専門学校のオープンキャンパスで見るべきところは? 服装や持ち物は?
多くの専門学校が入学前に自校を知ってもらうための機会としてオープンキャンパスを開催しています。
オープンキャンパスに参加することで、その学校のことがより深く理解できたり、学生生活に対する不安な点を解消できたりします。
専門学校のオープンキャンパスでは何が行われるのか、参加するとどんなメリットがあるのか確認しておきましょう。
専門学校のオープンキャンパスとは?
オープンキャンパスと聞くと、学外の人が校内を見学できる日、といったイメージを持っている人も多いはずです。
専門学校にとってオープンキャンパスは自校についてより多くの人に知ってもらうための絶好の機会です。
そのため、さまざまな趣向を凝らしたプログラムが用意されています。
まずはオープンキャンパスの内容や見どころについて紹介します。
オープンキャンパスの主な内容
専門学校のオープンキャンパスで一般的によく行われているのは、次のようなプログラムです。
・学校説明会
・学校見学
・模擬授業
・体験実習
・個別相談
学校説明会では、その学校の教育方針やカリキュラム、学科ごとの特徴や進路について総合的に知ることができます。
学校見学では学内の施設を実際に自分の目で見て回ることができ、パンフレットやホームページだけでは分からなかった学校の雰囲気を感じ取ることができます。
体験授業は体験実習は、オープンキャンパス参加者の間で人気のあるプログラムです。
専門学校で実際に行われている授業や実習をダイジェストで体験できますので、授業の雰囲気が分かります。
個別相談では、進路や入試に関する相談や、疑問に思っている点などを質問できるので、不安を解消しておくことに役立ちます。
オープンキャンパスで見るべきところ
専門学校で過ごす期間は、将来の職業に役立てるための知識や技能を学ぶ濃密な時間になります。
いかに集中してじっくりと学ぶことができるかが、専門学校での学びを将来に役立てるポイントとなります。
オープンキャンパスでは、自分が学びたい分野の勉強に取り組むための環境がどれだけ充実しているか、よく観察しましょう。
講義を受ける教室や実習室、実習に使う設備がそろっているかなど、案内をよく聞きながら確認し、分からない点は質問しておきましょう。
模擬授業や体験実習を受けるのであれば、「授業内容に興味を持てたか」「実習を楽しいと感じられたか」をできるだけ先入観を持たず自問自答しましょう。
また、オープンキャンパス全体を通して、学校に対して良い印象を持ったか、「ここで学びたい」と思えたか、といった点も重要です。
入学すれば2年間(学校によってはそれ以上の期間)を過ごす学校ですので、入学して学びたいと思えたかどうかも重要なポイントです。
オープンキャンパスに参加するメリットとは?
オープンキャンパスへの参加は、入学するにあたっての必須条件としていない専門学校がほとんどです。
必須条件ではなかったとしても、できる限り都合を合わせてオープンキャンパスに参加しておくことをおすすめします。
なぜ専門学校のオープンキャンパスに参加しておいたほうがいいのか、参加するメリットについてまとめました。
学内の様子を直接見て体験することができる
専門学校の学内には、ふだんは部外者が立ち入ることはできません。
パンフレットやホームページで学内の様子が一部紹介されていることもありますが、写真から分かる情報は限られています。
やはり自分の目で直接見ることによって、学内の雰囲気や実際の様子がよく分かるのは大きなメリットです。
「パンフレットを見ていた印象では堅い感じがしたけれども、オープンキャンパスに参加してみたら先生方が気さくで安心した」といったように、印象が大きく変わる可能性もあります。
反対に、学内を見学してみたところ「自分にはちょっと合わないかもしれない」と感じるかもしれません。
このように、入学前にいちど自分の目で学内の様子を見ておくことで、入学してからのイメージをつかみやすくなるでしょう。
模擬講義や体験実習を受けられることもある
専門学校の授業や実習は、特定の職業を目指すにあたって必要な知識や技能を習得することに特化されています。
裏を返せば、授業内容に興味が湧かないと学校生活がとても苦痛なものとなってしまう恐れがあります。
オープンキャンパスで模擬講義や体験実習を受けると、実際の授業や実習ではどのようなことを習うのかイメージしやすくなります。
