専門学校の奨学金(読了時間:2分15秒)

専門学校では、各学校によって「奨学金」などの学費サポート制度が用意されています。

ただし、ひとくちに奨学金といってもさまざまな種類があり、利用できる条件なども変わってきます。

ここでは、専門学校における奨学金の内容について紹介します。

奨学金とは

奨学金とは一般に、能力のある学生に対して、金銭の「貸付」や「給付」を行う制度のことをいいます。

返済が必要なのが貸付、返済不要なものが給付といわれ、貸付の場合にはさらに「無利子」か「有利子」に分かれます。

奨学金の種類は大きく「公的機関によるもの」「民間団体によるもの」「専門学校独自のもの」に分けることができ、それぞれ以下のようなものがあります。

公的機関の奨学金

国や都道府県等が実施・運営している奨学金制度です。

民間団体によるもの

「〇〇財団奨学金」といった名称で、個人や民間団体などによるさまざまな奨学金制度があります。

専門学校独自のもの

専門学校によって内容が異なります。

利用の可否は試験の成績や、特定の資格を持っていたリすることで決まったりする場合もあります。

教育ローンとの違いは?

奨学金と似たような制度として、「教育ローン」というものがあります。

この2つの大きな違いは、奨学金が学生本人が自分名義で利用するのに対し、教育ローンは保護者名義で利用するということです。

したがって、審査対象も奨学金は本人の学力や意欲、人間性、健康状態、家計など、教育ローンは保護者の返済能力や社会的信用度などとなります。

無利子の奨学金は借りた分だけのお金を返せばよいため人気がありますが、その分、審査基準が高めとなっています。

多くの学生が利用する有利子の奨学金は、民間の教育ローンと比べれば金利は低いものが多くなっています。

奨学金のメリット・デメリット

奨学金を利用する最大のメリットは、経済面で不安がある場合にも進学が可能になるということです。

奨学金制度を利用すれば、せっかくなりたい職業や目指す将来があるのに、「お金がないから学べない」という思いを諦める必要がありません。

「できるだけ親や家族に負担をかけずに専門学校で学びたい」と考えている人も、奨学金を利用しているケースがあります。

また、奨学金の場合、有利子のものでも教育ローンに比べると金利が低いため、後々の負担を少しでも減らしたいという人にも向いています。

一方、デメリットといえる点としては、返済は比較的長期間になるということが挙げられます。

専門学校への入学直後から卒業までの2年間~4年間程度、毎月一定の額を借りていくと、卒業後は何年にもわたって、ときに10年以上も返済を続けなくてはならなくなります。

そのため、働きながら返済を続けることがプレッシャーに感じてしまったり、その期間は貯金に回すお金が減ってしまったりする可能性もあります。

奨学金の利用については、メリット・デメリットなども含めて志望する専門学校に相談してみるのもよいでしょう。

特待生制度について

奨学金制度とは別に「特待生制度」が用意されている専門学校があります。

奨学金制度は、経済的理由によって利用できることが多いですが、特待生制度は成績優秀で熱意があるという観点から利用できるのが一般的です。

特待生に選ばれると、学費が一部あるいは全額免除となるなどのメリットがあります。

大学生では、学生の約2人に1人が奨学金を利用しているというデータもあり、それほど奨学金制度はメジャーなものとなっています。

「お金を借りる」ということに抵抗感がある人もいるかもしれませんが、上手に活用すれば、進学後も安心して卒業を目指し、希望の道へ進むことが可能になります。

専門学校によって用意されている奨学金の内容は異なるので、気になる人はぜひ調べてみてください。