転職サイトは、だれでも気軽に登録してみて大丈夫です。むしろ、転職を少しでも考えている状態で登録しておいてゆっくり情報収集するのがおすすめです。
この記事では、転職サイトに登録する際の注意点や使い方をまとめています。
転職サイトはとりあえず登録してOKです
転職サイトは登録だけしておいても大丈夫なのか?と登録する前は不安になると思います。
結論から言えば、「登録だけしておいて全く問題なし」です。
転職サイトは登録した後に放置でも大丈夫
転職サイトは登録だけしておいても、完全無料です。少しでも転職する可能性があるなら登録しておいて損はありません。
なぜなら、「転職したい!」という気持ちになったときに、登録から始めるとなると情報収集に時間がかかるから。
今の職場には満足しているけど、ゆくゆくは転職も考えている、というくらいで登録しておいて、じっくり情報収集をしておくのがおすすめです。
自分のキャリアを見通して、転職活動を意識している方が、日ごろから仕事への取り組み方が変わってきます。
はじめに登録するなら、リクナビネクストもしくはdodaがおすすめ。
リクナビネクストは転職する人の8割が利用している王道の転職サイトです。転職活動の始め方・進め方など役立つコンテンツも多いです。
dodaはリクナビネクストに次ぐ大手転職サイトで、リクナビネクストと併せて利用することで求人の取りこぼしがなくなります。(求人によってはリクナビ・dodaどちらかにだけ掲載されていることがあります。)
2つのサイトを空き時間に見ておくと、転職活動をスムーズに始められるでしょう。
転職サイトに登録しても会社にはばれません
転職サイトに登録したら、会社にばれるんじゃないかな?と考える人も多いと思いますが、転職サイトに登録しても、特定の会社からは見えないようにするブロック機能があります。
在職の会社名を入力するので不安かもしれませんが、「この会社には自分のプロフィールを見せません」という設定ができます。安心して登録して大丈夫です。
実際、多くの人が仕事をしながら転職活動をしていますよ。
求人情報を見るだけであれば、会社名の登録が不要のことも多いので、気軽に登録してみてください。
転職サイトと転職エージェント、どちらも使うべき
転職サイトで転職に関する情報を集めて、いざ転職活動を本格的に進めるぞという段階になったら、転職エージェントにも登録しましょう。
転職エージェントとは、サポートしてくれる担当者と一緒に転職活動を進めていけるサービスで無料で利用できます。
転職エージェントでサポートしてもらえることの例
- 応募書類の添削
- 未公開求人の紹介
- 面接対策
- 面接の日程調整
- 年収交渉
転職サイトから求人を探して応募すると、自分ですべて転職活動を進めなくてはいけません。一方、転職エージェントなら無料で手厚いサポートを受けられます。
転職サイトと転職エージェントの違いを図にすると以下の通り。
転職エージェントでは、転職サイトには公開されていない非公開求人を紹介してもらえますから、選択肢を増やすことができます。
非公開求人は、転職サイトに公開すると応募が殺到してします、企業の戦略上公開できないといった理由があるので、優良求人も多く自分にぴったりな求人が見つかる可能性もあります。
転職エージェントは以下から2~3つ登録しておいて、自分に合うところを見つけるのが転職成功のカギです。
おすすめの転職エージェント(PR)
- リクルートエージェント:業界最大手。非公開求人を含む20万件の求人があるので選択肢を増やせる。
- JAC Recruitment:ハイキャリア層向け。外資系や大手企業への転職を中心にサポート
- type転職:東京にしか拠点がないので地方は対応していないが、ITの転職に強い。
転職サイトと転職エージェントの違いについては以下の記事もどうぞ。
転職エージェントと転職サイトの違いとは? 転職に有利なのはどっち?
転職サイトの使い方と注意点
転職サイトは登録する前に知っておきたい注意点をまとめました。登録してから失敗に気が付くと、会社にばれてしまうかもしれないので、ぜひ読んでおいてください。
転職サイトの登録に使うメールアドレスに注意
転職サイトの登録に使うメールアドレスは、会社用はNG。理由は2つです。
会社用メールアドレスを転職サイトに登録してはいけない理由
- 転職サイトから大量のメールが来て仕事のメールが埋もれてしまうから
- 転職活動中であることを社内の人に知られてしまうかもしれないから
会社用のアドレスに設定してしまうと、転職サイトから毎日たくさんメールが届いて不便なだけでなく、社内の人から見られてしまうかもしれません。
会社の人に転職活動をしていることが知られると、気まずい思いをすることになるので、転職先が決まるまでは知られないようにしましょう。
プライベートで普段使用しているメールアドレスとも分けておくことが望ましいです。転職用に1つ無料のアドレスを作成するほうが管理が楽なのでおすすめです。
転職サイトに登録したら知らない電話番号からの電話に注意
転職サイトに登録すると、転職エージェントから電話がかかってくることもあります。
会社の人と一緒にいるときに、うっかり電話に出てしまうことのないように注意しましょう。
知らない電話番号からの電話には出ずに、後で検索してみてください。たいていの転職エージェントからの電話番号の情報は検索結果に出てきます。
転職エージェントからの電話だった場合は折り返せば大丈夫です。
転職サイトに登録する電話番号は、会社用の携帯電話の番号にしないように注意してください。
転職サイトに登録する職務経歴書に注意【会社にばれないように】
転職サイトに職務経歴書を登録する際に、詳細に仕事内容を書きすぎると個人が特定できることもあります。
在職中の会社ブロック機能の設定をしっかり確認しつつ、職務内容を書くときには詳しく書きすぎないという気持ちも大事です。
職務内容を書かなすぎると、あなたの強みが転職エージェントや企業担当者に伝わらず、スカウトが来なくなることもあるのでさじ加減が難しいところです。
不安であれば、転職エージェントから求人を紹介してもらうほうが安心です。
また、すぐに転職活動を始めるつもりがないなら、転職サイトのスカウト機能をオフにしておくこともできます。
スカウト機能をオフにすると、転職エージェントや企業の担当者からはあなたの情報が見れないようになります。
転職サイト、どれに登録すべき?
