集団面接・グループ面接の対策まとめ(読了時間:5分44秒)

一次面接では個人面接ではなく集団面接を行う企業が少なくありません。

学生が2名以上同時に選考を受ける集団面接には、独特のパターンやコツがあります。

複数名が同時に選考を受けるため、準備不足のままのぞむと際立ってしまうこともあります。

面接当日に焦ってしまわないよう、流れをしっかりと把握して練習しておきましょう。

集団面接での入室から退室までの流れをつかもう

集団面接では、2名〜数名程度が同時に入室する点が個人面接と異なります。

先頭の学生がドアをノックし、「どうぞ」の合図を待ち「失礼します」のひと言を添えてドアを開けます。

入室したら一礼し、椅子の前に立って全員が入室するのを待ちましょう。

面接担当者から「お掛けになってください」と言われたら、「失礼します」と言って腰掛けましょう。

集団面接では、ほとんどの場合はじめに自己紹介の時間が設けられます。

その後、質問や自己PRを経て、学生側からの質問を受け付ける「逆質問」となるケースが多いです。

面接が終了したら、ドア側に近い学生から順に退室します。

立ち上がったら「ありがとうございました」とお礼を述べ、一礼します。

部屋を出る前に面接担当者のほうを向き、「失礼します」と言って一礼しましょう。

最後の学生は面接担当者に背を向けないよう、ドアを閉めます。

以上が集団面接の一般的な流れになります。

企業によって一部異なることもありますが、大筋ではこの流れになることが多いので、全体の流れをまずは頭に入れておきましょう。

集団面接で注意しておきたいマナーを押さえよう

集団面接では、注意しておくべきマナーがいくつかあります。

複数の学生が並んで座ったとき、服装や身だしなみに違和感があると際立ってしまいますので、集団面接では特に細心の注意を払いましょう。

寒い時期であれば、着てきたコートは建物に入る前に脱いで腕に掛けて持ちます。

面接開始時にコートを畳んでカバンの上に置くのが一般的なマナーです。

スーツを新調すると、ポケットやベントの部分に糸が付いていることがありますが、これは仮縫いの糸ですので必ず取っておきましょう。

男性のスーツのボタンは全て閉めてしまわず、一番下は外しておくのが一般的な着こなしです。

集団面接では先頭の学生が入室時にノックをしますが、その回数にも注意が必要です。

2回の場合、「トイレノック」と呼ばれ失礼にあたりますので、ノックは3回にします。

入退室の際に1人ずつ「失礼します」と挨拶をしますが、このとき一礼は挨拶の後にしましょう。

「失礼します」と言いながら同時に一礼するのは誤りです。

全員が入室するまで椅子の前に立ち、「お掛けください」などのひと声が掛かるのを待って椅子に座ります。

これらのマナーはごく基本的なものですが、集団面接では他の学生と並んだとき落ち度があると際立ちやすいので、個人面接のとき以上に注意が必要です。

集団面接での第一声「自己紹介」のコツをつかもう

集団面接では、必ずと言っていいほど最初に自己紹介の時間が設けられます。

学生が自分の言葉で話す第一声となりますので、面接担当者の印象に残りやすい場面です。

多くの場合、はじめに「大学名、学部学科、氏名をお願いします」と話すべき項目を指定されます。

できるだけ端的に、はきはきと答えましょう。

1分程度を目安に、などと目安が伝えられているのであれば、その時間内に収まるように意識しましょう。

自己紹介は自己PRではありませんので、他の学生に配慮せず長々と自己PRを始めてしまうのは良くない印象を与えます。

きちんと話を聞いていたのか、コミュニケーションを図ることのできる人物なのか、といったことを疑われてしまいかねません。

他の学生よりも目立って個性をアピールしようとするあまり、奇をてらった発言をするのもやめておきましょう。

むしろ集団面接では、問題なく受け答えができるバランス感覚のある人物と思われたほうが好印象を与えます。

自分が自己紹介するとき以外にも、他の学生の自己紹介にきちんと耳を傾けることで、自分のことで手一杯ではないことを伝える効果が期待できます。

自己PRは集団面接の山場

