職業観って何のこと?

皆さんは、「職業観」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

言葉だけを見ると難しく感じるかもしれませんが、誰にでも「将来はこうなりたい!」「こういう働き方をしたい!」という気持ちが少なからずあるはずです。

それこそが、職業観の原点です。自分の理想の人生を考えるにあたって、自分自身の職業観と向き合ってみることは、とても大切です。

今回は、職業観について見ていくことにしましょう。





職業観って何?

「職業観」という単語を辞書で引いてみると、「職業に対していだく一定の観念」という風に書かれています。

そもそも職業とは、「会社員」「自営業」「学生」「主婦」など、「その人が生計を立てていくために日常的に何をしているか?」ということを表すものになります。

ただし、「あなたの職業観は?」という風に問われる際は、一般的に「働くこと」に対する価値観を意味する場合が多くなっています。

つまり、職業観とは「何のために働き、何のためにその仕事をするのか」とも言い換えることができます。

職業観の例

職業観といっても、その内容は人それぞれ違うものです。ここでは、職業観の例を3つ挙げてみましょう。

「私にとっての仕事は、社会貢献を通じて、人を幸せにするために行うものです。人は誰しも一人では生きていけず、お互いに助け合うことで、良い社会が実現できるものだと考えます。一人でも多くの人の役に立つために働くことで、自分自身の生きがいを見出していきたいです。」
「私にとっての仕事は、自分自身を成長させ、心身ともにより豊かな人生を送るためのものです。仕事をすることで、お金や名誉だけではなく、社会や人とのつながりなど多くのものが得られ、これこそが人生の財産になると考えています。」
「私にとっての仕事は、自分を表現しながら人に喜びを与えていくものです。自分自身にしかできない仕事をすることで、世の中に新しい価値を生み出していきたいと思います。」

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職業観を考えることの重要性

人は、なぜ働くのでしょうか?
「生活のため」というのももちろんですが、仕事は、それを通じてその人自身の「個性発揮の場」になることもあれば、「社会的役割を実現」することもできます。

たとえば、絵が得意な人であればデザイン関係の仕事に就きたいと考えるでしょうし、大きな乗り物が大好きであれば、電車運転士パイロットを目指したいと考える人も多いはずです。

また、「人の役に立ちたい」「困っている人を救いたい」という気持ちを叶えるために、医師やカウンセラーになる人もいます。

職業に対する考え方は、人それぞれ違うものです。

大切なのは、自分自身の職業観、つまり「何のために生きていくのか?」ということをしっかりと考えることです。

そうすれば、未来への道筋が明確になり、より良い人生を送ることにつながっていくでしょう。

自分の職業観を、どう考える?

では、実際に職業観をどのように考えればよいのでしょうか?

職業観といっても、決して難しく考える必要はありません。

「まだ、何をしたいかがわからない」という人もいるかもしれませんが、誰しも好きなことや嫌いなこと、楽しい気持ちになる瞬間などが必ずあるはずです。

たとえば、これまでの人生で楽しかったこと、うれしかったこと、逆につらかったこと、苦しかったことなどを書き出してみましょう。

自分自身の生き方や素直な気持ちと向き合ってみるうちに、少しずつ職業観は固まっていくはずです。

この記事のまとめ

企業の面接試験などでは、しばしば「あなたの職業観について教えてください」と問われることがあるようです。

しかし、職業観に絶対的な答えはありません。また、生きていく中でさまざまな人と関わり合い、多様な経験を積んでいくうちに、次第に職業観が変化していくのは自然なことです。

すでに働いている人、あるいはこれから将来の仕事を考えていく人も、ぜひ一度、自分自身の職業観について考えてみてはいかがでしょうか。

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