便利屋になるには

便利屋になるまでの道のり

便利屋に就職するか、個人で開業するか

便利屋は、なるだけであれば、誰でも思い立ったその日からなることができます。

便利屋として働く人は、便利屋として事業を営んでいる企業に勤める人と、個人で独立して仕事をしている人の大きく2種類に分けることができます。

会社に就職する場合も学歴が問われるようなことはほとんどなく、各社の年齢制限などの条件を満たしたうえで、熱意さえあれば便利屋になることは可能です。

また、一人で便利屋をやりたい場合には、「便利屋」という看板を掲げればその時点で便利屋になれます。

税務署へ開業届を出して、正式な屋号で営業すればさらに信用を集めやすくなりますが、これは簡単な手続きで終わりますし、必須ではありません。

便利屋になるハードルは、そこまで高くないといえるでしょう。

便利屋として稼ぐのは大変

ただし、便利屋になるのと、便利屋として稼げるかどうか、生計を立てることができるかどうかはまったく別問題です。

会社に勤める場合には、会社から給料が支払われるため、安定した収入を得ることができるでしょう。

便利屋を1からはじめる場合は、依頼がすぐに集まるとは限らず、仕事が舞い込んできたとしても、安定した収入を得るのはとても大変なことです。

ある程度の事前計画を立ててから開業することが重要ですし、しばらくは他の仕事を持ちながら可能な範囲で営業することも考えてもよいかもしれません。

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便利屋の資格・難易度

便利屋になるだけであれば資格は必要ありませんが、「代行運転をする」「尾行などの探偵業務をする」「ごみを取集して運搬する」といった作業を行う場合には、それに応じた資格が必要となります。

これらは便利屋を開業する前に取得しておいてもよいですし、便利屋になってから取得しても構いません。

ただし、お客さまの多様なニーズにきちんと応えていくためには、できる業務の幅を広げておくほうがよいのは確かです。

廃棄物処理業

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)」に基づいて、廃棄物を収集・運搬、処分することを許可した事業者、個人に与えられるものです。

一般家庭の清掃などで出た廃棄物を処分する場合、廃棄物を処理場まで運ぶためものです。

多くの自治体では、講習会課程を受講し、修了証をもらうことで取得することができ、各自治体の「産業廃棄物処理業者名簿」に掲載されます。

法人などの場合は、「産業廃棄物収集運搬業」という別の許可が必要なため注意が必要です。

古物商

不要品を引き取って販売する、いわゆるリサイクルを行う場合などに必要となります。

古物商許可は、便利屋がある管轄の警察署(公安委員会)に対して申請を行う必要があり、取得には多くの書類を提出しなくてはなりません。

普通2種運転免許

一般的には、タクシーやハイヤーの運転手が取得する資格ですが、便利屋が運転代行など「人を乗せて運び、運賃をもらう」際には普通二種免許が必要です。

普通自動車免許を取得後通算3年以上の運転経験があり、かつ21歳以上であれば取得できます。

探偵

「尾行」や「聞き込み」といった探偵業務をする際には、警察の生活安全課へ「探偵業開始届出書」の提出が必要となります。

電気工事士

コンセントの交換など、一般的な住宅の電気工事をともなう作業をする際には「第二種電機工事士」、マンションやビルなど、大きな建物での電気工事を行う際には「第一種電気工事士」が必要です。

どちらも筆記と実技試験で取得することができます。

電気工事士の仕事

貨物運送届出

荷物を運ぶことを仕事としてする際に必要な届出で、運輸局に申請が必要です。

害虫駆除業者

害虫の駆除を行う際には、劇薬や農薬を使用することがあります。

人々や環境の安全を守るため、害虫駆除を行うときは、各都道府県の条例に基づいて、「害虫駆除業者」の届出が必要です。

資格は多いほど有利?

上記のような資格は、必ずしもすべて取得しなければならないわけではありません。

便利屋によって「電気工事が得意」「リサイクル品回収をメインに行う」など、提供するサービス内容は異なる場合も多く、事業展開によって資格や許可を取得すればよいでしょう。

ただし、もちろん多くの資格を持っていれば、それだけ業務の幅は広がり、たくさんのお客さまを呼び込める可能性は高まります。

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便利屋になるための学校の種類

便利屋になる際に学歴が問われることはほとんどありません。

したがって、中卒や高卒からでも便利屋になれる可能性は十分あります。

便利屋に向いている人

便利屋は、別名「何でも屋」といわれるくらい、さまざまなことを仕事として請け負っています。

もちろん、特定の内容に特化したサービスを展開することも可能ですが、厳しい競争のなかで勝ち抜いていくためにも、ある程度幅広く、さまざまなことをこなせる便利屋のほうが重宝されやすいでしょう。