自己PRは、集団面接の中で自分を最も強くアピールできる場面と言っていいでしょう。

面接の重要な山場ですので、面接担当者が「もっと詳しく聞いてみたい」と感じるような話し方・伝え方をすることが大切です。

ただし、集団面接では1人あたりが話せる時間は限られていますので、前もってシナリオを考えておくなどの準備が重要になります。

「私は〇〇な性格です」と事実を伝えるだけでは会話が発展しませんが、学生時代に頑張ったことや努力した経験を織り交ぜ、ストーリーにして伝えることで印象に残りやすくなります。

まず「私の強みは〇〇です」と端的に伝えた上で、なぜそう言えるのか、体験を踏まえて簡潔に話しましょう。

さらに、その強みを仕事でどのように生かせそうかを付け加えておくと、いっそう前向きな印象を与えるはずです。

反対に自己PRでNGの行動の1つとして、自分を良く見せようと他の学生の発言を否定するといった行動が挙げられます。

自己PRでは話の内容だけでなく、話しぶりや言葉の選び方に表れる人柄も見られていることを意識しましょう。

また、自己PRで志望動機を話し始める人がいますが、自己PRは自分の長所や強みをアピールする場ですので、志望動機と混同しないように注意しましょう。

よく聞かれる質問のパターンを知ろう

集団面接には、よく聞かれる典型的な質問のパターンの質問がいくつかあります。

たとえば「志望動機」や「学生時代に頑張ったこと」は必ず答えを用意しておきたい質問です。

企業分析や自己分析の成果が問われるところでもありますので、話にくいと思うのであれば、企業分析・自己分析を今いちど行ってみるのもひとつの手です。

オーソドックスな質問以外にも、ときおり突拍子もないことを聞かれる場合があります。

「あなたを物にたとえると何ですか」「自分を表す漢字一字とその理由を教えてください」といった唐突な質問は、それぞれの学生の対応力やコミュニケーションの力を見るためのものと考えましょう。

志望動機や自分の強みと比べると、質問を予測して準備しておくことが難しいパターンではありますが、自分の長所や強みを結論として用意しておき、そこに結びつくように伝えると話しやすくなります。

集団面接では「他の学生が話している間に考える時間がある」と準備を怠る人がいますが、これはおすすめできません。

たとえ自分がトップバッターだったとしても問題なく話せるよう、核心部分となる長所・強みはあらかじめ用意しておきましょう。

集団面接用の「逆質問」を用意しておこう

集団面接の終盤には「何か質問はありますか」といったように、学生から企業側に質問する時間が設けられます。

これは「逆質問」と呼ばれており、実は意欲や強みをアピールする絶好の機会です。

たとえば、「入社前に何か準備しておくことはありますか」と質問すれば、内定をもらうのがゴールではなく働き始めてからのこともしっかり考えているという印象を与えられます。

「〇〇の資格を実務で活かすことはできますか」という質問からは、自分が持っている長所や強みをアピールする効果があります。

企業の製品やサービスについて具体的な質問ができれば、事前にきちんと企業研究をし、興味をもって応募していることが伝わるでしょう。

集団面接では他の学生と質問内容がかぶる可能性がありますので、2つ以上の逆質問をあらかじめ考えておくのがコツです。

なお、他の学生が聞いている場で面接担当者が答えづらい質問や、調べればすぐに分かる質問は避けましょう。

「離職率を教えてください」と質問されてもその場では答えづらいはずですし、企業に対して不信感を抱いているように思われる可能性もあります。

「どのような商品を扱っていますか」という質問は、企業のホームページを自分で見れば解決できることですので、その場で聞くべきことではありません。

集団面接は個人面接とはまた違ったコツや注意点があるため、1社目の準備をするとき大変かもしれません。

しかし、自分にとってのパターンが一度できてしまえば、複数の企業で応用できる点が集団面接のメリットと言えます。

集団面接を実際に受ける際は、他の学生の良いところをよく観察し、盗めるところは自分のものにしていきましょう。