訪問美容でシャンプーありのメニューはどうやる? 現役の美容師が解説します
こんにちは。三重県で訪問美容サロンRingoとして活動している大脇です。
今回は訪問美容で行う「シャンプーあり」のメニューの施術方法をまとめていきます。
最近では訪問美容サービスを通して、カット以外のカラーやパーマといったメニューを希望される方もどんどん増えています。
しかし上記のメニューは、お流しやシャンプーが含まれるメニューになりますので「一体どうやってやれば…」と疑問に持つ方も多いでしょう。
そこでこちらの記事では、僕自身の経験をもとに(シャンプーありのメニューの)施術方法を解説していきます。
移動式シャンプー台を持参する
まず一番多いのは移動式シャンプー台を使用する方法です。
僕が使用しているのは上記のシャンプー台と専用チェアで、各15キロ前後だったかな?と思います。(ちょっと重めですが^^;)
こちらを施術スペースまで運び、タンクにお湯を入れて使用。(片方のタンクから汲み上げ、片方のタンクに排水する仕組み)
使用するお湯は15〜20リットルくらいと限られた量にはなりますが、慣れるとロングヘアーの女性でも余裕で足りる量です。
また椅子は背中が少し倒れる仕様になっており、サロンのバックシャンプーとほとんど同じ仕組みになっています。
今ではネットで「移動式シャンプー台」と調べると、いくつかモデルが出てきますので、自分にあったモデルを探してみましょう。
ベッド上でのシャンプー方法は?
訪問美容では「ベッド上で寝たままの方」を施術する機会もあります。
そしてベッド上のシャンプーで一番手軽なのは、吸水パッドを敷いた方法です。
頭の下に吸水パッドを敷き、お湯を入れたペットボトルを使いながらゆっくり流していきます。
吸水パッドを少しづつずらし、ベッドや服が濡れないよう進めていきます。
また洗髪曹というアイテムもあり、頭の下にセットしながらシャンプーする方法もあります。
訪問先のお風呂を借りる
移動式シャンプー台がない場合は、訪問先のお風呂を借りながらシャンプーする方法もあります。
美容師目線ではシャンプー台を持参しなくてもいいというメリットはありますが、事前に(お風呂を借りながらのシャンプーという事を)了承もらっておきましょう。
施設では入浴時間にあわせて施術する方法もあり
介護施設での訪問美容でもカラーやパーマを希望される方は多いです。
そして基本的には移動式シャンプー台でお流しする事が多いですが、中には入浴時間にあわせて施術するケースもあり。
例えばカットやカラー塗布までを美容師が行い、時間になったら職員の方がお風呂でお流しするという流れ。
こちらは職員さんとの連携プレーになるため、しっかりヒアリングしながら時間管理する必要があります。
在宅でも塗布のみするケースもあり
またこちらは僕が行っているメニューでもあるのですが、シャンプー以降はお客様自身でして頂くケースもあります。
どういう事かというとカットやカラー塗布まで僕が行い、シャンプーはお客様にしてもらうという流れ。
カットとカラー塗布までだと1時間もあれば終わります。そして料金を少し安くする事でお客様目線でもお得感あり。
移動式シャンプー台がない場合は、こちらの方法でカラー対応していくのも一つの方法かなと思います。
いかがでしたでしょうか。
訪問美容では絶対にこうしなきゃいけない!というルールはないため、ケースバイケースでの動きが必要になってきます。
様々なメニューに対応する事で満足度は上がっていきますので、自分にあったシャンプー方法を見つけていきましょう。