私が消防士になるまでと消防士のやりがいについて
今回は、私が消防士になるまでの過程と、消防士のやりがいについて記事にしました。
消防に興味がある方や、消防という仕事に就きたい方の参考になれば幸いです。
高校時代は帰宅部
某工業高校に進学して、普通の高校生活を送りました。
スポーツは得意ではありましたが、スポーツ系の部活にも入っておらず帰宅部でした。
勉強は中の上で、すごく勉強ができる訳でもありませんでした。
そして、3年生の時に進路をどうするか迷い、専門学校に進学することになります。
安定した職業である公務員になりたいと考えていたので、公務員に就くための専門学校に進学します。
この時は、まだ漠然とした夢しか描いておらず、中途半端な人間でした。
高卒で消防士になりたい方は、運動部で体を鍛えて、公務員試験の勉強をしましょう
専門学校で公務員試験の勉強をする
公務員になるには、公務員試験を通過しなくてはなりません。
その公務員試験を通過するために、専門学校で学びます。
私が通っていた専門学校では、主に1次試験の教養試験対策を行いました。
1次試験で落ちてしまっては、どんなに人柄や人間性が良くても採用されません。
このため、朝から夕方までみっちりと勉強をします。
時には、学校をサボって遊びに行っていたこともありましたが・・・
今思うと、高い学費を払いながら、学校をサボるなんてもったいないと思います・・・
そして、2年生の時、地元の消防本部を受験します。
1次試験、2次試験と合格することができ、内定をいただきました。
1次試験は、2年間勉強をしてきたので、比較的簡単な印象を受けました。
体力試験は、学生時代のスポーツテストを行う感じです。
消防を受験する際は、筋トレやランニングで体を鍛えておきましょう。
2次試験の小論文や面接は、しっかりと対策をして臨めば怖くありません。
小論文では、消防に関する題材が多いでしょう。
面接では、ハキハキと答え、元気な印象を与えましょう。
公務員の専門学校では1年コースと2年コースがあります。
しっかりと勉強することができれば1年で合格することができます。
自分の知識に合わせて選択しましょう。
消防学校
各自治体の消防に合格すると、消防士見習いとして、県消防学校に入校します。
ここでは約6か月、一人前の消防士になるために訓練や座学を行います。
基本的に、寮生活となり、週末のみ外出が許されます。
厳しいと思うかもしれませんが、ここで苦楽を共にした仲間は一生の宝となります。
各消防本部に配属になってからも、相談をしたりと頼りになります。
同期は大切にしましょう。
この6か月間の消防学校生活を終えることができれば、晴れて消防士となります。
消防学校では集団生活です。
他人を思いやり、協調性をもって取り組みましょう。
これがやがて消防士になったときに役立ちます。
消防士のやりがい
消防士は市民のために働く公務員です。
他の公務員よりも、感謝の言葉を直接感じることができる職業だと感じています。
困っている人の所に行き、直接助けることができる職業です。
私は、ここにやりがいを感じています。
社会にでると、こんなにも「ありがとう」と言っていただける職業は少ないと思います。
人を救いたい、人のためになることをしたい、体を動かす仕事をしたい。
このような人は、消防士になってよかったと心から感じると思います。
私は、消防士でもあり、救急救命士でもあります。
消防士となり10年目の時に、救急救命士の国家試験を受験し合格することができました。
救命士として働きだしてから、さらに仕事のモチベーションを高く保つことができています。
仕事の責任は重くなりますが、その分市民の皆さんに安心して住める街を提供することができていることにやりがいを感じています。
救急救命士になるには、大学や専門学校から受験する他に、現役の消防士でも受験資格をパスすることで受験することができます。
消防士に合格することができた方は、ぜひ救急救命士の資格も取ってほしいと思います。
消防士でもあり救命士でもある、二刀流で消防を盛り上げていきましょう。
今回は、私が消防士になるまでの過程とやりがいについてご紹介しました。
消防士になるためには、公務員試験合格レベルの知識、体力が必要です。
合格してからは、消防学校での厳しい訓練についていかなければなりません。
いばらの道ですが、消防はとてもやりがいがある仕事です。
市民から感謝される仕事です。
共に働ける日を楽しみにしています。
最後に、消防士や救急救命士向けの情報ブログも開設しています。
https://ichipapa-zeroblog.com/