「マター」とは
ここでは「マター」の意味と使い方を見て行きたいと思います。
「マター」の意味は
「マター」は英語で「matter」と書きます。この単語の意味は研究社・新英和辞典では
1. 問題、事柄、物事、事態
2. 困った事、厄介なこと
3. 物質、物体
とあります。ビジネスではどちらかといえば「担当業務」「事柄」程度の軽い意味で使われています。
しかしながら業界によっては特別な使い方をすることもありますので、まずは例文をつぶさにみていきましょう。
「マター」を使った具体的な会話
それではさっそく「マター」について具体的な使い方を見て行きましょう。
「マター」を使った会話例1
「これはわが省の管轄マターではないだろう。」
官僚の人たちが使っていそうな会話です。なにか問題として持ち上がっている案件があるのですが、少なくとも自分の所属する省が扱う問題ではない、ということを述べているのです。
ご覧頂いたとおり、この場合の「マター」は「問題」「事項」という意味ですね。
「マター」を使った会話例2
「部長マターをまずは最優先で当たらなくてはならないのに、今仕掛かり中の案件は締め切りが変わらないなんて、ひどい話だ。」
「佐々木さんマターなのに、なぜ私がそれをやらなくてはならないの? やる気でないです」
この場合の「マター」は「問題」、「厄介ごと」の意味よりもむしろ「担当業務」「案件」程度の意味で使われています。
前者は上長レベルの担当業務を預かったというのに、主担当者として進めている案件の締め切りがずれ込まず、当初通りなのに対して少々腹を立てているようです。
後者は、佐々木さんが扱うべき案件を、なぜか自分に振られたため、少々やる気が失せている様子が感じられます。
このように「マター」には企業の部署名や役職名、個人名のあとに直接付けて、管轄者や担当者をはっきりとさせる傾向があります。
「マター」を使った会話例3
「今期の売り上げを財務マターと戦略マターの2つから分析した結果です。」
この場合の「マター」は「事柄」です。切り口を「財務」の面からと、「戦略」の面からの2つに絞って分析したようです。
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この記事のまとめ
「マター」の使い方がお分かりいただけたでしょうか。
ビジネスでは、「案件」「担当業務」という意味で使われていることがよくわかりました。
その場合は固有名詞を「マター」の前に付けてどこが扱うのか、誰の案件であるのかを明確にする必要があります。
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