模擬授業や体験実習が「面白い」と感じ、もっと続きを聞いてみたいと思えるようなら、入学後も授業内容に興味を持ってのぞむことができるでしょう。
反対に、模擬授業や体験実習の時点で興味が全く湧かないようなら、その分野の専門学校に進学してよいかどうか、いまいちど検討しておく必要があります。
模擬授業や体験学習は、入学後のイメージを明確にするだけでなく、自分自身の適性を知る上でも貴重な機会です。
疑問点や不安な点を質問することができる
専門学校のパンフレットやホームページを見ても解決できない疑問点があるようなら、オープンキャンパスの個別相談で質問するといいでしょう。
入学するかどうか迷うほど不安に感じていたようなことでも、質問すればその場ですぐに回答を得られ、不安が解消されるような問題かもしれません。
パンフレットなど公式の情報には掲載していないものの、入学を検討している人から毎年よく聞かれる質問について学校側があらかじめ回答を用意しているケースがあります。
自分でできる限り情報を調べることは重要ですが、調べた情報が本当に正しいかどうか、最新の情報かどうかはよく確認しなくてはなりません。
その点、質問して直接回答を得たのであれば、正確かつ最新の情報として信用できるはずです。
一部の入試ではオープンキャンパス参加が必須条件のことも
オープンキャンパスは基本的に自由参加で、参加しなかったからと言って入試で不利になるようなことはありません。
ただし、AO入試など一部の入試ではオープンキャンパスへの参加が応募要件となっている場合があります。
このような場合、実質的にオープンキャンパスへの参加が出願のための必須条件ですので、受験を希望するのであれば必ず参加しておく必要があります。
出願する時期になってから「実はオープンキャンパスに参加しておく必要があった」と知っても遅いので、とくにAO入試を利用する場合は事前によく調べておくようにしましょう。
20代で正社員への就職・転職
オープンキャンパスに参加する際の注意点
オープンキャンパスは自由に参加できますので、基本的には気軽に参加申込をしてよいものです。
ただし、当日は過密なスケジュールで多くの情報を得ることになりますので、聞いてきた内容をしっかりと持ち帰る必要があります。
また、受験生として合否を判断される側の立場にいるといった適度な緊張感を持つことも重要です。
最後に、オープンキャンパスに参加する上での注意点について確認しておきましょう。
オープンキャンパス参加時の服装
オープンキャンパス参加時の服装は「自由」とされていることがほとんどです。
案内などに服装自由と記載されているのであれば、わざわざ高校の制服を着て参加する必要はありません。
ただし、普段着で参加するとしても、受験生としてオープンキャンパスに参加するという意識を忘れないようにしましょう。
勉強をする場にふさわしい服装を心がけ、不快感を与えかねない身だしなみは避けるべきです。
服装以外の参加態度にも注意が必要です。
きちんとした姿勢で真剣に話を聞き、スマートフォンを触るなどのよそ事をするのは避けましょう。
友達と一緒に参加する場合は、私語によって周囲の迷惑にならないよう十分注意してください。
オープンキャンパス参加時の持ち物など
オープンキャンパス当日の持ち物は、事前によく確認して忘れ物がないようにしましょう。
当日は多くの情報に触れることになりますので、記憶に頼るのではなく、筆記用具と手帳を必ず持参してメモを取ります。
入試に関する情報など、聞き間違いがあってはならない情報が伝達される場合もあります。
常にメモを取ることができるように準備しておいてください。
また、オープンキャンパスではパンフレットや説明資料を複数持ち帰ることになります。
手提げやリュックなど、ある程度の量が入るカバンを持参するようにしましょう。
このほか、全体での学校説明会や体験実習など開始時間が決まっているものもありますので、集合時間に遅れることのないよう当日のスケジュールをしっかり確認しておきましょう。
この記事のまとめ
オープンキャンパスに参加すると、専門学校の雰囲気を直接見られるだけでなく、授業や実習の様子を知ることができるなど多くのメリットがあります。
たいていの学校が、高校が休みの時期などに複数回オープンキャンパスを開催しています。
志望度の高い専門学校のオープンキャンパスについては、一度は参加してみることをおすすめします。
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