転職サイトには登録しておいて、情報収集するのが良いですが、転職サイトの数が多すぎて選ぶのが大変。
この章では、登録しておくのにおすすめの転職サイトを紹介します。
リクナビネクスト|転職した人の8割が使う転職サイト
リクナビネクストは日本最大級の転職サイトで、転職した人の8割が使っています。
大量の求人から条件を絞って検索できるほか、次のような機能があります。
- 求人の検索・お気に入りで管理・応募
- 職務経歴書や履歴書の作成
- 企業や転職エージェントからのスカウトを待つ
- グッドポイント診断で強みがわかる
- 転職に関する情報「転職成功ノウハウ」が読める
リクナビネクストのサイトで応募書類の作成ができ、ボタン一つで応募までできるのが便利です。
まだ転職活動をするか迷っている人も、「グッドポイント診断」で自分の強みを発見できる本格的な診断を受けることができて今後のキャリアに生かせます。
リクナビネクストについて詳しく知りたい人は以下の記事もご覧ください。
doda|転職イベントも!情報収集に最適
dodaは登録すると無料の転職イベントやセミナーに参加でき、効率よく転職情報を集められます。
- 転職のイベントに参加できる
- 地方を含めて求人情報が豊富
- 転職エージェントの機能も使える
- 年収査定・キャリアタイプ診断など面白いコンテンツも
dodaは地域別にもかなり細かい条件で検索ができるので、都市部はもちろん地方在中で転職活動を進めている人にも使いやすいです。
また、dodaに登録すると転職エージェントの機能も併せて使えます。気軽な相談から受け付けてくれるので、初めて登録するにはおすすめ。
dodaのサイト内には、すぐに転職する予定ではなくても面白くて役立つコンテンツが多いです。
例えば、「年収査定」であなたの適正年収がわかったり、「キャリアタイプ診断」で向いている企業の社風や働き方がわかったり。
dodaについて詳しく知りたい人は以下の記事もご覧ください。
dodaの特徴・使い方まとめ【転職イベントも!情報収集に便利なサイト】
ビズリーチ|登録に審査あり!ヘッドハンターからスカウト
ビズリーチは、登録に審査があるハイクラス層向けです。年収750万円以上の求人を扱っています。
登録しておいてヘッドハンターや企業の採用担当者からスカウトを待つという転職サイトとも転職エージェントとも異なる転職サービス。
詳しくは以下の記事でまとめています。
下記に当てはまる人は登録してみると、どのようなスカウトがどのくらい届くのかで転職市場での自分の価値がわかります。
ビズリーチに登録がおすすめの人
ビズリーチは有料プランがあり、本格的に転職活動を進める際には検討してみると良いでしょう。いったんは無料で登録しておいて、審査に通過できるか、スカウトが届くかを確認するのに使うのがおすすめです。
リクルートダイレクトスカウト|リクルートが運営するハイキャリア向け
リクルートダイレクトスカウトはリクナビネクストと同じくリクルートが運営している、ハイキャリア層向けのスカウト転職サービスです。
公式サイトによると、リクルートダイレクトスカウトを使って転職した人の平均年収は900万円以上なので、非常にハイレベルな転職サービスであることがわかります。
リクルートダイレクトスカウトは同じくハイレベル向けのビズリーチと比較されることが多く、違いをまとめると次の通りです。
リクルートダイレクトスカウトとビズリーチの比較
リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | |
料金 | 完全無料 | 有料プランあり一部無料。 2980円/月・4980円/月 |
登録審査 | なし(誰でも登録は可能) | 審査あり |
公開求人数 | 約6万件 | 10万件以上 |
ヘッドハンターの数 | 1,834名(2019年7月時点) | 2,500名以上 |
企業からの面接確定スカウト | 無し | あり |
顧問求人スカウト | あり | なし |
スカウトへの返信 | 可能 | 面接確約スカウトのみ無料で可能 |
企業側の負担 | 求職者が無料な分、採用企業の負担は大きい | 一律70万円 |
リクルートダイレクトスカウトは完全無料で利用でき、審査も特にないので、とりあえず登録しておいて気長に自分に合う求人を探す、という使い方もできます。
もっと詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
リクルートダイレクトスカウトの特徴は?【無料でヘッドハンターからスカウト!】
転職サイトの登録|まとめ
転職サイトは、とりあえず登録しておいて大丈夫。完全無料ですし、ブロック機能を使えば会社にばれることもありません。
本気で転職したい、と思う前に早めに転職活動の情報は集めておきましょう。「転職」という選択肢を常に持っておくことでキャリアプランを考えることができます。
転職サイトには、自己分析の機能や転職活動の進め方など、読んでいるだけでも転職活動の情報が得られます。
気軽に登録してみましょう。
今回紹介した転職サイト(PR)
- リクナビネクスト:転職した人の8割が使う転職サイト。
- doda:情報収集にぴったり。転職イベントも。
- ビズリーチ:登録に審査あり。ヘッドハンターからスカウトを受け取れる
- リクルートダイレクトスカウト:リクルートが運営するハイキャリア向けの転職サービス