リクルートダイレクトスカウトはどんな転職サービスなのか。

一言でいうなら、ヘッドハンターからのスカウトを受け取れる無料転職サービスです。

年収600万円以上の人をターゲットにしていて、求人の多くが年収800万円以上です。

この記事では、リクルートダイレクトスカウトの特徴とビズリーチとの比較、登録する際の注意点をまとめています。

リクルートダイレクトスカウトの特徴は?無料で使えるスカウト型転職サービス

リクルートダイレクトスカウトの大きな特徴は次の3つです。

リクルートダイレクトスカウトの特徴
  1. リクルートが運営するスカウト型転職サービス
  2. 求人は年収800万円~がメインのハイキャリア層向け
  3. 無料で質の高いサービス【ビズリーチと比較】

リクルートダイレクトスカウトはリクルートが運営する、ヘッドハンターと求職者のマッチングをするサイトで、完全無料で利用できます。

いったん登録すれば、あとはヘッドハンターからのスカウトを待つだけです。

年収600万円以上の人は登録しておいて損はありません。

リクルートダイレクトスカウトの特徴1.リクルートが運営するスカウト型転職サービス

リクルートダイレクトスカウトは、誰もが知るリクルートが運営している「スカウト型の転職サービス」です。

リクルートが運営している他の転職サービスと区別しましょう。

リクルートが運営する転職サービス

リクルートダイレクトスカウトは転職サイトや転職エージェントとは異なり、ヘッドハンターからのスカウトを待つ転職サービスです。

リクルートダイレクトスカウト自体が転職のサポートをしてくれるわけではなく、ヘッドハンターと求職者を結ぶための場を提供している、という点には注意しましょう。

職務経歴書を見たヘッドハンターがあなたへのスカウトメールを送ります。多い人だと1日50件以上のスカウトを受け取れることもあります。

なお、求職者がヘッドハンターを検索してアプローチすることもできます。

リクルートダイレクトスカウトの特徴2.求人は年収800万円~がメインのハイキャリア層向け

リクルートダイレクトスカウトでは、ヘッドハンターからのスカウトを待つだけではなく、ハイレベルな求人を検索することもできます

扱っているメインの求人は年収800万円以上、5万件以上の求人から検索可能です。

登録しなければ社名は見ることができませんが、求人の情報を見ることはできます。
リクルートダイレクトスカウトで求人検索をしてみる

求人検索の条件には「年収600万円」が最低ラインとなっていて、これを下回る求人は基本的にはありません。

リクルートダイレクトスカウト公式サイトによると、リクルートダイレクトスカウトを使って転職した人の平均年収は900万円以上です。

年収2,000万円までのハイレベルな求人がそろっており、ポジション指定なので求人の入れ替わりのサイクルが早く、求められる能力も高いのが特徴です。

リクルートダイレクトスカウトの特徴3.無料で質の高いサービス【ビズリーチと比較】

リクルートダイレクトスカウトと似たスカウト型の転職サービスにビズリーチがあります。

リクルートダイレクトスカウトは完全無料ですが、ビズリーチは機能を全部使うには有料会員登録が必要となっています。

リクルートダイレクトスカウトとビズリーチの比較

リクルートダイレクトスカウト ビズリーチ
料金 完全無料 有料プランあり一部無料。 2980円/月・4980円/月
登録審査 なし(誰でも登録は可能) 審査あり
公開求人数 約6万件 10万件以上
ヘッドハンターの数 1,834名(2019年7月時点) 2,500名以上
企業からの面接確定スカウト 無し あり
顧問求人スカウト あり なし
スカウトへの返信 可能 面接確約スカウトのみ無料で可能
企業側の負担 求職者が無料な分、採用企業の負担は大きい 一律70万円

リクルートダイレクトスカウトは完全無料で利用できるので、長期的に転職活動を進めたい人には向いています。

ビズリーチは審査に合格しなければ登録できないので注意しましょう。

リクルートダイレクトスカウトの特徴として「顧問求人スカウト」という機能があります。会社の顧問として経営などへのアドバイスをしてほしい、という場合です。

役員クラスや退職した人等を対象としています。

ビズリーチは有料ですが、ヘッドハンターの数が多く、企業からも直接スカウトを受けられるなど、メリットがあります。

ビズリーチの特徴は以下でまとめているので、併せてご覧ください。
ビズリーチの特徴は?登録に審査があるハイキャリア向け!

