大学職員の仕事内容を紹介(キャリアセンター編)
あなたは、大学のキャリアセンターに行ったことがありますか?
キャリアセンターでも多くの大学職員が仕事をしています。
就職実績というのは、大学にとって大切な要素のひとつです。
今回は、キャリアセンターの大学職員に注目してみましょう。
キャリアセンターでの主な仕事
キャリアセンターには毎年、たくさんの学生が訪れます。
しかし、実はキャリアセンターを訪れるのは学生だけではなく、企業や役所の採用担当者や大学の卒業生なども出入りしています。
大学職員がキャリアセンターで行っている主な仕事は次の3点です。
・企業・役所等の採用担当者と面談
・学生への模擬面接・就職活動支援
・卒業生の就職先調査
キャリアセンターでの仕事を理解することで、大学職員の仕事内容への理解がより深まります。
それでは順番に見ていきましょう。
企業・役所等の採用担当者と面談
日本企業の多くは、政府が定めた就職活動の解禁スケジュールに合わせて、一括新卒採用をしています。
そのため、多くの企業は各大学のキャリアセンターにいる就職支援担当者と面談を行い、学生の様子をヒアリングしています。
大学のキャリアセンター職員も企業が求める人物像などについて、ヒアリングを行い相互に情報共有をしています。
学生たちがスムーズに就職活動を始めることができるよう、事前ガイダンスなどもキャリアセンターが行うため、企業の採用担当者へのヒアリングは欠かすことができません。
学生への模擬面接・就職活動支援
キャリアセンターでは、学生への就職支援を行っています。
過去のOB・OGが残してくれた就職活動記録を案内したり、模擬面接を行ったりします。
そのため、キャリアセンターで働く大学職員には幅広い企業理解が求められます。
私たち大学職員も民間企業担当や公務員担当など、いくつかの担当に分かれて調査・分析・対策を行います。
キャリアセンターで働く大学職員は日々の経済動向を常にチャックして、自ら調べ学び続けることが求められます。
卒業生の就職先調査
キャリアセンターの業務は学生たちの就職対策をして終わりではありません。
毎年の卒業生の就職先について、次のような観点で分析をします。
・出身学部との相関関係はあるか
・過去の推移と比較してどうか
・就職率はどのように改善したか
毎年の就職実績は、文部科学省への調査回答に使用したり、オープンキャンパス、入学説明会などで広く利用されます。
大学の就職実績は、お子さんの大学進学を検討する親御さんにとって、強い関心事のひとつでもあるため丁寧な分析を行います。
自ら仮説を立てて、検証することが好きな方には、非常にやりがいのある仕事です。
キャリアセンターで働く大学職員の仕事について紹介しました。
まさに、就職活動を頑張ろうとする学生や悩みを抱えた学生が相談に訪れる部署のため、学生のサポートをしたい方には非常におすすめの職場です。
私、大学職員トキも自分にできることを活用して、学生のサポートをしています。
大学職員への就職を目指す方のためのサイト「大学職員になる」の運営もその一つです。
ぜひ、参考にしてみてください。
大学職員になる:https://www.university-staff.site