大学職員に求められる能力と仕事で関わる人々
大学職員に求められる能力とはいったいどんな能力でしょうか?
読み解くヒントは大学職員が仕事で関わる人々を想像してみることです。
まだ、あまり知られていない大学職員の仕事について考えてみましょう。
大学職員が仕事で関わる人々
大学職員が仕事で関わる人を想像したときにあなたはいくつ思い浮かびますか?
大学職員が仕事で関わるのは教授や学生だけではありません。
日頃から関わる人々は次のような人たちです。
・教員
・学生
・保護者
・業者
・OB/OG
・地域の方々
・企業や市役所
思っていたより多くの方々と接しているのではないでしょうか。
たくさんの人と仕事で関わるということは、それぞれ考え方や背景が異なる者同士が、話し合いで物事を進めていくということです。
「相手には相手の都合があり、自分の都合もある」
そんな状態で話し合いをしながら意思決定をしていく必要があります。
大学職員に求められる能力
たくさんの人々と仕事をする大学職員に求められる能力はどんな能力でしょうか?
私、現役の大学職員トキが感じる「大学職員に必要な能力」は次の3つです。
・人と調整する能力
・挑戦する能力
・正確に物事を進める能力
まず、大切なのが「人と調整する能力」です。
私たち、大学職員の仕事は、一人だけで完結するものはひとつもありません。
同僚や教員にお願いをしたり、交渉をすることが必要な場面もたくさんあります。
「どうすれば、相手が納得してくれるか?」と、常に相手を考えながら仕事をしています。
次に、必要なのが「物事に挑戦する能力」です。
大学で研究をしている教員は常に、新しい学問への研究を続けています。
私たち、大学職員も同じく、大学をよりよくするための挑戦をしていかなければいけません。
伝統を守りながら、新しいことに挑戦するバランスが大切です。
さいごは、「正確に物事を進める能力」です。
大学職員は、仕事で事務作業をする場面もあります。
たかが事務作業ですが、基本的な仕事を正確にこなしてこそ信頼が生まれるものです。
大学ってどんな職場?
私たちが働く大学は「多様性そのもの」です。
大学にはいろいろな考え方をする人々が集まり、全員が異なる背景や事情を抱えています。
そんな環境で学生たちは学び、教員は研究をしています。
私たち、大学職員は多様性の大学という職場から、毎日、新たな学びを受け続けていますが、同時に大学に新たな価値を提供する側に立たなければいけません。
教員には教員の、大学職員には大学職員の還元の仕方がいくつもあります。
それぞれの強みを十分に発揮して、よりより大学を創りあげていきたいと思います。
大学職員に必要な能力について紹介しました。
まさに、大学という職場は学びの連続です。
・学生時代にもっと勉強しておけばよかった。
・いまになって学びの大切さを痛感している。
という方には、他の職業にない経験をする機会が待っています。
私、大学職員トキも「もっと大学業界にたくさんの人を呼びたい」という想いで、大学職員を目指す人のためのサイト「大学職員になる」を運営しています。
皆さんと一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。
大学職員になる:→https://www.university-staff.site