信用金庫での女性営業のメリット・デメリットとは?
近年、信用金庫や、その他の金融業界でも女性の営業職が増えているようです。
私が信用金庫で女性の営業職として体験してきたメリット・デメリットをお伝えすることで、信用金庫の女性営業職ってこんな仕事だということがこれから目指す方のご参考になればいいなと思います。
信用金庫での女性営業の仕事とは?
信用金庫での営業職の仕事内容についてですが、朝から夕方まで顧客のところを回り、集金したり、預金の満期管理、保険や国債などの預かり資産の契約、融資の契約などをします。
基本的に女性の営業職も、男性の営業職と内容もノルマも給与も同じです。しかし、私が営業として勤務していた時に、男性の営業職との違いを感じていたことがたくさんあります。
信用金庫で女性営業職として勤務することで感じたメリット、デメリットについて書いてみたいと思います。
信用金庫での女性営業職のメリットは?
女性営業職のメリットは、何よりも、お客様に受け入れてもらいやすいというところにあると思います。
信用金庫の営業は、時には新規開拓として、アポ無しで個人の家を訪ねることがあり、お客様がどんな悩みがあるか、必要としていることはないか、聞きだすことから始まります。↩
しかしそれは容易なことではなく、玄関先でインターホンを押しても、その場でドアも開けてもらえず断られることがほとんどです。
物騒な事件も多いご時世なので仕方のないことですが、ここで、女性営業職では比較的警戒されず話を聞いてもらえる印象です。
日中、面談できる方となると主婦の方も多く、同性の方がやはり安心するとよく言われましたし、一度男性上司2人組と女性営業2人組で新規開拓をした時は、圧倒的な差で女性営業の組が話を聞いてもらえたということもありました。
また、女性目線での意見が聞きたいとお客様に指名を受けることがありました。
信用金庫では保険なども扱っているため、女性特有の病気の特約などについて相談されたり、頼っていただけることもありました。
女性ならではのお客様との接し方ができることは女性営業職の強みだと思います。
信用金庫での女性営業職のデメリットは?
女性営業のデメリットはなんでしょう。
まだあまり女性の営業が少なく、私が営業に配属されたばかりの時にはこんなことがありました。
古くからのお客様には、女性は窓口の印象が強く、ずっと男性が担当していたのに女性の営業担当者になった時、ないがしろにされているのではと受け取る方がいました。
私がいた支店はお客様には職人気質の方も多く、特に初めて女性が回る地区には、かなり会社側も気を遣っている印象でした。
近年は女性の営業職が増えているので、あまりお客様にもギャップはないかと思いますが、最初はお客様もとまどいがあったようです。
またどうしても女性が単独で活動するとなると、防犯上対策は必要です。現金を預かることもあるので、事件に巻き込まれたりしないように、私がいた会社では男女とも
防犯ブザーは必ず携帯し、夜は女性単独での外交はNGで、必ずペアで回ることが決められていました。
近年では金融機関もさまざまな理由から集金は極力しない方向になってきているようですが、大事な個人情報を扱う仕事なのは変わらないので、最大限の対策は必要だと思います。
女性が営業でまわるということは体力的にも精神的にも大変なこともありますが、女性だからこそお客様の力になれることも多々あると感じていました。
お客様から頼りにされることは、仕事のやりがいにつながりますし、経験を積み重ねることは仕事のキャリアアップにもつながります。
信用金庫で女性営業職を検討されている方には、ぜひチャレンジしてみてほしいです。きっと自分の成長にもつながると思います!