「ロハ」とは

「ロハにする」という言葉を会話の中で聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

でもこれって、どういう意味なのか、ご存じですか?

今回は「ロハ」の意味と使い方についてお話します。





「ロハ」の意味は

「ロハ」とはずばり、無料を意味する「ただ」のこと。

「ただ」を漢字にすると「只」。これを分解するとカタカナの「ロ」と「ハ」になるから、「ロハ」なのです。

「ロハ」は大正時代から昭和初期にかけて流行した若者の言葉遊びから生まれたもの。

それが現代でも使われ続けているなんて、意外に生命力の強い言葉といえます。

「ロハ」を使った具体的な会話

それでは、「ロハ」はどのように使われるのでしょう? 具体例をみていきましょう。

「ロハ」を使った会話例1

「ごめん、ロハでやってくれない?」

長いこと取引のある親しい業者さんに、どうやら何かの作業を無料でやって欲しい、と頼み込んでいるようなシチュエーションです。

「ロハ」はおおむねタダにしてほしい方から相手に対して使う言葉です。「お客さん、ここはロハにしますよ」というのはあまり聞いたことがありません。

「ロハ」の会話例 その2

「どれもロハとは行かないようだ。なかにはこちらが被るものもある。気をつけよう」

どれもこれもタダだと思っていると、思わぬ所で多く支払わなければならないこともあるので気をつけましょう、ということのようです。確かに「タダほど高い物は無い」と言います。

「ロハ」は金銭に関わる口語です。公式な文書などでお目にかかることはまずありませんし、公文書で使うのははばかるべき言葉と言えそうです。

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この記事のまとめ

「ロハ」は「タダ」「無料」であることがわかりました。

昔から日本人は語呂合わせや落語のオチのような話や言葉が大好きです。今もこうして息づいているということは、その言葉の由来を知ると「腑に落ちる」からではないでしょうか。

とはいえ、金銭に関わる言葉ですので、口語とは言え軽々に使うのは禁物。使い方にはくれぐれもご注意ください。

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