理学療法士はやりがいはあるけれど、未来について不安がある。

投稿者プロフィール

理学療法士 カナイダさん

30代前半(就労時) 男性経験:10年0ヶ月

退職済み / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
3.50
仕事内容
3.50
やりがい
4.00
働きやすさ
3.50
給料・年収
3.00
休日・待遇
3.50
成長・将来性
3.00
メッセージ

理学療法士は患者さんから直接「ありがとう」と言ってもらえ、1日1日がとても充実した時間を送れる職業です。

様々な理由から目指すことになると思いますが、金銭的にはおすすめはできません。

体をケガすると続けることも難しいこともあります。

私は理学療法士として10年働き、現在は医療事務の管理を行っています。

同法人からリハビリテーション課から異動するように話を持ち掛けられた人間です。

現在のほうが給料は高いです。35歳ですが年収500万円ほど。

ただ、事務側は裏方なので、患者さんと直接関わる医療の表舞台は違うやりがいがあったと感じています。

仕事内容

福岡県の整形外科病院で急性期(手術後)のリハビリテーションや、同法人の整形外科クリニックで外来リハビリテーションを行い、その後東京の整形外科クリニックで外来のリハビリテーションを行いました。

福岡の施設では新卒で入社したこともあり、最初は学校と現場で必要な知識の違いに戸惑いがあり、日々勉強しながら先輩を追いかけていました。

2年ほどして少しずつ自分のリハビリテーションが確立され、後輩の指導や他部署との連携も委員会を通じて行うことができ、自分の存在を確立することができていました。

急性期リハの後に外来のリハビリテーションを経験した後、東京のクリニックへ転職し、そこではリーダーとしてリハビリのチームをまとめていました。

やりがい

たくさんの「ありがとう」を患者さん・家族からかけられました。

リハビリは患者さんが主人公。ただ、ドラマであるような感動的なシーンだけではありません。

怪我をして手術後など、時には精神的に追い込まれて弱い自分をさらけだすこともあります。

そんな状態を受け止めることも理学療法士に求められます。

一緒に患者さんとゴールに向かってリハビリを行い、最後に「ありがとう」と感謝を言われるときは、働いていて良かったと思えます。

また、看護師や他コメディカルとのチーム医療が大切な職業なので、他の職種と協力した場合も達成感がありますね。

向いてる人

患者相手なので、相手の話をきちんと聞ける人。まずはこれが大切です。

コミュニケーションは自分が話すのが大切と思っている人は途中で痛い目にあっている気がします。

また、日々最新の知識を勉強したり、コツコツ努力する姿勢が必要です。

給料・年収

20代から30代にかけて年収は330万から380万まで少しずつ上がっていきましたが、正直給料は割にあわないと思いました。

とくに意識が高い職場だと勉強会に個人的に通う勉強会は高いもので5万~10万円ほど必要なものもありました。

恋愛・結婚

なぜか結婚は早いです。とくに男性。子持ちもなぜか多い。

結婚せずに働いている中年男性は少数派で相手は看護師か同じ理学療法士、作業療法士とかが相手には多いですね。

女性の理学療法士は出会いが少ないと聞きます。

成長・将来性

人間として成長できる職業だと思います。

相手との距離感も感覚的にとらえることができます。よく相手を観察できるようになるからだと思います。

今後の業界的な成長は見込めないと思います。

どの職場も人員が確保できているため、養成校の人数も減っています。

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