大学職員は人間関係を大切にする仕事
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 5.00
- やりがい
- 5.00
- 働きやすさ
- 3.50
- 給料・年収
- 5.00
- 休日・待遇
- 4.00
- 成長・将来性
- 4.00
- メッセージ
-
大学職員は、学生さんの目からは、ただ座って事務作業をしているだけに見えるかと思いますが、実際はやることがたくさんあります。
学生さんや教員のサポートをする縁の下の力持ちですが、どれほど忙しくても、学生さんや教員と接する時には、慌ただしさを見せずに時間があるように振舞います。
立ち居振る舞い、丁寧さ、正確さ、対人関係を特に大切にする職場ですので、不特定多数ではなく、一人ひとりを大切にする人間関係を大切にしたい人にはピッタリの職業かと思います。
- 仕事内容
-
総合大学の事務職員で、1年目は教務課に、2年目以降は国際センターに勤務しておりました。
教務課では教員サポートを担当し、国際センターではTOEIC試験の開催や、海外の提携大学とのやり取り、交換留学生サポート、外国人教員や客員教授のサポートをしておりました。
- なるには
-
外国語が好きで、大学ではフランス語を専攻しました。
もともとフランス語を使える仕事ができたらいいなぁと漠然と考えておりましたが、商社でバリバリ働いている自分の姿は想像できませんでした。
教育関係に興味があり、教職をとっていたことと、当時はフランス語検定試験2級、英検2級、TOEIC690点しかなかったのですが、「まぁまぁ出来る」と思ってもらい、採用されたんだと思います。
- やりがい
-
せっかく大学で外国語を勉強しても、日本にいる限り外国語を使う場面はあまりありません。
ですので、学生達がいつでも外国語を話せる場を設けたいと思いました。
最初は上司に断られましたが、外国人教員たちの根回しもあって、無事に「外国語しか喋ってはいけないサロン」が作られ、そこに外国人教員を雇い、学生さん達が自由に出入りできるようになりました。
交換留学生との交流の場にもなりました。
- つらいこと
-
どこの職場でもあることだとは思いますが、職場での人間関係で疲れることがありました。
やっかみ、妬み、といったものが原因で、年上の女性たちに皮肉にからかわれることがありました。
それを機に、大学院に入り、後々はフランスに派遣されましたので、終わり良ければ総て良し、です。
- 向いてる人
-
最初の書類審査では、字をみられていたように思います。
採用された同期生は、字が奇麗な人、字を丁寧に書く人ばかりでした。
物事を丁寧にコツコツやる人が向いていると思います。
また、最後までキッチリ取り組める人に向いていると思います。
- 志望理由
-
いずれは母親になって子育てをするのだろうと思って育ちましたから、自然と教育関係に興味を持っていました。
外国語習得にハマっていましたので、教育と外国語の両方を生かせる大学職員という仕事に就けて、本当に幸運だったと思います。
- 働きやすさ
-
静かな雰囲気で、大声で話す人もいないので、落ち着いた環境でした。
女性のお茶くみ、掃除当番など、男女の差を感じ、カルチャーショックでしたが、これも経験と思い受け入れていました。
まだまだ女性の地位は低いと思いますが、それは個々の会社のせいというよりも、日本社会全体の問題だと思います。
- 給料・年収
-
大学卒業後、2000年4月に新卒として採用され、月収は22万ありました。
ボーナスは年に3回ありました。年収は300万ぐらいだったと思います。
超氷河期と言われていた時代にこの待遇は、羨ましがられるほどでした。
- 休日・待遇
-
夏季休暇中に2週間ほどまとまった休みを取って、海外旅行に行ったりしていました。
有給も取ることが出来ていましたが、結婚したら辞めるのが暗黙の了解でした。
今は時代が変わって、結婚しても続けている女性が多くいます。
- 就職・転職
-
面接ではグループディスカッションがありました。
コミュニケーション能力と対人関係を見られていたように思います。
大学院に入って、両立が難しくなったので、退職しました。
その後は、公的機関からフランスに派遣され、通訳・翻訳・日本語教師を務めました。
- 恋愛・結婚
-
職場恋愛はよくありました。生活が安定しているという安心感があるのでしょう。
同期生も何人かが職場の先輩や後輩と結婚しました。
大学職員は、コツコツ真面目に働く人が多いので、冒険するよりも石橋を叩いて渡るタイプが多いように思います。
なので、私のように外国語を喋って海外を一人旅するような女性は、一目置かれることはあっても、恋愛対象にはなりませんでした。
- 成長・将来性
-
大学職員と言っても、様々な業務があり、私は外国語が出来るということで、教務課の教員サポートや国際センターに配属されました。
経営学部出身の同期生は会計課に配属されましたし、美人さんは庶務課の受付(!)など、適材適所に割り振られました。
なので、自分の強みを生かした成長はできると思います。
学生数の減少で、事務職員の採用も減っていると聞きますが、ゼロにはならないだろうと思います。