アスレティックトレーナーの需要・現状と将来性

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アスレティックトレーナーの現状

アスレティックトレーナー(AT)を目指す人は、年々増加傾向にあります。

アスレティックトレーナーには「JSPO-AT(旧JASA-AT)」というJSPO(日本スポーツ協会)が実施している資格があり、その合格者数の推移を見ても年々増えていることが確認できます。

具体的には、2012年には207人だった合格者は、2014年以降は350人から450人程度で推移しており、アスレティックトレーナーの資格保有者は2020年時点で4000人を超えています。

ほかにも「JATAC-ATC」という国内の民間資格と「NATA-BOC公認ATC」というアメリカの国家資格などがありますから、アスレティックトレーナーの数が着実に増えていることは間違いありません。

まだまだ十分な人数がいるとはいえませんが、有資格者の増加は需要があることの証拠であり、これからさらにアスレティックトレーナーを目指す人は増えていくことが予想されます。

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アスレティックトレーナーの需要

アスレティックトレーナーが国家資格として社会的にも認められているアメリカなどとくらべると、日本における認知度はまだまだ低いです。

しかし、スポーツの現場でも少しずつアスレティックトレーナーの必要性は認識されつつあり、徐々に需要も高まってきています。

現状、日本におけるアスレティックトレーナーは、「理学療法士」「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」など他の免許も保有している人が多いです。

理学療法士の仕事
あん摩マッサージ指圧師の仕事
鍼灸師の仕事

そういった資格を生かして普段はスポーツジムや医療機関などの施設で働き、アスレティックトレーナーとしての活動については、ボランティアで請け負っているというケースも多いのが実情です。

しかし、近年はプロや実業団のチームだけでなく、高校などの学生スポーツの現場でもアスレティックトレーナーの需要が高まっており、活躍の場は少しずつ広がっています。

アスレティックトレーナーの将来性

アスレティックトレーナーの活動基盤の確立は、日本においてはまだこれからという側面がありますが、年々「JSPO-AT」の有資格者が増えるとともに少しずつ改善しています。

2011年のスポーツ基本法の公布や近年の健康意識の高まり、高齢化社会における運動指導の必要性なども相まって、今後、アスレティックトレーナーの需要はさらに多様化していくと考えられます。

高齢者の運動指導やリハビリテーションによる機能回復訓練、怪我の予防策が検討されている学生スポーツの現場などでも、アスレティックトレーナーの必要性が議論されるようになっています。

時代の流れから見ても、アスレティックトレーナーは将来性のある職業といえます。

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アスレティックトレーナーの今後の活躍の場

競技スポーツの現場で働くことを希望してアスレティックトレーナーを志す人が多いものの、現状ではプロや実業団のチームに所属したり、トップアスリートと専属契約を結んでいる人は限られています。

国内の競技スポーツの現場でも今後、アスレティックトレーナーの活躍の場は増えていくことが予想されますが、それに加えて海外にも職場は広がりつつあります。

たとえば、近年、急成長しているアジアのプロサッカーリーグでは日本人の選手や指導者の活躍が目立ち始めており、トレーナーなどのスタッフに関しても日本人が起用される例が増えています。

日本で知識を身につけ、実績を積んでいけば、海外で職場を探すという選択肢もこれからさらに増えていく可能性が高いです。

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