男性ヘアメイクとしてこの仕事を選んだ理由とは?
なぜ男性がヘアメイクのお仕事に携わるようになったのか?
もともとメイクに興味などあったのか?
男性目線で捉えたリアルストーリーをお伝えします。
はじめに
初めて会う方や親しくなった人に自分の職業を告げると、ときどき「えっ?」という顔をされる時があります。
2021年になりましたが、まだまだこのように感じる方は意外と多いものです。
やはりメイクのお仕事は一般的に見て、まだまだ女性のお仕事のように感じる方も少なからずいらっしゃいます。
そうは言っても、10年前や20年前に比べて男性メイクアップアーティストも増えてきて、驚かれることもだいぶ少なくはなってきました。
初回はなぜ男性である私がメイクアップのお仕事をするようになったのか?
その経緯についてお伝えしていきます。
高校生時代
学生時代の私はメイクにはそれほど興味が無く、どちらかと言えばヘアスタイルにとても興味がありました。
音楽が好きなこともありミュージシャンの方のヘアスタイルを真似たり、どのようなヘアサロンでこのようなスタイルが出来るのかがとても気になってきました。
キッカケ
学校の文化祭で自分の友人がバンドでヴォーカルを担当することになりました。
友人曰く、
「お前ヘアスタイル作るのが得意だったよね、、俺のヘアを作ってくれない?」
と突然言われました。
「えっ、俺が!?」
「そう、お前得意だったよね?」
「出来るか分からないけどやってみるよ!!」
確かこのような会話だったと思いますが、友人のヘアスタイルを文化祭で作るはめになってしまいました、、。
この時の気分は嬉しさ半分、不安が半分というところでしょうか。
文化祭当日のヘアスタイリング
いよいよ文化祭当日がやってきました。
友人のバンドの打ち合わせが終わり、いよいよヘアスタイルを作り上げていくのですが、なかなか自分が思うようにスタイリングが出来ず、焦りがだんだんと濃くなってきました。
出番が近づいてきた頃にやっと仕上がりましたが、自分が思い描いていたのと余りにも違ってしまったので、内心不満だらけでした。
パフォーマンス本番
いよいよ友人のバンドの登場です。
ステージでのパフォーマンスは自分が思っていた以上にカッコよく、つくったヘアスタイルもステージ上では様になって見えました。
間近で見るのと、離れたステージ上で見るのとでは、こんなにも雰囲気や印象が違うものだという事が実感できました。
そしてその時初めて、将来はミュージシャンやパフォーマー、演者などのヘアメイクのお仕事をやりたいな~と漠然と思うようになりました。
もしこの時の経験が無かったら、もしかしたら今の職業には就いていなかったかもしれません。
美容学校へ進学
高校を卒業後は、親の反対を押し切って美容学校に進学することを決めました。
学校では美容全般の知識(学科)と国家試験に受かるための実技、またそれ以外の美容に関する様々な実技を学びました。
やる事なすことすべてが真新しくて、素敵な学校生活を送ることが出来ました。
その時は着付けも教えていただきました。
ここまでは自分がこの業界に入るきっかけや転機、学生時代に感じたことについてお伝えしてきました。
<まとめ>
①はじめに
②高校生時代
③キッカケ
④文化祭当日のヘアスタイリング
⑤パフォーマンス本番
⑥美容学校へ進学
次回は仕事を実際に始めて感じたことやエピソードを、率直にリアルにお伝えしていきます。
お楽しみにしてください!!