まずはリクルートダイレクトスカウトとビズリーチの無料プランに登録しておいて、転職活動を本格的に開始する際に、ビズリーチの有料会員になるかを検討するのが良いでしょう。

リクルートダイレクトスカウトはこんな人に向いている

特徴を踏まえたうえで、どんな人がリクルートダイレクトスカウトに登録したほうが良いかを解説していきます。

年収600万円以上でより高収入な仕事への転職を目指している

リクルートダイレクトスカウトで登録時に入力する、現在の年収の最低ラインが600万円です。

すでに年収が600万円を超えているのでしたら、リクルートダイレクトスカウトに登録しておくべきです。

会員登録することで、年収800万円~1,000万円の公開求人を検索・応募することができるようになります。

いったん登録してしまえば、ヘッドハンターからのスカウトを待てばOKです。仕事をつづけながら転職活動をしたい忙しい人にもぴったりなサービスといえます。

ヘッドハンターからスカウトを受けてみたい、自分の市場価値を知りたい人

今すぐに転職する予定はないが、自分の市場価値を知っておきたいという人はリクルートダイレクトスカウトがおすすめです。

どの程度ヘッドハンターからスカウトを受け取れるか、ヘッドハンターから提示される求人の質はどうか、といった点を確認することができるからです。

リクルートダイレクトスカウトはビズリーチと違って、無料かつ登録審査もないので気軽に登録できます。

他の転職エージェントに満足できなかった人

他の転職エージェントから提案された求人に満足できなかった人は、ヘッドハンターが持っている非公開求人を受け取れるようにリクルートダイレクトスカウトに登録してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントごとに非公開求人を持っていますが、リクルートダイレクトスカウトに登録しているヘッドハンターは他社が持っていない優良求人の場合もあります。

ハイキャリア層に特化しているリクルートダイレクトスカウトだからこそ受け取れる、ハイレベルな求人があります。

リクルートダイレクトスカウトに登録するとき気を付けたいことは?


リクルートダイレクトスカウトは万人向けではありません。

登録するなら知っておきたい注意点をまとめました。

誰でも登録はできるが、経歴によってはスカウトが来ない可能性も

リクルートダイレクトスカウトは、だれでも無料で登録はできます。ただし、上述の通りハイキャリア層向けのサービスなので、以下に当てはまる人にはスカウトを受け取れない可能性があります。

  • 未経験で新しい職種にチャレンジしたい人
  • まだ経験の浅い第二新卒
  • 正社員経験のない人
  • 短期間で転職を繰り返している人

上記にあてはまる人は、若手の転職に強いマイナビエージェントや、幅広く求人を扱っている最大手のリクルートエージェントに登録した方が、希望に合う求人を見つけられます。

面接確約のスカウト機能はない【一球入魂スカウトとは?】

ビズリーチは企業から直接、社長・役員面接の確約スカウトがありますが、リクルートダイレクトスカウトには面接確約スカウトの機能はありません。

企業からの直接スカウトの機能もないので、ヘッドハンターとまずはやり取りすることになります。

その代わり、リクルートダイレクトスカウトでは、「一求入魂スカウト」(一球入魂スカウト)という特別なスカウトメールを受けとることがあります。

ヘッドハンターが「ぜひ、あなたに求人を紹介したい!」と熱意をもって送ってくるメールですから、面談して話を聞いてみましょう。

職務経歴書をしっかり記入する

リクルートダイレクトスカウトでスカウトを受け取るためには登録する職務経歴書をしっかりと仕上げる必要があります。

どんなに実績があっても、リクルートダイレクトスカウトでヘッドハンターがあなたのことを知るツールは職務経歴書だけだからです。

スカウトメールがあまり来ないな、と思ったら職務経歴書をブラッシュアップしましょう。

リクルートダイレクトスカウトでは職務経歴書へのアドバイスを受けられないので、以下で紹介する転職エージェントで添削してもらうのも手です。

ほかの転職エージェントも併用する

リクルートダイレクトスカウトはスカウト型の転職サービスなので、面接対策や職務経歴書の添削といったサポートは転職エージェントよりも充実していません。

また、スカウトを待たなくてはならない分、転職エージェントを利用するよりも時間がかかります。

リクルートダイレクトスカウトに登録するのであれば、ハイキャリア向けの以下の転職エージェントとビズリーチも併用して転職活動を進めるのがおすすめです。

  • ビズリーチ:スカウト型の転職サービス。企業から直接スカウトも。有料プランあり
  • JAC Recruitment:ハイキャリア層向け転職エージェント。外資系や大手企業への転職を中心にサポート
  • ランスタッド:外資系・日系グローバル企業に強い転職エージェント。オランダに本拠地がある
  • リクルートダイレクトスカウトの特徴|まとめ

    リクルートダイレクトスカウトの特徴は次の3つです。

    リクルートダイレクトスカウトの特徴
    1. リクルートが運営するスカウト型転職サービス
    2. 求人は年収800万円~がメインのハイキャリア層向け
    3. 無料で質の高いサービス【ビズリーチと比較】

    リクルートダイレクトスカウトは年収800万円~の求人が中心のハイキャリア向けで、登録しておくとヘッドハンターからのスカウトを受け取ることができます。

    同じくスカウト型の転職サービス「ビズリーチ」とは違い、登録に審査はなく、完全無料で利用できます。

    無料でヘッドハンターからスカウトを受けたい人、すぐには転職しないけど情報を集めておきたい人におすすめです。