「午後一」とは

「午後一」という言葉も「朝一」と同様、よく使うビジネス用語のひとつ。この言葉の意味と使い方を見て行きましょう。




「午後一」の意味は

「午後一」はすべて訓読みで「ごごいち」です。

意味は「午後、一番に」、つまり「午後、仕事を開始したら一番に」という意味になります。

「朝一(あさいち)」が朝一番という曖昧な表現であるのと同様、午後一もはっきりしない時間を示した、大雑把なくくりの言葉だといえます。

「午後一」の時間はいつ?

それでは「午後一」の時間とは、正確にはいつになるのでしょう?

こちらの言葉もビジネスの慣習上、何となく時間帯も理解しているような気になっていました。あえて正確な時間を問われても、はっきり言えないものです。

一般的に、企業の多くは昼食と昼休みがだいたい1時間ほどとなっています。

サービス業の中には昼休みは一斉に取ると言うよりは、シフトで時間をずらしてとったりすることが普通です。

今回はこうした場合はあえて考慮せず、あくまでも一般論で考えて行きましょう。

一般的に始業時間が午前9時頃からとすると、昼食・休憩時間は12時から13時まで。

となると、「午後」は13時から定時終了時間までにあたります。したがって、「午後一」は13時の午後のスタート直後、となります。

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「午後一」を使った具体的な会話

「午後一」もよく使われているので、聞き流してしまうことがよくあります。

発話の冒頭に出てくることが多いので、聞き逃さないようにしたいものです。

「午後一」を使った会話例

「午後一でA社に電話する用事があるので、会議には遅れます。電話が終わり次第、会議に出席します。」

どうやら午後のミーティング開始時刻前に、A社に電話をしなければならないようです。

電話を午後一番にしたのには理由があります。昼食時に電話をするのは基本的にビジネスマナーに反しているからです。

相手の都合を優先することが第一。自分の都合ですべてを動かそうとするとトラブルの元になります。

ビジネスでは臨機応変が大切です。優先すべきは何なのか、瞬時に判断することが大切です。

この記事のまとめ

「午後一」は午後の業務開始直後であることがわかりました。「朝一」と同様、ビジネスでは暗黙の了解があり、「午後一」もまた特に語らずとも互いに了解されていることなのかも知れません。

とはいえ、「できるビジネスマン」ならば、身内との会話ならまだしも取引先などに「明日の午後一にお伺いします」という言い方はすべきではありません。

時間は正確に明示する、これがビジネスマナーの基本です。

「午後一」もまた、社内で使うビジネス用語として理解した方がよさそうです。

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