作業療法士の「やりがい」の経験談・口コミ
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私は、専門学校卒業後、総合病院で整形外科や脳外科、難病の患者様のリハビリを行っていました。
急性期のリハビリは、患者様の回復を目の当たりにしできることが増えていくことがやりがいに繋がっていました。
手が動かなかった患者様の手が動くようになり、ご飯が自分で食べられるようになったり、着替えができるようになったりする。
歩けなかった主婦の方が、料理ができるようになる。そんな変化を患者様とともに喜べることが達成感でした。
次に働いた訪問リハビリでは、患者様の自宅に出向き、その方が人生を楽しめるように、生活がしやすいように、仕事につながるように、より、実生活に近づけたリハビリを行うことができます。
片手で料理できるようになった方、閉じこもりだった方が買い物に行けるようになったなど、生活により密着したリハビリで生活の幅が広がっていくのを見るのはうれしい瞬間でした。
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片手が麻痺してしまい、もう料理はできない、とあきらめていた女性。
作業療法の時間に包丁で野菜を切る練習をしたり、実際に料理を作る練習をしてスタッフみんなでその食事をいただいたりしました。
だんだんと自信を取り戻し、不自由ながらも料理ができるようになって笑顔で退院されていきました。
病気やケガであきらめてしまった夢や日常を取り戻されたときの笑顔は、私たち作業療法士の喜びとなります。
退院後、外来通院の際に「こんなことができるようになったよ」など報告しに来てくださる方も多く、励みになっていました。
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仕事のやりがいは患者さまが回復する様子を一番まじかでみることができることです。
病後日々苦労している様子をまじかでみていますので、患者さまの努力や達成したときの喜びがとてもうれしく思います。
また、管理職でのありますので、職員の成長が日々見て取れることもやりがいや達成感につながっています。
一生懸命患者様に貢献しようとしている職員と働けることに日々幸せを感じています。
後輩が学会発表を成功させた際には自分の発表が成功した際よりも喜びが大きかったのを覚えています。
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患者様の生活に触れる事で、色々な価値観や人生論があることを気付かされます。
関係を築き、数ヶ月一緒に時間を過ごした患者様から『あなたが担当になってくれて良かった』と言ってもらえると、何より嬉しく励みになります。
他職種からも『あなたが担当なら安心だね』と言ってもらえるのも嬉しいです。
会うことを楽しみにしてもらえる事、別れる時に笑顔でいてくださったり、泣いてくださったりと相手の心に触れる事もとても多い仕事です。
今まで出来なかった事が訓練によって出来るようになった瞬間も嬉しいものです。
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この仕事は自分自身行ってきて、本当に人から頼りにされるところが魅力だと思います。
人から信頼され、頼りにされることで自分自身頑張ろう、よしやろう。という気持ちが湧き出てきます。
そして、最後には患者さんから「ありがとう」と言われると、やった!という達成感でいっぱいになります。
その瞬間はいつもこの仕事してきてよかったな。と心から思います。
そして、次の患者さんによりよい治療をするために自分自身努力もするので、いつまでもやりがいがある仕事だと感じています。
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1人で住んでいるまだ40代の女性の利用者さんの担当となりました。
脳梗塞後で麻痺があり、1人での歩行が難しい人です。
ですが、一緒に自宅内での歩行練習から初めて、片手でも出来るように調理訓練なども実際に行いました。
病院とは違って、実際の自宅の環境での生活リハビリが出来る事で、直接アプローチしやすいです。
今では、1人でタクシーにのって受診をしたり、買い物へ行って簡単な調理が出来るようになりました。
このように目標が達成され、その人の生活が豊かになると私もとても達成感があり嬉しいです。
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病院で働けば新卒のときは教わることが多いかと思いますが、デイだと教えることも多くありました。
資格者が少ない環境で働くので頼られることも多いです。他者に教えることで自分自身の理解を深めることができました。
また、高齢者と関わる中で、人の人生に寄り添える素敵な職種だと感じました。
その人の生きてきた過程を知り、リハビリの中にその人の好きだったことを取り入れた時、最高の笑顔をみることができました。
その人らしさを引き出すことが大切なんだなと感じました。
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一番は、患者様の「ありがとう」の一言です。
そして、社会や在宅復帰された時に共に喜び合える瞬間は、なんとも言えない充実感があります。
また、ご家族様からの感謝のお気持ちを頂いた時も 、とても嬉しく感じます。
忘れられない言葉は、患者様とご家族に言われた「あなたが担当で本当に良かった」です。