ショップ店員のつらいこと・大変なこと・苦労

ショップ店員のつらいこと・大変なこと

1日中立ちっぱなしの仕事

ショップ店員は仕事中、店頭で立ちっぱなしです。

倉庫仕事の時も、物を運んだり、しゃがんでタグつけをしたりが基本で、座りながら仕事をすることはほとんどありません。

仕事終わりには足はパンパンで、体力的にもつらく、歳をとると転職を考える人もいるほどです。

また、一年で最も忙しい繁忙期には朝から晩までお客様が行列をなし、休憩をとることすらままならないこともあります。

土日祝日は休めない

ショップ店員に限らず、接客業全般で言えることですが、土日祝日はほぼ休めません。

そのため、一般的な仕事をしている友達や家族とはなかなか休みが合わず遊べないという不満を持つ人は非常に多いです。

しかし、土日祝日にまったく休めないというわけでもなく、シフト制の場合は希望を出せば土日祝日でも休みを入れてくれたり、交代でお休みをまわしたりするお店もあります。

ショップ店員が土日祝日完全休みで働くことは難しく、店長などの立場になると、他の社員やアルバイトの休みを優先させるため、ますます休みづらくなります。

一方、「平日休みはショッピングやレジャーも空いていてゆったり楽しめる」「旅行も平日の方が安い」などといったメリットもあります。

初対面の人との会話

ショップ店員のメインの仕事は接客業です。

常連のお客さまでも初めて来られたお客さまでも、自ら積極的に話しかけ、上手に会話をせねばなりません。

どんなに苦手なタイプの人でも、年下でも年上でも、分け隔てなく声をかけ、どんな相手でも話を弾ませることができるコミュニケーション力が必要とされます。

初対面の人と話すのが苦手な人や、人見知りをする人だと、苦痛に感じることがあるかもしれませんが、ショップ店員にとっては欠かせないスキルのひとつなのです。

売上ノルマに追われる日々

アパレルショップの店員などの場合、売り上げノルマも発生します。

店舗全体の売り上げノルマがあるお店や、ショップ全体の売り上げノルマがある店など、そのルールはさまざまです。

売上ノルマを毎月のように達成する店員もいれば、なかなかノルマに追い付かない店員もいます。

ノルマが達成できなくてもお給料が下げられることはありませんが、評価には響いてしまうため、顧客を多く獲得し、ノルマをクリアできるよう、さまざまな工夫や努力をしなくてはなりません。

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ショップ店員の悩み

接客のストレス

接客業をしていると人と話をすることが苦痛になってしまうという人は多く、これはショップ店員も例外ではありません。

また、お客さまとのコミュニケーションだけでなく、職場の人間関係に悩むこともあります。

先輩や同僚、友達などに相談をして乗り越える人が多いですが、真面目な人だと時に悩み過ぎてストレスを抱え込んでしまう人もいます。

むくみや腰痛

立ち仕事であるショップ店員は、足のむくみや腰痛を抱える人が大半です。

レディースアパレルショップなどだと、ヒールで1日立ちっぱなしということもざらにあり、仕事が終わるころには足がパンパンで歩くのもつらいことも珍しくありません。

インテリアショップなどの場合は、家具や家電など重い荷物を運ぶことも多いため、腰を痛めることもあります。

帰宅後やお休みの日にしっかりとケアをしなければ、疲れを次の日に引きずってしまうため、さまざまな工夫をして身体を癒す人も多いようです。

購入費がかさむ

ショップ店員は毎日のように入荷してくる新作に囲まれる環境にあります。

自分の好きなブランドや、インテリアや音楽など趣味に関わる店舗に勤めようものなら、その大きな誘惑から逃れることは至難の業です。

社割がきくということもあり、「気になるものを次から次へと購入し、気づけばお給料のほとんどをつぎ込んでいた」という人も少なくありません。

また、アパレル系企業では自社ブランドの洋服着用を義務付けている店舗も多く、その購入費がかかるということも悩みどころです。

ブランドの顔として見た目に気を配るということもショップ店員の仕事ですが、金銭的負担が大きく生活が苦しいという現状もあります。

ショップ店員を辞める理由で多いものは?

職場環境

レディースアパレル系ショップなどの場合、ショップ店員が女性のみという店舗も多くあります。

女性同士仲よく協力しあうお店もありますが、ショップ店員間でのトラブルを理由に嫌で辞める人も多くいるほどです。

また一般的なサラリーマンと比べると給料が低く、生活が苦しいと感じ離職する人もいます。

キャリアアップを目指して

ショップ店員は、一定の年齢になると「ブランドイメージに合わなくなった」「顧客の年齢層と会わなくなった」と辞める人も多くいます。

長く働くために、自分の年齢やキャリアに合わせて転職する人が非常に多く、一定の店舗やブランドで長年勤めるということはほとんどありません。