内定辞退の対策まとめ(読了時間:5分21秒)

内定をもらった会社に入社しない場合、内定を辞退する必要があります。

入社して欲しいと言われているにも関わらず断るわけですから、相手の企業に対して失礼のないよう十分に注意しなくてはなりません。

内定辞退のしかたや注意すべきポイントについて見ていきましょう。

内定辞退の理由をどう伝えたらいい?

内定辞退を申し出た場合、よく聞かれることの1つに辞退の理由があります。

内定辞退の連絡を入れる前に、辞退の理由を考えておくようにしましょう。

よくある理由として「他社から内定をもらった」「自分の適性から判断した」「別の職種に進むことにした」などがあります。

これ以上の詳しい理由を伝える必要はありませんので、自分の状況に一番近いものを選んで伝えればいいでしょう。

面接で「御社が第一志望です」と言ってしまった場合、他社の内定を理由に断りづらいと感じる人もいるかもしれません。

しかし、就活を通じて企業の志望順位が変わることは十分あり得ますので、あまり気にする必要はありません。

反対に、その場で説得さえて考え直すよう促されそうな理由は、辞退の理由としてふさわしくありません。

「仕事内容で分からない点があったため」「入社してやっていけるか不安になったから」といった曖昧な理由は、辞退を決断する決定的な理由にはならないので、避けるようにしましょう。

内定辞退はいつまでならできる?期限は?

内定辞退の連絡はできるだけ早くするべきですが、他社の選考状況によってはすぐに決められないこともあるでしょう。

内定辞退のタイミングとしては、内々定が出た月内にしておくのが企業にとって最もダメージが少なくて済みます。

この段階であれば、まだ採用選考を継続していることもあるため、辞退者が出たら追加で内定を出せばいいからです。

常識の範囲で辞退のリミットとなるのは、内定式の前まででしょう。

内定式を終えたら、企業側も「この学生は入社する」と思っていますので、事後の辞退は大きく予定を狂わせることになります。

法律上、内定は雇用契約にあたりますので、雇用契約を解約する場合と同じように辞退の2週間前に申し出ればいいことになっています。

反対に2週間を切ってから辞退すると、入社する会社と辞退した会社との二重雇用の時期が発生してしまい、問題があります。

よって、法的には2週間前までに辞退すればよいことになりますが、企業側の都合を考慮すると、せめて内定式前までには辞退の連絡をしておくべきと言えるでしょう。

内定辞退の電話をかけるときの伝え方

内定辞退の連絡は、まず電話で伝えるのがベストです。

電話であれば、採用担当者など伝えるべき相手にきちんと伝わったことが確認できます。

メールだけの場合、本当に読まれているのかどうか確認できないこともありますので、メールを送るのであれば電話を一本入れた後にしましょう。

電話で内定辞退を申し出る場合、担当者につながったら率直に「大変恐縮ですが、内定を辞退させていただきたい」と伝えましょう。

採用担当者は多くの業務を抱えている忙しい人が多いので、本題ではない話を長々とすべきではありません。

内定辞退の理由を聞かれるケースが多いはずですが、「他社から内定をいただき、そちらに入社することに決めました」「自身の適性を改めて考えました結果」といった伝え方で問題ありません。

他社の内定を理由に辞退する場合、どこの会社に入社するつもりなのかと聞かれたとしても、詳細を開示する義務はありません。

最後に、せっかくいただいた内定を辞退することとなったことに対し、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちを伝えましょう。

内定辞退のメールを送るときの書き方

内定辞退のメールを送る場合は、大学名、学部、氏名をまず書き、誰から送られたメールなのか明確にします。

その上で、「誠に恐縮ではございますが、貴社の内定を辞退させていただきたく、ご連絡差し上げます」と率直に述べましょう。

また、辞退するからには「自身の適性を改めて考えた結果、別の企業とご縁を感じましたため」といった、辞退の理由をも書き添えるべきです。

内定辞退の理由に関しては、たとえば「より魅力的な仕事内容の会社が見つかったため」といった書き方をするとかえって失礼にあたりますので、簡潔に述べることが重要です。

「説明会や面接に貴重なお時間を割いていただいたにも関わらず、このようなお返事となりましたことを心よりお詫び申し上げます」といった、お詫びの気持ちも必ず伝えましょう。

末尾に「末筆となりますが、貴社の今後のご発展とご活躍をお祈り申し上げます」と書き添えます。

辞退する会社だからこそ、失礼のないようていねいな対応を心がけるようにしましょう。

内定辞退のお詫び状を送るときの書き方

内定承諾書を送った後に辞退する場合や、知人・親戚などの紹介による内定を辞退する場合、お詫び状を送ったほうがいいでしょう。

お詫び状の文面は、「このたびは誠に勝手ながら、内定を辞退させていただきたくご連絡申し上げます」とまず結論を述べます。

そして、「就職活動を通じて自身の適性を改めて考えました結果、他の企業とのご縁を感じました」と辞退の理由を簡潔に書きましょう。

その上で、「選考に多大なお時間を割いていただいたにも関わらず、このようなお返事を差し上げることとなり大変申し訳ございません」とお詫びの気持ちを述べます。

最後に「末筆となりましたが、貴社の今後のご発展ならびにご多幸をお祈り申し上げます」と結びましょう。

お詫び状として送るわけですので、相手の企業名や担当者名に誤りがないか十分に確認し、失礼を重ねることのないように注意します。

また、柄入りの便せん・封筒を使ったり、横書きで本文を書いたりするとカジュアルな印象になってしまいます。

必ず無地・白色の便せんを使い、文字は縦書きで書くのが正式です。

内定承諾後に辞退することは可能?

内定承諾書や入社誓約書を提出後に辞退することは可能なのか、不安に感じる人も多いことでしょう。

結論から言えば、内定承諾書やそれに類する書類を提出後、辞退することは可能です。

内定承諾書や入社誓約書に法的効力はありません。

ただ、承諾書を返送した時点で、企業側は入社日に向けて準備を進めているはずです。

企業に多大な迷惑をかけることをしっかりと認識し、ていねいな対応を心がけましょう。

また、内定辞退の決心が固まった時点で、できるだけ早く連絡するようにしましょう。

内定辞退を申し出たら呼び出されることはある?

内定辞退の連絡を入れた際、来社を指示されることはまずありません。

企業側も辞退者が一定数出ることは想定した上で内定を出しているはずです。

ごくまれに、辞退を申し出たことで呼び出される場合がありますが、多くの場合、どうしても欲しい人材なので引き留めたいという意図があります。

実際に伺って話を聞いてみると、熱心に説得されて考えが変わる可能性もないわけではありません。

ただ、説得されたとしても入社する可能性のないことが明らかであれば、丁重にお断りしましょう。

なお、もし呼び出しがあった場合、行く・行かないを明確に返答しましょう。

行くと言っておきながら姿を見せないのは、企業に対して大変失礼にあたることです。

社会人としてあるまじきことですので、行くつもりがないのであれば毅然とした態度でお断りしましょう。

就活では複数の企業の選考が同時並行で進むのが普通ですので、内定辞退についても「よくあること」です。

内定辞退に対して、必要以上にナーバスになる必要はありません。

企業に対して失礼のないよう、マナーに気をつけて辞退の意思を伝えるようにしましょう。