理学療法士は大変さもあるがやりがいのある仕事です。

投稿者プロフィール

理学療法士 リエさん

30代後半 女性経験:14年0ヶ月

現職 / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
4.00
仕事内容
3.50
やりがい
4.50
働きやすさ
3.50
給料・年収
3.50
休日・待遇
3.50
成長・将来性
3.50
メッセージ

理学療法士はとてもやりがいのある仕事です。

担当させていただく患者様の機能回復にむけてのサポートをさせていただく仕事ですので、特に回復期のリハビリでは患者様との二人三脚、ともに目標にむかって数か月のリハビリを行います。

退院後の生活を見据えながら、患者様のもつ潜在能力・回復能力を最大限に引き出すお手伝いをしていきます。

少しづつ機能回復し、できなかったことができるようになり喜ばれている姿をみると、「この仕事をやっていて良かった」と心の底から感じます。

対人コミュニケーションが苦手な方には不向きですが、人の役に立ちたい、サポートしたいという想いのある人にとっては非常にやりがいのある仕事になると思います。

仕事内容

病院勤務(回復期病棟)では、5~6名の担当患者をもち、だいたい1単位(60分)のリハビリを提供します。

整形外科疾患や中枢神経疾患の患者が多く、それぞれの病状にあわせて身体機能評価を行い、リハビリプログラムを立案します。

日々の治療(リハビリ)の中でも常に評価をしながら、仮説・検証を行っていく作業を繰り返します。運動機能面の回復状況にあわせてリハビリプログラムも変更しながらすすめていきます。

基本的動作(寝返り・起き上がら・座位・立ち上がり・立位保持・歩行)の回復にむけてのアプローチが主ですが、患者の目標に合わせて実際の移乗動作や入浴動作や更衣動作・トイレ動作などの動作練習も行っていきます。

上肢の骨折や麻痺のある患者に対しては肩~手にかけてのリハビリも行います。

身体のすべての筋・骨格系、神経系の知識が必要になります。

訪問リハビリ業務でも、提供するリハビリテーション内容は、病院勤務の場合と大きく違いはありません。

病院内では、急性期・回復期・維持期など、それぞれの特色がありますが、最も回復が期待されているのが回復期リハビリです。

やりがい

一番のやりがいは、患者様の回復を間近でサポートさせてもらえること、その回復の喜びを共に分かち合うことができることです。

数か月間、患者様と二人三脚でリハビリに取り組むことで、信頼関係も構築されます。

相手のために力を尽くすことで、その想いが伝わります。

病棟では患者様のリハビリの時間以外の過ごし方なども大切で、個別で自主練習メニューを作成してお渡しすることも多々ありますが、非常に喜ばれます。

患者様の身体機能の回復にむけて自分に何かできるのかを考え、行動し、それが効果と結びついた時にはとてもやりがいを感じます。

そして「あなたに担当してもらえてよかった。」「ありがとう。」と言っていただけることに、こちらも「信頼していただき、担当させていただきありがとうございました。」と感謝の想いでいっぱいになります。

単にスキルや専門性があるというだけでは勤まらない職業であると感じています。

患者様の不安な気持ちや頑張りたいという想いに寄り添いサポートできる「心」のある理学療法士でありたいと心がけています。

つらいこと

病院勤務では、患者さんの移乗動作や歩行介助など、重労働になる場合もあります。

腰痛持ちの理学療法士も多いです。

訪問リハビリで重度の患者さんを車椅子に移乗させることが多く、背中を痛めてしまい、実際に背骨の痛みがなくなるまで数か月かかりました。

自分の体を守るための体の使い方も工夫していく必要があります。

向いてる人

専門職としてだけでなく、まず「人」として相手の想いに共感し、寄り添うことができる人に向いている職業です。

また、想いだけでなくスキルや知識も必要な仕事ですので、専門性に磨きをかけるために学び続けることができる方にも向いています。

給料・年収

育児短時間勤務中で 1日6時間の勤務で月の手取りが17万円程度です。

本人給が118,000円、職能給が87,440円、資格手当41,000円、住宅手当10000円、技術手当10000円、欠勤控除ー59220円で トータル207220円の支給額となります。

そこから諸々の保険料や税金、互助費などが控除されて、手取り171246円程度となります。 

産休に入る前にフルタイム勤務していた時が、22~23万円程度の手取りがありました。 

昇給はあまり望めませんが、主任や科長など役職がつけば、収入は大きくアップします。

就職・転職

病院勤務だけではなく、訪問看護ステーションやクリニック、通所リハビリ施設や老健・特養・デイサービスなど、就職先はたくさんあります。

病院で勤務してきた知識や経験を、地域・福祉の現場で活かしていくこともできます。

最近は自費リハビリ施設などに勤務している理学療法士も増えています。

理学療法士の資格に加えて、ケアマネージャーの資格や住環境ディネーターの資格などを取得する人も多く、転職の幅が広がります。

ケアマネの資格があれば、地域包括支援センターなどに就職して理学療法士の資格を活かしつつケアプラン作成などの業務にも携わることができます。

恋愛・結婚

結婚後も仕事を続けることが可能です。

産休育休制度も普及しており、復帰後も子どもが3歳になるまでは時短勤務で働くことができり職場が多いです。

不安な場合は、就職時に確認しておくと良いかと思います。

子供が生まれてからは、子供の体調不良などで急な欠席をすることもありますが、同僚にサポートしてもらいながら仕事を続けることができています。

急な欠席は担当している患者様にも迷惑をかけることになりますが、代わりの理学療法士が代行というかたりでリハビリにあたってくれるので安心です。

日頃からの信頼関係があれば、患者様も理解を示してくれるかと思います。

\お役に立ちましたらクリックお願いします!/