そのなかで、自分だけの強みを持っている人は実力を十分に発揮できると考えられます。

さらに、フットワークが軽く、臨機応変な仕事ができる人は徐々に信用・信頼を積み上げていくことができるでしょう。

便利屋に向いている人・適性

便利屋のキャリアプラン・キャリアパス

フランチャイズの便利屋

便利屋のなかには「フランチャイズ(FC)」という形態で事業を営んでいる人もいます。

フランチャイズとは、独立開業を希望する人、つまりは「オーナー」となる人がフランチャイズ本部に加盟することで、その会社が提供するノウハウに基づくビジネスをするモデルです。

フランチャイズのオーナーは、本部に対して「フランチャイズ加盟料」や「ロイヤリティー」と呼ばれる料金を支払う代わりに、本部からさまざまなサポートを受けられます。

コンビニや飲食などさまざまな業界でフランチャイズのビジネスモデルが普及していますが、近年は便利屋業界でもフランチャイズが活発になっています。

フランチャイズに加盟するメリット・デメリット

個人がいきなり便利屋を開業しても、お客さまからすれば「本当に信頼できるのか」と思われてしまいがちです。

しかし、フランチャイズは大手企業が本部となっており、広告や実績を通じて知名度やブランド力を誇っています。

フランチャイズに加盟すれば、そうした看板を掲げて営業できるため、信頼感が高まり集客がしやすくなるでしょう。

また、便利屋を開業する人の多くは、便利屋の仕事を初めてする人が大半です。

開業前後に疑問・質問が発生した場合はすぐに問い合わせることができたり、技術面の研修制度があったりと、本部がバックアップをしてくれる仕組みがあることもメリットです。

しかし一方で、フランチャイズに加盟する際には、たいてい「審査」が行われます。

フランチャイズ店は本部の看板を掲げて営業することになるため、オーナーの人間性などが信用に値する人かどうか、本部の規定をきちんと守れるかどうかといった確認が行われます。

便利屋として集客するには

便利屋は大規模な設備や事務所・店舗を持たなくても仕事ができ、資本力がなくても開業しやすいため、うまくいけば身一つで大きく稼ぐことも夢ではありません。

ただし、個人で営業する場合には信用が第一で、実績や経験が何もないところで開業しても、お客さまが大勢集まるということは考えにくいです。

最初は地道な宣伝や営業をしていく必要があるでしょう。

また、便利屋は、お客さまのご自宅で作業をすることも多くあり、このご時世では、便利屋に対して不信感を抱く人もたくさんいます。

したがって、どれだけ相手に安心感を抱いてもらえるかが、継続してお客さまを集めるポイントになるでしょう。

自分の名前や顔を出す、取得している資格を公表する、サービスや料金体系を明確にするといった工夫と努力が求められます。

便利屋を目指せる年齢は?

便利屋は、体力さえあれば何歳からでも始められる仕事です。

さまざまな資格や仕事の経験が生かせる仕事のため、50~60代で便利屋を始める人も多く、セカンドキャリアとしても注目が集まっています。

便利屋は女性でもなれる?

女性スタッフの増加

便利屋といえば、男性の仕事というイメージが強いかもしれません。

今も男性中心の世界ではあるのですが、近年では便利屋で働く女性スタッフも増えており、「女性スタッフだけの便利屋」という会社もあります。

便利屋に対する依頼のなかには、部屋の片づけや掃除、料理、事務雑用といったような、女性が得意とするようなものも多々あります。

また、お年寄りや子どもがいる家庭では、自宅に見知らぬ男性があがることを避ける傾向にあり、安心感のある女性が好まれます。

今後は男性だけではなく女性スタッフも活躍していくことで、より多くのお客さまのニーズに応えることができるといえるでしょう。

女性が長く続けられる仕事?

便利屋は、ハードワークといえる一面があります。

24時間体制で動く場合もありますし、あちこちに出かけたり、なかには身体を動かす作業もあったりと、ある程度の体力が求められるでしょう。

しかし、女性を積極的に採用している便利屋の会社であれば、女性ができる範囲で依頼を請けていくため、そこまで心配する必要はありません。

また、アルバイトの求人もあり、限られた日数や時間だけの勤務をすることも可能です。

まだまだ便利屋は女性が少ない世界ではありますが、プロの便利屋として活躍できる女性のニーズは確実に高まっています。

自信があれば独立開業して個人で仕事をしていくこともできるため、さまざまな働き方の選択肢から、自分に合うスタイルを見つけることができるでしょう。