作業療法士は人生のサポーターになれる仕事

投稿者プロフィール

作業療法士 すーみんさん

30代前半(就労時) 女性経験:12年0ヶ月

退職済み / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
4.50
仕事内容
4.00
やりがい
5.00
働きやすさ
4.00
給料・年収
3.50
休日・待遇
5.00
成長・将来性
5.00
メッセージ

作業療法士はとてもやりがいのある仕事で、これからの時代にもAIには取って代わることのできない魅力的な職業です。

心と身体、両方にアプローチすることで、作業療法を提供する利用者さんや患者さんの人生を支えたり、人生の転機を提供することができます。

人との関わりが好きな方や、誰かの役に立ちたい、という思いが強い方は作業療法士がとても向いています。

作業療法士が関わる仕事の幅は小児~高齢者まで幅広く、精神障害や身体障害、緩和ケアなど配置される場によって求められることは変わってきます。

その幅の広さも、作業療法士の魅力です。

とても楽しい職業ですよ。

仕事内容

岐阜県にある総合病院で勤務していました。

急性期治療から回復期、デイケアなど同一法人でさまざまな業務を行っていたため、私自身もいろいろな経験ができました。

脳卒中、骨折、内科疾患などにより身体機能が低下してしまった方に、リハビリを行います。

理学療法士が起立や歩行などの動作を中心にアプローチするのに対し、作業療法士は日常生活動作(トイレ・着替え・入浴など)をリハビリで練習します。

自宅に元気に帰れるようなお手伝いをしていました。

また、認知症がある方には手作業(塗り絵や工作など)を行い、認知機能面への対応もしていました。

なるには

私は4年制の国立大学で作業療法を学びました。

国立大学の定員が少ないため、受験勉強は努力しました。

国家試験の合格率は全体で概ね7~8割とされており、まじめに取り組めば決して難しいものではありません。

暗記する点も多いので、勉強時間はそこそこ必要になります。

学校によっては試験対策の時間を作ってくれることもあるので、みんなで一緒に取り組めば大丈夫です。

やりがい

片手が麻痺してしまい、もう料理はできない、とあきらめていた女性。

作業療法の時間に包丁で野菜を切る練習をしたり、実際に料理を作る練習をしてスタッフみんなでその食事をいただいたりしました。

だんだんと自信を取り戻し、不自由ながらも料理ができるようになって笑顔で退院されていきました。

病気やケガであきらめてしまった夢や日常を取り戻されたときの笑顔は、私たち作業療法士の喜びとなります。

退院後、外来通院の際に「こんなことができるようになったよ」など報告しに来てくださる方も多く、励みになっていました。

つらいこと

総合病院での勤務は、次々に新しい患者さんが担当になります。

対象となる疾患の幅も広いため、豊富な知識が必要で、常に勉強をしていく必要があります。

ときには患者さんの回復への期待にプレッシャーを感じることもありました。

また、起き上がりや立ち上がり、トイレ動作の練習など、介助に力を要することも多くあります。

小柄で細めな私はその点で苦労したこともあります。

給料・年収

勤続12年程度で年収450万程度 手取り20~23万でした。(当時30代前半)
年間休日は120日 週休2日(土日勤務ありシフト制)
育児休暇取得可能。
育児休暇後、3歳の誕生日までは時短勤務が可能でした。

恋愛・結婚

病院内での恋愛結婚をされる方が多かったです。(私は別職種の人と結婚しました。)

中には医師と恋愛や結婚をする人もいます。

勤務体系や、勤務内容が職場によって様々なので、子育て中でも自分に合った職場を探すことで継続して働けます。

一旦退職しても、国家資格があるので再就職もしやすい職業で女性にもおすすめです。

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