生徒と信頼関係を築き「わからない」と言ってもらうことにやりがいがある
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 2.00
- 仕事内容
- 2.00
- やりがい
- 2.00
- 働きやすさ
- 1.50
- 給料・年収
- 1.00
- 休日・待遇
- 3.00
- 成長・将来性
- 2.50
- メッセージ
-
塾講師はやりがいがある仕事に見えるでしょうが、全ての職場がそうとは限りません。
塾長の方針に依拠することが多く、もしそりの合わない塾長に当たってしまったら、なかなかうまく行かないでしょう。
私は基本的に生徒の苦手を補填しつつ、得意なことに関しては学校の進度に関係なく、どんどん進めていき、余裕を作っておくことで、生徒が友人と遊んだり、家族との時間を過ごしたり、苦手教科の成績を入試においてカバーできるような授業をするべきだと考えています。
しかし、塾長は「学校より進めるな」「学校で習っていないことはやるな」というスタンスで、得意科目の時間に一瞬で解けるような問題をひたすら解かせるのが納得いきませんでした。
学生の皆さんは、可能な限り教育方針に共感できる塾長のいる塾を選んでください。
- 仕事内容
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基本的には小学生・中学生の全科目、高校生〜既卒性の英語、国語、社会科目を担当していました。
1コマ1時間半、1人の講師が1〜3人の生徒を同時に見ることになり、交互にそれぞれ教えていくスタイルでした。
私は平社員だったので、授業のみを担当することになっていたのですが、長く勤めると保護者との面談や進路相談、本社に赴いての半期ごとの報告なども担当することになるそうです。
塾の中にはオリジナルテキストを売りつけるところもありますが、そういったものはなく、市販、または学校で指定のテキストを使うのは安心材料でした。
- なるには
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教員を志望していましたが、教育実習のあまりのハードさに挫折し、教員免許を取得せずに卒業したこともあり、塾講師になりました。
教員免許を持っていなくとも、教育学部を卒業していなくとも塾講師にはなりますが、アルバイト経験や家庭教師での経験(私の場合はこっち)があると強みにできるでしょう。
- やりがい
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やはり生徒の「わからない」が「わかる」に変わる瞬間を見れるところです。
特にやりがいを感じたのは、とても性格が良く、勉強熱心だけれども、講師に気を使ってわかったふりをしてしまう生徒と信頼関係を築き、「わからない」が言えるようになった姿を見た時です。
性格が良い子ほど、講師の解説を否定する、と深読みしすぎて遠慮してしまいます。
しかし、「塾はわからないことをわかるようにする場所だし、そもそも習ってない、または苦手な科目のことなんだから、恥ずかしくないよ」と伝え、正直に話してくれるようになったのは嬉しい瞬間でした。
- つらいこと
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同時に3人指導する際、小学校低学年の子と受験生を指導することがありました。
受験直前てピリピリしており、少しでも集中したい受験生と、勉強のやる気が無い、おしゃべりに来ているくらいの感覚の小学校低学年の生徒を同時に指導するのは非常に難しかったです。
- 向いてる人
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教育への情熱を「持ちすぎていない」人です。
意外に思われるかもしれませんが、「一人ひとりに最高の授業を!」なんて意気込んでいたら、大概教室長と意見が衝突しますし、歯向かうと冷遇されます。
「自分が教育を変えるんだ!」というドラマ主人公のような意気込みを持って挑むと、少なくとも私の場合は打ちのめされました。
- 給料・年収
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年収は新卒で280万円ほどで、驚くほど安かったです。
私は2年間勤めましたが、残業もほとんどカウントしてもらえず、安月給でした。
ボーナスが当たり前のように廃止されたのも驚きでした。「年2回、3ヶ月分ずつ」にしろとまでは言いませんが、私の勤めた塾はあたかも入社前はボーナスがあるような言い方だったので、期待を裏切る待遇の悪さでした。
しかし休みは比較的取りやすく、体力的にもハードでは無いので、体力的にしんどいと感じることは全くありませんでした。