介護士をしていて嬉しかった事ベスト5
ただ単に介護士は良い職業です。やりがいがあります。
そう言われるだけでは、具体的にイメージしづらいと思います。
今回は、私が働く中で実際に経験した、介護士をやっていて嬉しかった出来事を5つランキング形式でご紹介します。
第5位
第5位はご利用者のご家族の特別な感謝の言葉です。
多くのご家族は普段から「いつもお世話になっています。」とか「ありがとう。」と声を掛けてくださいます。
その中でも「施設で見てくれたお陰で救われました。」や「父のあんな笑顔見たことないわ。」などの普段は言われない特別な言葉を頂いた時は、介護という仕事の素晴らしさを一際感じる、誇らしい瞬間です。
第4位
第4位は在宅復帰に繋げれた瞬間です。
私が働く施設、介護老人保健施設はリハビリをして家に帰ること、いわゆる在宅復帰がメインの施設です。
リハビリ職だけでなく、介護職も簡単なリハビリを手伝ったり、ご利用者自身でできる事はして頂いたりと、リハビリ職と連携を取ったケアを行います。
そしてリハビリの結果、在宅復帰を果たしたご利用者を見ると、とても大きな充実感に包まれます。
第3位
第3位は考え抜いたケアが成功した時です。
認知症には帰宅願望や徘徊、介護拒否、暴言、不眠など、様々な症状があります。
これらの症状があるご利用者に対して、介護士は日々、症状へのケアを他の職種やご家族と相談して考えます。
上手くいかないケースも沢山ありますが、考えたケアがバッチリはまり、ご利用者が穏やかに過ごされるようになるケースもあります。
我々のケアでご利用者に安心して生活して頂けることは、介護職冥利に尽きます。
第2位
第2位はご利用者からの不意の一言です。全く思いもよらない瞬間に遭遇すると「介護士をやっていて良かった。」と思うことがあります。
長年生きて来られた人間力は凄まじく、核心を突く言葉を頂く事があります。
介助者優先のケアになった際の「自分のことばっかりや。」仕事がつらい時に言われる「お兄ちゃん大丈夫?」など、自分の価値観を大きく変えて頂けるありがたいお言葉です。
第1位
第1位は滅多に話さないご利用者が話された時です。
認知症の影響で喋りたくても言葉が出てこないご利用者がおられます。
そのご利用者に普段から話しかけ、コミュニケーションをとっていると、極稀に話されることがあります。
単純に声を聞けた嬉しさ。話すことができる能力を維持されていた喜び。
タイミングや言葉を選び喋って頂ける方法を見つけた達成感。
とても貴重な瞬間です。
いかがでしたか?楽しそうと思って頂けたでしょうか?
個人的には介護老人保健施設で働く介護士らしいランキングになったと思います。
ランキングを見て介護士に興味が出た方は、ぜひこちらの業界に来て下さい!
介護士らやりがいも楽しさもある仕事です。