私が客室乗務員になるまで・一番必要なスキルは?
客室乗務員になってたくさんの国を訪れ自分の知らない世界を見てみたい…!
英語を使った仕事をしてみたい…!
といった憧れでいっぱいだった学生時代。
けれども私の周りには客室乗務員はもちろん、航空業界で働く人が身近にいなくて、どうすれば客室乗務員になれるのか、どういった受験対策が必要なのか、その目指し方すらわかりませんでした。
今回は当時の私が最も知りたかった「どうやって客室乗務員になったのか」その具体的ななるまでの道のりやポイントについてお伝えしたいと思います。
客室乗務員になるために必要なスキルとは?
客室乗務員になるために必要なスキルとは一体どんなものでしょうか?
英語力?
体力?
コミュニケーション力?
綺麗であること?
私が学生時代になんとなくイメージした客室乗務員に必要なスキルは上記のようなものでした。
大学生になるまで飛行機に乗る機会もなく、周りに航空業界の知り合いもいなかった私にとって「客室乗務員になる」というのは夢のまた夢、自分がなっている姿は想像すらできないものでした。
自分で勝手に客室乗務員という存在そのもののハードルを上げてしまい、受験する前から怖気付き、周りに自分の夢を話すことすら出来なかったのです。
けれども実際に客室乗務員になってみると、大切だったことは思っていたよりずっとシンプルでした。
英語力や体力、コミュニケーション力や美しさももちろん大切ではありますが、こうしたスキルは客室乗務員になってからも伸ばせるもの。
それよりも、「その人だけのもつ人柄や考え方そのもの」「そうした自分だけのらしさを上手く表現できるか」というポイントにたどり着くのです。
そうした自分らしさをいかに上手に面接で伝えられるのか、また自分自身がその自分らしさにどれだけ気付いているか、ということが客室乗務員を目指す上で重要なスキルとなってきます。
新卒受験のポイントは?〜学生時代の経験を採用試験に活かすポイント〜
新卒採用を行う際、企業が求めるCA像とは一体どのようなものでしょうか?
それはずばり、フレッシュかつ前向きな姿勢を持つ客室乗務員を求めています。
学生生活をはじめ、今まで経験してきた様々な出来事や人間関係をもとに、今の自分の考え方は成り立っています。
楽しい思い出・成功体験だけではなく、悔しい気持ちや怒りの気持ち、ときに自分自身にがっかりしたり悲しくなった経験もきっとあるのではないでしょうか。
そうした様々な出来事に対してどう感じたのか、またどう乗り越えてきたのか、困難にぶつかったときの対応方法や気持ちの切り替え方を知りたいと思う企業はきっと多いと思います。
なぜなら、仕事を続けていくと必ず困難にぶつかり、挫折したり落ち込んだりマイナスな気持ちを経験することのほうが多いから、なのです。
とはいえ、まだ社会人経験のない学生さんに最初から高いレベルの対応力を求めているわけではありません。
それよりも純粋な「客室乗務員になりたい!」という意気込みや熱い想い、まっさらな気持ちや新しいフレッシュな空気を求めている部分も大きいのです。
そのために大切なことは、具体的に自分がCAになったらどんなサービスが出来るのか、ということを今までの経験をもとに自分の言葉で伝えられるかということになります。
既卒受験のポイントは?〜既卒採用ならではの強みとアピールポイント〜
既卒採用を行う際、企業が求めるCA像とは一体どのようなものでしょうか?
それはずばり、前職での経験を活かしたサービス・接客のできる客室乗務員を求めています。
新卒採用との最も大きな違いは、既に別の企業にて仕事を経験している、というところです。
どのような仕事でも基本的なルールや社会人としての常識はもちろん、ときに我慢をしたり理不尽な場面に遭遇したり、仕事は決して楽しいことだけではないでしょう。
また反対に、一緒に働く仲間とのチームワークや成功体験、頑張った成果が認められた達成感を味わい、仕事の面白さを感じることもあると思います。
そうした仕事を通して感じてきた様々な経験を、客室乗務員の仕事でどのように活かすことが出来るのか、つまりは客室乗務員としてどのようなサービスが出来るのか、にいかに繋げられるかが既卒受験者の最大の強みでありアピールポイントとなります。
そのために大切なことは、具体的な前職での経験内容とCA像が面接で伝えられるかということになります。
客室乗務員になりたいと思い、CA受験対策や採用試験・面接について調べてみると必ず出てくるトピックスのひとつに、客室乗務員になるための専門スクールや講座に通うべきかどうか、という問題があります。
客室乗務員の採用試験は他の企業との試験とは少し異なる要素が多く、例えば…
・コミュニケーション力をチェックする集団面接・ディスカッションがある。
・英語を使う仕事のため、英会話の面接がある。
・日々のフライトや時差に適応できるか確認するため、体力テストがある。
・気圧の変化に対応できるか確認する聴力検査がある。
・フライトする際に最低限必要な身長制限がある。(身長の検査がある)
・企業によっては年齢制限がある。
・一般的なリクルートスーツを着ている受験生はほぼいない。
・メイクや髪型(シニヨンが9割!)を見ただけで客室乗務員の受験だと一目で分かる。
…などなど、一例ですが上記のようなちょっと特殊な傾向があります。
受験対策の本やネットだけでも必要な情報は一通り調べられますが、一度はスクールでどういった対策が必要なのか、具体的な採用試験の内容はどんなものなのか、気になった方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、私が勤めていた航空会社の同期や先輩、後輩に聞いてみた範囲では、「何かしらのCAスクールや受験対策講座に通ったことがある」という方がほとんどでした。
やはり特殊な受験対策が必要な業界でもあり、何より自分自身の不安をなくすためにも、単発でもいいのでスクールや講座に一度は行ってみることをオススメします。
私自身はチケット制のスクールをアメーバブログで検索して見つけ、単発の講座を2回、7〜8回で1クールのコースを1回受けました。
(実際には7〜8回のコースの2回目を受けた時点でちょうど既卒受験がスタートし内定したため、残りの講座は受けずに済んでしまいました)
大手のスクールに通うことも考えましたが、スクール費用が高いこと、客室乗務員になりたい仲間を見つけたいとはそこまで感じなかったこと、(ワイワイ頑張るより、一人でコツコツ頑張りたい派でした)、少数できめ細かい受験対策を短時間で学びたかったことなどから、個人の方が開講しているスクールに期間を決めて通うことにしました。
自分が入りたい会社の客室乗務員を経験・退職された方のスクールをアメーバブログで見つけ、毎日アップされる記事を見て、この方のもとで学んでみよう!と決意。
最初は正直どんな方なのか、怪しいスクールではないか…など不安もあったので、初めてお会いしたときはカフェで1時間ほどスクールについて、授業についてなどお話を伺い、その後受講することに決めました。
今はブログだけでなく、InstagramやTwitterなどを検索してみると、多くのCAスクールや受験対策講座を見つけることができると思います。
なるべく費用をかけず、短期間かつ少人数の授業で学んでみたい方、またとりあえずCAスクールがどんな内容のものなのか知りたい方にはオススメです。
いかがでしたでしょうか。
新卒・既卒に関わらず、客室乗務員になるために大切なことは、
・自分のことをどれだけ自分自身が知っているのか
・「自分らしさ」をどれだけ今までの経験と絡めて自分の言葉で伝えられるか
どちらもこの2つのポイントが共通して大切なポイントとなってくるのです。
また、こうしたスキルは客室乗務員になるためだけでなく、実際に客室乗務員になった後の接客・サービスにも活きてくるスキルのため、今から意識しておくことをオススメします。