働き方派遣社員と契約社員の違い(読了時間:2分23秒)

派遣社員と契約社員。どちらも正社員でないことは知っている人も多いと思いますが、両者は似たようで異なる働き方をする労働者です。 どちらを選ぶかによって、雇用契約の結び方から仕事内容、待遇、また将来的なキャリアアップにも違いが出てくる可能性があります。 決してどちらが良い、悪いということではありませんが、自身に合った働き方を選ぶことは、日々やりがいを感じながら働いていくためにとても大切なことです。 今回ここでは、派遣社員と契約社員それぞれの特徴をみたうえで、メリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

派遣社員の特徴

派遣社員とは、派遣会社(派遣元)に登録をし、派遣会社から紹介された派遣先で仕事をする就業形態のことをいいます。

派遣社員として働きたい人は、希望の勤務時間や休日、仕事内容、勤務地、また自身が持っているスキルや資格などを事前に派遣会社に登録することで、条件に見合った仕事を紹介してもらうことができます。

派遣社員は、派遣会社と契約を結ぶことで、派遣会社の社員として扱われます。給料の支払い、有給休暇の管理、社会保険の手続き等も雇用主である派遣会社が行い、派遣先の企業はあくまでも仕事の指示命令をする立場になります。

契約社員の特徴

契約社員とは、一般的に雇用期間が契約によって定められている労働者のことをいいます。

契約社員は、就業先の会社と直接労働契約を結びますが、一回の雇用期間は「6ヵ月」や「1年」程度であることが多く、その契約期間が満了となれば、同じ会社で働くことはできなくなります。

労働契約法では、一般的な仕事に就く契約社員の契約期間は最長で「5年間」と定められています。

もし5年間を超えて反復更新される場合には、契約社員が申し込むことで、契約期間の定めがない働き方に転換することができます。

ただし、契約社員は基本的に正社員のように定年までずっと働き続けるということは難しく、あくまでも決められた期間だけ働くという前提で仕事をします。

両者の違いを見てみよう

派遣社員と契約社員の最も大きな違いは、就業先と直接契約にあるか否かという点です。

契約社員は実際に仕事をする会社と直接契約を結びますが、派遣社員の場合はあくまでも派遣元となる派遣会社と契約をし、派遣されて別の会社へ仕事をしにいくという形になります。

このほかにも、細かな面ではさまざまな違いがあります。代表的なことを取り上げてみます。

給料

派遣社員:時給制
契約社員:月給制

交通費

派遣社員:別途支給はされないことが多い(時給に含まれている)
契約社員:別途支給されることが多い

賞与(ボーナス)

派遣社員:基本的になし
契約社員:支給される場合もある

有給休暇

派遣社員:派遣会社の待遇に準じる
契約社員:就業先の待遇に準じる

指揮命令系統

派遣社員:派遣先の会社
契約社員:直接雇用されている会社

契約期間満了後

派遣社員:派遣会社から他の仕事を紹介される場合がある
契約社員:自分で新たな仕事を見つける必要がある

どちらにもメリット、デメリットがある

就業する会社と直接労働契約を結ぶ契約社員は、重要な業務や高度なスキルが必要な業務も任されることが多く、スキルアップを目指す人には派遣社員よりも適しているといえそうです。

実際、会社から能力や適性があると認められた場合には、何度か更新を繰り返すうちに、契約社員から正社員へ登用されるケースも見受けられます。

一方、派遣社員は派遣先となる企業にとっては雇用しやすいため、求人数が非常に多くなっています。

たとえば正社員で就職するのは厳しい大手企業などでも、派遣社員としてであれば比較的簡単に働けることもあります。

また、勤務時間や休日など譲れない条件が多く、それに見合った仕事を探したいという場合には、派遣社員のほうが働きやすいと感じるかもしれません。

今回は派遣社員と契約社員の違いを見てきましたが、正社員を含め。どのような働き方にもメリットとデメリットのどちらもがあります。 大切なのは、自分自身がどのような働き方をしたいかということです。自身が最も重視したいのは給料なのか、安定性なのか、それとも勤務時間や休日などの自由度なのか。こうした点をよく考えたうえで、適した働き方を選ぶことをオススメします。