訪問美容師とはどんな仕事? 働き方の流れを現役の美容師がわかりやすく解説
三重県で訪問美容師として活動する大脇貴志と申します。
訪問美容の活動をはじめて5年ほど経過しましたが、ここ数年訪問美容に興味を持つ美容師さんから質問を頂く機会が増えてきました。
そこでこちらの記事では、訪問美容師がどんな仕事なのか、一日の流れと共にわかりやすく解説していきます。
訪問美容とは何かしらの理由で美容室に行けない方のためのサービス
まず訪問美容とは、何かしらの理由で美容室に行けない方のために行うサービスになります。
何かしらの理由とは
・高齢で外出するのが難しい
・何かしらの病気や怪我でで外出が難しい
・妊娠中や産後で外出が難しい
・家族の介護中で外出するのが難しい
など様々な理由があり、世の中には美容室に足を運ぶ事が難しい方がたくさんいらっしゃいます。
それらの方の自宅(または介護施設)に出張し、カットやカラーなどの美容サービスを提供するのが訪問美容になります。
メインの訪問先は自宅や介護施設が多い
訪問先としては自宅、または介護施設が主になります。
訪問美容=介護施設でカットみたいなイメージが強かったですが、最近では個人宅でも訪問美容サービスを提供する機会が増えてきています。
認知度的には自宅に来てくれる事をまだまだ知らない方が多い印象ですが、今後の需要UPと共に認知度も間違いなく上がってくることでしょう。
介護施設では一日に何十名もカットすることが多い
介護施設の規模にもよりますが、施設訪問する時は一日に何十名もカットさせて頂くこともあります。
僕の経験としては午前と午後に分けて、20〜30名ほどカットすることが多いです。
一人あたりのカット時間としては10〜15分程を目安とししており、なるべく短時間でその方にあったヘアスタイルを提供できるよう意識しています。
また中にはカラーやパーマを希望される方もいらっしゃいますので、移動式シャンプー台を持参する事もあります。
個人宅への出張は一日2〜3件が多め
続いて個人宅への出張では、メニューにもよりますが一日に3件前後訪問することが僕は多めに。
そして個人宅への訪問では、2〜3畳のスペースをお借りして施術します。
個人宅の訪問美容の流れとしては下記のイメージに。
・依頼先の自宅へ訪問(駐車場はお借りします)
↓
・施術スペースの準備
↓
・施術(カットのみだと約30分前後、カラーカットは1時間半前後)
※シャンプーありのメニュー時は、お湯を洗面台などから頂きます。
↓
・施術終了後は手早く後片付け
↓
・お会計して帰宅
また気をつける点としては、荷物搬入時に壁や床を絶対に傷つけないこと、髪の毛や汚れを残さないことが挙げられます。
相手のお家スペースを借りながら施術するため、上記は特に意識しながら毎度活動しています。
一日の活動時間は朝〜夕方が基本です
最後に訪問美容師としての活動時間は朝〜夕方が基本になります。
僕の経験上では、朝の依頼が一番多く、次に多いのが昼過ぎの依頼に。
また夕方以降は依頼がほぼないため、基本は15〜16時に帰宅する流れです。
美容室のように拘束時間も短いため、限られた時間内で活動したい方や、夕方前には帰宅したい方にぴったりな働き方ではないでしょうか。
以上、今回は訪問美容師としての働き方イメージを簡単に解説させて頂きました。
これから訪問美容師という働き方に興味を持つ方がさらに増えれば嬉しいですね!
少しでも今回の記事が参考になれば嬉しいです。