介護福祉士になってよかったこと・悪かったこと
私は幼い頃から介護福祉士を目指していて、24歳の時に介護福祉士になることができました。
そこから5年半弱働きましたが、働いてみてさまざまなことを感じました。
今回は介護福祉士になってよかったこと・悪かったこと、この2つについてお話しさせていただきます。
なぜ介護福祉士を目指したのか?
私は3歳ごろから両親が共働きで家におらず、保育園から帰宅した私の相手をしてくれたのは同居していた祖父母でした。
祖父母は孫である私のことをとても可愛がってくれ、遊びや食事などすべての面倒を嫌がることなくしてくれていました。
そんな祖父母のことが大好きで、いつしか祖父母のような高齢者の方と関わる仕事に就きたい!と思うようになっていました。
小学生になり介護福祉士という職業があることを知り、自然と将来は介護福祉士になることを決めていました。
高校卒業後は福祉系大学に進学し、介護福祉士の資格取得後、介護福祉士にはならず障害者支援施設で生活支援員として働きました。
しかし働いているうちに自分には高齢者分野のほうが向いているかもしれない、と感じることが多々あり、高齢者施設への転職を決め介護福祉士になりました。
介護福祉士になってよかったこと
介護福祉士になってよかったことは、トラブルが起きた際、冷静に対応することができるようになったことです。
現場では予期せぬトラブルが頻発する時があります。
その際落ち着いて対処しなければなりませんが、回数を重ねるうちに何か起きても慌てず冷静に対処できるようになりました。
これは私生活でも活きていて、子供が何かしてしまった時も落ち着いて行動できています。
ほかにはコミュニケーション能力が上がったことが挙げられます。
利用者様と会話をしたり、ボディタッチなどの触れ合いをしていく中でスキルが上達し、自然な雰囲気で会話ができるようになりました。
これは職員同士の会話の中でもスキルが活かされていて、年々話をする職員が増えていき仕事自体が楽しくなりました。
介護福祉士になって悪かったこと
逆に介護福祉士になって悪かったことは、夜勤で生活リズムが崩れ体調が優れない時が増えたことです。
夜勤明けの翌日は必ず1日休みがありますが、その1日でリズムが回復することはありません。
それを月5回程度繰り返していると、慢性的に疲れやすくなったり、疲れが取れないと感じるようになりました。
前日夕方から翌朝まで働くということは、想像以上に体に負担を掛けてしまうのです。
また腰痛にも何度かなり、コルセットをしながら仕事をこなしたこともあります。
どうしても移乗やオムツ交換などで腰に負担が掛かりやすくなってしまっており、知らず知らずのうちに痛めていることが多かったです。
腰が痛いと日常生活にも支障をきたしてしまい、運転中や歩行時など、痛んでつらかった時もありました。
よかったこと
・トラブルが起きた際冷静に対処できるようになった
・コミュニケーション能力が上がった
悪かったこと
・夜勤で体調が優れないと感じる時が増えた
・腰を痛める機会が増えた
憧れだった介護福祉士になって、よかったこと悪かったこと両方を感じ現場のリアルを見てきました。
それでも介護という仕事は私には魅力的で、子供が大きくなったらまた介護福祉士になりたいと考えています。
世間ではきつくて大変な仕事というイメージが強いですが、その反面やりがいや利用者様との触れ合いも楽しいと感じることのできる職業です。
この記事が少しでも介護福祉士を目指す方の参考になれば幸いです。