集団面接での自己紹介
自己紹介の短い時間内で、面接担当者は学生のさまざまな側面を観察しています。
集団面接における自己紹介で注意すべき点について見ていきましょう。
指示された条件・目安の時間を守る
自己紹介の前に、面接担当者から「右の方から順に、大学名、学部学科、氏名をお願いします」といったように、話すべきことを伝えられるのが一般的です。
指示された条件を守り、伝えるべき項目と順序をきちんと組み立てておきましょう。
「1人あたり2分程度で」といったように時間の目安を伝えられた場合は、その時間内に収まるように話すことも大切なポイントです。
ときおり、熱意を示そうと長々と自己紹介する人がいますが、これは他の学生への配慮が欠けているように映ってしまい逆効果です。
集団面接においては特に、伝えるべきことを簡潔・的確に伝えられる学生のほうが高く評価される傾向があります。
自己紹介は自己PRの場ではないことに注意
集団面接でありがちな失敗例として、自己紹介の中に「自己PR」を織り交ぜてしまうパターンが挙げられます。
自己紹介は面接の冒頭で行われることからも分かる通り、挨拶として行われるのと同時に、面接の本題に入ってからの話題につながるきっかけ作りの役割を担っています。
面接担当者はまだあなたのことをよく知らない状態ですので、ここで急に自身の強みをアピールし始めたとしても聞く体勢になっていません。
他の学生が自己紹介をする中、一人だけ長々と自己PRを始めるようなことがあれば、むしろコミュニケーション能力を疑われてしまう恐れもあります。
自己紹介と自己PRをしっかりと区別し、分けて考えることが大切です。
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集団面接では奇をてらわずバランス感覚を意識しよう
自己紹介では、面接担当者の印象に残るように工夫して伝えることが大切だ、と言われることがあります。
ただし、印象に残したいあまりに奇をてらうのはやめたほうがいいでしょう。
むしろ、集団面接では変に目立たないほうが印象が良いケースのほうが多いと言えます。
的確な受け答えができ、しっかりとコミュニケーションを図ることができると伝わるように意識しましょう。
また、他の学生の自己紹介はしっかりと聞き、自分のことで手一杯ではないことをアピールするのも、集団面接で好印象を与える大切な要素の1つです。
この記事のまとめ
自己紹介は、集団面接の中でも学生が最初に自分の言葉で話す機会ですので、面接担当者も大変注目しています。
話す内容はもちろんのこと、話し方や表情、振る舞いといった非言語の要素も見られていることを意識しましょう。
面接本番の前に、実際に口に出して自己紹介の練習をしておくことをお薦めします。
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