正社員とは? メリット・デメリットは?(読了時間:2分16秒)

社会に出ることを考えるとき、多くの人が「何の職業に就くか」「どんな業界で働くか」ということをまず考えますが、それと同時に「どのような雇用形態で働くか」ということも重要です。

私たちは、自らのライフスタイルや目的によって、さまざまな働き方を選択することができますが、ここではまず「正社員」の特徴やメリット・デメリットなどについて見ていきたいと思います。

正社員の定義

いわゆる「会社員」のイメージを持たれる働き方です。

正社員は法律上の用語ではないため特別な定義はありませんが、一般的には雇用期間の定めがないことを、こういいます。

つまり、正社員の場合、本人と会社は「半年」や「1年」といった短期間ではない無期の雇用契約を結ぶため、長期にわたって安定して働くことが可能です。

また、原則としてフルタイムで勤務し、勤続年数によって給料が上がっていったり、役職がついていったりすることが一般的となっています。

正社員のメリット

正社員の一番のメリットは「安定性」だといえます。

無期の雇用契約を結ぶことから、解雇に関しては厳しく制限されています。

よって、本人は長期にわたって安定して働くことができ、仕事を通じて徐々にスキルアップすることによって、昇給したり役職がついて賞与(ボーナス)に反映されたりすることもあります。

また、一般的な企業であれば、社会保険のほか、住宅手当、資格手当、扶養手当などの各種手当が適用されます。

女性であれば出産前後の休暇制度や育児中の短時間勤務が認められるなど、仕事を続けてきちんと収入を得ながら家庭も両立させやすいできる仕組みが整っていることも多いです。

そのほか、会社が定める多様な福利厚生に関しては、正社員にのみ適用されるケースも少なくありません。

正社員のデメリット

正社員のデメリットは、他の雇用形態に比べると、会社に拘束される時間が長いことや、会社が定める就業規則を厳しく守らなくてはならないことだといえます。

勤務時間や休日についてはもちろん、転勤や部署異動といった、さまざまな会社の業務命令にも基本的に従う必要があり、残業(サービス残業含む)や休日出勤を命じられることもあります。

正社員に向いている人、そうでない人

こうしたメリット・デメリットを踏まえたうえで正社員に向いているのは、まず「ひとつの会社に所属して長く働くことを重視したい人」だといえます。

給料も休日も会社によって定められているため、安定志向の人に適した働き方です。

また、正社員の場合、アルバイトやパート、派遣社員などとは異なり、会社側は「長く働き続けてもらうこと」を前提として採用しているため、会社の将来を左右するような重要な役割を任せることも多々あります。

社内で実力をつけて役職を上げていきたい人や、より大きな責任を持って働きたい人であれば、正社員として働くメリットを十分に感じられるはずです。

一方、責任をしっかりと果たすためには、残業(ときにサービス残業)をせざるを得ない場面も出てくることがあります。

アルバイトなどのように、決められた時間がきたら「帰ります」という風にはなかなかいかないのが正社員という立場です。

したがって、会社に縛られたくない気持ちが強い人や、会社の仕事以外で何か目指すものがあり、勤務時間などの融通を利かせて働きたい人などは、正社員にはあまり向いていないといえるでしょう。

ひとつの会社ではなく、さまざまな職場を経験してスキルアップしたいと考える人にとっても、正社員でない働き方を選ぶほうが都合よいことがあります。

今回は、正社員の基本的な定義や、主なメリット・デメリットを紹介してきました。

一般的に、「正社員こそ最良」と考える人は多いかもしれませんが、正社員であっても解雇されたり給料を下げられたりする可能性はゼロではありません。

何より大切なのは、まず自分自身がどう生き、どう働きたいのかということです。雇用形態の特徴をしっかりと調べたうえで、自分自身に合う働き方を見つけましょう。

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