていくようになりました。

欲を出すといい結果に繋がらないので、カレー活動は流れに身を任せています。

カレー研究家のやりがい、つらさ

カレー研究家の活動をする上で、どのようなやりがいや楽しさを感じていますか?

僕の考えたレシピでスパイスからつくるカレーの魅力にハマってくれる方がいたり、僕の発信した食べ歩き情報で新しい味の虜になってくれる方や情報に対して喜びの声をくださる方がいたりするのは、やはりうれしいですね。

また、レシピや食べ歩きだけでなく、例えばカレーの歴史のような堅いトピックにも積極的に向き合うことで、点と点が線で繋がったり、今まで常識だと思っていたことが実は違っていた!と発見があったりするのは好きな瞬間の一つです。

逆につらいな、大変だな、と思うことはありますか?

どんなジャンルでも共通すると思いますが、ディープに追求して見えてきたことを伝えようとしても一部の人以外には響かないところに大変さを感じます。

レシピに関してはメディアなどから常に「簡単さ」が求められるので、レシピの工程をそぎ落としながらも美味しく着地させることに毎度苦労しています。

カレー料理教室の様子

カレー研究家としての目標

どのような思いを持って「カレー研究家」として活動をされていますか?

多くの人にとって「カレーライスは市販のルーで作るもの」「インドカレーはナンと食べるもの」というイメージがまだまだ主流です。

カレーには欧風カレー、スープカレー、タイカレー、和風カレーとさまざまな種類があります。

インドカレーも北インド、南インド、東インド、西インドで味や印象が全く異なります。

インド周辺国のパキスタンやスリランカでは、さらに雰囲気の異なるカレーがあったり、意外な国にカレー料理があったり、カレーは本当に多様性のある食べ物なんですよね。

このように多種多様なカレー一つひとつの魅力が、少しでも多くの人に届くことを願いつつ活動しています。

今後、カレー研究家の活動を通して目指していることを教えてください。

最近はスパイスカレーがちょっとしたトレンドになっているなどうれしい傾向もありますが、スパイスからカレーを作ること、そもそもスパイスを扱うこと自体が特別な行為だと、まだまだ多くの人が思っています。

「スパイスをもっと身近に!」という想いで、個別のスパイスがカレー粉と同じくらいメジャーな存在になるまで啓蒙していきたいですね。

個人としては自分のスキルや知識をもう少し形にしていければと思っていますが、前述している通りカレー活動はあまり欲を出さないようにしているため、流れに身をゆだねていこうかと。

これからも好奇心の赴くまま、マイペースにカレーを探求していきたいです。

好きを仕事にしたい人に向けてメッセージを

最後に、好きを仕事にしたい方へメッセージをお願いします。

自分がやっているような活動に興味がある方は、ひたすら情報を発信し続けてみてください!

発信した情報が有益であれば、きっと多くの人に届き、気がつくと仕事に繋がっているはずです。

長い道のりになる可能性もあるため、「好きなことを本業にする…!」と力むのではなく「あわよくば副業に…」くらいのゆるいスタンスでいた方が長く続くのではないかと思います。

もっとメイクマネーしたい方は、成功されている方やその道でお金を稼いでいる方について調べましょう(笑)。

スパイシー丸山さんに聞く、カレーの3つの魅力

1. 刺激
カレーは五味の全て(塩味、甘味、酸味、苦味、うま味)を備えているだけでなく、香りによる鼻腔の刺激、辛味による痛覚への刺激、あらゆる感覚を刺激してくれる唯一無二の食べ物です。

この刺激が心地よいからこそ、人はカレーを欲するのではないかと考えています。

2. 多様性
カレーを毎日食べ続けられる理由の一つが、カレーは「ルーで作るカレーライスが全てではない」というところ。

スパイスカレー、スープカレー、焼きカレー、和風カレー……源流のインドのカレーも地域によって味わいが全然違う。

他ジャンルにはない、ものすごい多様性があるからこそ興味が尽きないんだと思います。

3. プラモデルみたい
レシピ(説明書)通りに作るとある程度のものが作れて、さらに技術を高めるとそれ以上のものがどんどん出来上がります!

カレー作りは子どもの頃にハマったプラモデルのような楽しさがあると感じています。

だからこそ男性がハマる率も高いのではないでしょうか?